就業不能保険が気になる。入っておいた方がいいの? 選ぶポイントは?

配信日: 2023.04.19

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就業不能保険が気になる。入っておいた方がいいの? 選ぶポイントは?
万が一、病気やけがで働けなくなることを考えると、就業不能保険に加入しておいたほうがよいのだろうか……と悩んでいる人もいるでしょう。一方で、「就業不能保険」について知らなかった、という人もいるかもしれません。
 
本記事では、就業不能保険とはどのような保険なのかをはじめ、メリットやデメリット、選ぶポイントなどについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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就業不能保険とは

就業不能保険とは病気やけがなどで働けず、生活を維持するための収入源が途絶えてしまった場合に、その期間の収入を保障する保険です。
 
保険商品ごとに定められている一定の期間を過ぎても、病気やけがから回復せず収入を得られない場合に、毎月保険金を受け取れます。
 

医療保険との違いは?

似たような保険として医療保険を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、医療保険は入院や通院にかかる医療費を保障するものであり、在宅療養になった場合には保険金が受け取れない場合もあるでしょう。 長期間働けなくなった場合の生活費についても、保障内容に含まれていません。
 
一方、就業不能保険であれば、「就業不能状態であること」かつ「一定期間を経過していること」などの条件を満たした場合は、在宅療養で働けない場合も保険金支給の対象になるのです。
 
就業不能保険は医療費だけでなく、生活費を賄うための費用として保険金を受け取れる点が、医療保険との大きな違いといえるでしょう。
 

どんな人が加入したほうがよい?

就業不能保険に加入したほうがよいのは、自営業やフリーランスとして働いている人です。
 
会社員や公務員として働いている人も加入することに問題はありませんが、会社員や公務員の場合は傷病手当や休業補償給付など、さまざまな公的保障を受けられます。
 
一方、自営業やフリーランスの場合、休業中の収入の保障となるのは障害基礎年金のみであり、受給するためには国から認定を受けなくてはいけないほか、認定を受けるまでにも長い期間を要します。 その間は無収入となり、貯金で生活するしかありません。
 
就業不能保険に加入しておけば、毎月一定額を受け取れるため、公的保障を受けられない場合でも生活を維持することができ、精神的な負担も軽減できるでしょう。
 

就業不能保険のメリット・デメリットとは

メリット

就業不能保険のメリットは、病気やけがで無収入になった場合の金銭的負担を軽減できる点が挙げられます。
 
この保険に加入することで、長期間働けない場合も毎月一定額が保険金として受け取れるため、貯金だけに頼る生活から脱却できるでしょう。継続的な保険金があることは、家計に対する精神的負担を軽減することにもつながります。
 
また、公的保障や医療保険でカバーできない部分の保障が受けられる点も、メリットでしょう。
 

デメリット

デメリットとしては、すぐには保険金を受け取れない点が挙げられます。
 
商品によって具体的な期間は異なりますが、「免責期間」と呼ばれる、支払い要件に該当する期間を過ぎるまで、保険金は支払われません。そのため、その期間の生活は貯金でやりくりする必要がある点に注意が必要です。
 

就業不能保険を選ぶ際のポイントとは

就業不能保険といっても、数多くあります。商品を選ぶ際は、保障範囲や免責期間を確認することが大切です。
 
商品によっては、精神疾患を保障の対象に含まないものもあるなど、どこまで保障してもらえるのかが異なります。いざ請求したときに保障対象外で保険金が受け取れないという事態にならないように、事前に把握しておくとよいでしょう。
 
また、先述のとおり、保険金は免責期間を過ぎてからしか受け取れないため、その期間が何日間に設定されているか、確認する必要があります。
 
なお、月額保険料も商品や契約年齢などの条件によって異なりますが、1000円台前半から1万円以上のものまで、さまざまです。自分が毎月支払える保険料を考慮することも重要です。
 

数多くの商品から自分に合ったものを見つけよう

就業不能保険にはさまざまな商品があり、それぞれ保障範囲や免責期間の設定が異なるなどの特徴があります。
 
契約したものの、いざ請求するときに保障範囲外だったり、免責期間が長くて生活が苦しくなったりすることのないよう、事前に商品を見比べて、自分に合うものを選ぶことが大切です。契約する際は資料請求するなどして、よく検討してから決めましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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