生命保険は必要ない? 独身の人が加入するメリット・デメリットをFPが解説

配信日: 2023.02.06

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生命保険は必要ない? 独身の人が加入するメリット・デメリットをFPが解説
生命保険は、加入者がお互いに助け合う仕組みとなっている金融商品です。自分に万が一のことが起こったとき、残された家族を守るために加入している人は多いのではないでしょうか。しかし、その一方で独身の場合は生命保険が必要ないという意見もあります。
 
本記事では、独身の人が保険に加入するメリット・デメリットについて解説します。独身で保険に加入するか迷っている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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生命保険に加入する意味とは

そもそも、なぜ生命保険に加入するのかというと、「もしものときに経済的に困らないようにするため」です。生命保険加入時は、常にこのことを意識しながら判断することが重要で、逆にいえば、経済的に困らないのであれば生命保険に入る必要はありません。
 
生命保険は毎月何千円かの保険料を支払うことによって、病気やけがなどもしものことが起こったときに大きなお金を受け取れる保障があります。生命保険に加入することで、貯金がなくていざというときに支払えるお金の余力がない人や、一家の大黒柱として家族を支える立場の人に万が一のことがあったとき、自分や家族を守ることができます。
 
では、独身の場合はどうでしょうか。独身の人は貯金の状況や生活環境に応じて、生命保険が必要である人とそうではない人に分かれます。生命保険に加入するメリット・デメリットを確認しながら、考えてみましょう。
 

独身の人が生命保険に加入するメリット

独身の人でも、それぞれの環境に応じて生命保険に加入するメリットがあります。詳しくみてみましょう。
 

自分に万一のことがあったとき面倒みている家族を助けられる

独身で自分の生計のみを立てている人であれば、自分に万一のことがあったとしても困る人はいません。しかし、親や兄弟などの面倒を自分がみているという場合は、自分に万一のことがあったとき残された人が困ってしまいます。このような場合は、生命保険に加入するメリットがあるといえるでしょう。
 

自営業なら病気やけがのリスクに備えられる

独身の場合でも、自営業で働いている場合は生命保険に加入するメリットがあります。
 
会社員の場合は、病気やけがで働けなくなってしまっても傷病手当金を受け取れます。しかし、自営業の場合は傷病手当金がありません。病気やけがで働けなくなってしまった場合は、その期間の収入は入ってこなくなります。会社員と比べて保障が弱くなってしまう分を、生命保険に加入して補うメリットがあります。
 

独身の人が生命保険に加入するデメリット

独身の場合、人によって生命保険の加入がデメリットとなることがあります。どのようなケースがあるか、確認してみましょう。
 

会社員・公務員は公的保障でまかなえる可能性が高い

会社員や公務員などの第2号被保険者は、病気やけがなどで働けなくなっても傷病手当金の保障を受けられます。傷病手当金は、給料の3分の2にあたる金額を最大1年6ヶ月受け取れるので、その期間は収入がゼロになることはありません。
 
1年半ほどの休業であれば、ある程度の貯蓄と傷病手当金でまかなえる可能性が高く、生命保険の加入が必要でない人もいるでしょう。
 

貯蓄が十分にあるなら保険料がもったいない可能性も

一般的に、2人以上世帯の生活費よりも独身世帯の生活費は少ないといわれているため、その分貯蓄もしやすくなります。そのため、十分な貯蓄があるのであれば、支払う保険料がもったいないと感じる人もいるでしょう。
 
急な病気やけがに対応できるだけの貯蓄があり、経済的な心配がないのであれば、生命保険に頼る必要はないかもしれません。
 

まとめ

今回は、独身の人が生命保険に加入するメリット・デメリットについて解説しました。独身の人の場合は、家族状況や働き方によって生命保険の必要性が変わってきます。それぞれの生活環境に応じて生命保険が必要か不必要かをよく考え、加入の検討をしてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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