更新日: 2022.11.28 医療保険

民間医療保険は本当に必要? 必要な人とそうでない人の特徴を解説

民間医療保険は本当に必要? 必要な人とそうでない人の特徴を解説
民間医療保険について、「加入したほうがよいと聞くけど、本当に必要なの?」と悩んでいる人もいるでしょう。民間医療保険は、老後の資金や健康状態に不安があるという人におすすめの保険です。
 
本記事では、民間医療保険が必要な人とそうでない人の特徴について詳しく解説します。自分が加入したほうがよいかを把握することで、病気やけがをしたときなどのさまざまな不安を軽減できるでしょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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民間医療保険は何のために必要か

医療保険には、「民間医療保険」と「公的医療保険」があります。公的医療保険は、医療費の自己負担が1~3割で済み、高額になったときは医療費が払い戻される制度もあります。
 
しかし、病気やけがをしたことで仕事ができなくなって収入が減ってしまい、貯蓄がない場合は、公的医療保険では医療費や生活費は賄えないでしょう。また、先進医療について公的医療保険は適用外です。
 
このようなときのお金の心配をカバーできるのが、民間医療保険です。民間医療保険は、経済的不安を軽減するために必要だといえます。
 

民間医療保険が必要な人

民間医療保険に加入することで、公的医療保険では保障されない部分をカバーできます。本項目で紹介する人の特徴に当てはまる人は、民間医療保険への加入をすることで経済的・健康的な不安や負担を軽減できる可能性があるでしょう。
 
また、今は当てはまっていない項目があったとしても、将来的なライフステージの変化も見越して加入を検討する必要があります。
 

貯蓄が十分でない

お金がないと、病気やけがなどいざというときの治療費を出せないことがあります。また、出産や教育資金などで貯金が一時的に減ってしまったり、自由に使えるお金がなくなったりするケースもあるでしょう。現在まとまったお金がない、今後使えるお金が減ってしまう予定の人は、民間医療保険に加入しておくと安心です。
 

今後の健康状態に不安がある

今は元気だとしても、今後の健康状態が不安な場合は早めの保険加入を検討しましょう。既往症があると加入できない保険が多いからです。健康な状態であれば、加入できる保険の種類が増える・保険料が少なくて済むなどのメリットがあります。
 

先進医療の治療も受けたい

先進医療は一般保険診療との共通部分(診察・検査・投薬・入院料など)の費用は公的医療保険給付の対象になりますが、技術料は対象外で全額自己負担となります。先進医療は高額なので、自己負担するのはかなり大変です。そこで、民間医療保険であれば先進医療の治療費も保障してもらえる保険もあり、治療の選択肢も増やすことができます。
 

民間医療保険が不要な人

民間医療保険は病気やけがをしたときのお金の不安をカバーできるものの、経済状況や家族構成によって必要ない場合もあります。公的医療保険のみで十分と考えるならば、保険料を支払ってまで加入しなくても問題はないでしょう。具体的に、民間医療保険が不要な人の特徴を3つ紹介するので、当てはまるかチェックしてみてください。
 

貯蓄が十分で自由に使えるお金がある

民間医療保険は、経済的に不安がない場合は不要であるといえます。医療費にお金がかかったとしても、自らの蓄えで医療費や生活費が賄えるならば、保険料の分が節約できるので加入しないほうがよいでしょう。また、独身などで自由に使えるお金が多く、経済的に余裕のある人も不要でしょう。
 

会社の福利厚生で医療保険に加入済み

会社の福利厚生で医療保険に加入済みの人が新たに医療保険に加入すると、保障が重複する可能性があります。加入済みの医療保険で保障が十分な場合は、必要ありません。
 

専業主婦(夫)で世帯主の収入が安定している

世帯主の収入が安定している専業主婦(夫)は、病気やけがをして仕事ができなかったとしても収入が途絶える心配はありません。世帯主の収入が安定していれば、公的な医療保険のみで十分でしょう。
 

民間医療保険が必要か検討してみよう

民間医療保険は全員が必ず加入すべきものではありません。しかし、貯蓄が十分でなかったり今後ライフステージが変わったりする場合には、お金の心配事を軽減してくれる心強い味方になるでしょう。
 
先の人生を見据えたうえで自分にとって必要であるか検討し、加入するか決めてください。
 

出典

厚生労働省 我が国の医療保険について
厚生労働省 先進医療の概要について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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