更新日: 2022.10.28 その他保険

健康を意識しながら保険をお得に活用できる? 「健康増進型保険」ってどんなもの?

健康を意識しながら保険をお得に活用できる? 「健康増進型保険」ってどんなもの?
健康への関心が高まるなかで登場してきた「健康増進型保険」。通常の生命保険と比較して、健康を意識しながらお得に加入できる点が人気を集めています。
 
しかし実際のところ、健康増進型保険とはどのようなものなのか、知らない人も多いのではないでしょうか?
 
そこで、今回は健康増進型保険のメリットやデメリット、注意点を簡単に紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高橋庸夫

監修:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

健康増進型保険って何?

健康増進型保険とは、健康状態や運動習慣などで保険料の割引や還付が受けられる仕組みの保険のことです。特約で付帯するのが一般的ですが、大別すると以下の2つのパターンがあります。

・契約後に毎年の健康診断を提出し、一定の基準を満たすことで割引を受けられる保険
・ウォーキングなど健康増進につながる運動をすることで割引を受けられる保険

一般的な保険は健康状態の告知のみで、実際に健康診断結果を提出しないケースもあります。
 
しかし健康増進型保険では、被保険者の健康状態を把握するために健康診断結果の提出が必要です。健康な人は病気にかかるリスクが低く、保険金を支払う確率が下がるため、その分、保険料を安くできます。
 
保険会社によっては、ウェアラブル機器を貸し出して、条件を満たすことで保険料が安くなる仕組みを導入しているところもあります。
 

健康増進型保険のメリット

健康増進型保険に加入する主なメリットは、以下の3つです。
 

保険料が安くなる

前述のとおり、健康増進型保険は、保険会社の定める健康基準を満たすことができれば、一般の保険に比べて保険料が安くなります。
 
「喫煙をしない」「日々運動をしている」「健康診断結果に自信がある」といった人などは、割引を受けることで、毎月の保険料の減額を期待できるでしょう。
 

健康に対する意識が高まる

健康増進型保険に加入することで、「健康を維持しよう」という意識が芽生えることもメリットの一つです。
 
日々の食生活や運動を意識していれば、健康を維持だけでなく保険料も安くなるため、一石二鳥といえます。保険への加入を機に、ウォーキングなどを始めてみるのもよいでしょう。
 

特典を受けられる場合がある

保険会社によっては、保険料の割引や還付以外にも特典を用意しているところがあります。ジムの利用料が安くなるなど、健康にかかわる特典が多い傾向です。
 

健康増進型保険のデメリットと注意点

一方で、健康増進型保険には、主に以下のデメリットや注意点があります。
 

健康でなくなると恩恵を受けられない

加入時は健康に自信があっても、途中から健康でなくなると、せっかくの健康増進型保険のメリットを生かすことができません。健康を維持できるかどうかは重要なポイントです。
 

保険料が高めに設定されている

健康増進型保険の保険料や特約保険料は、一般的な保険と比べるとやや高めに設定されているケースがあります。
 

割引や特典など比較がしにくい

健康増進型保険は、保険会社によってさまざまな種類があります。「保険料が割引になる」「還付金を受けられる」「特典が豊富」など、商品は多岐にわたるため、自分に合った保険をよく検討する必要があるでしょう。
 

健康を意識しつつお得に加入できる健康増進型保険を活用しよう!

健康増進型保険は、健康に自信があり長期で維持できれば、保険料が安くなるメリットがあります。また、保険に加入することで健康への意識が高まり、食生活や運動の見直しに役立てられることも期待できるでしょう。
 
一方で、途中で健康が悪化すると保険料が割高になるリスクもあるため、加入時にはよく保険の内容を精査する必要があります。
 
保険会社が提供する健康増進型保険を十分に比較検討したうえで、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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