また引き上げ!?2024年の【介護保険制度の見直し】40歳会社員の意識調査で分かった「不安」のワケ
配信日: 2023.07.11
今回は、介護保険制度の見直しに対して、多くの方が不安を抱く理由と、老後費用の備えとして検討している資金形成方法について、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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2024年の介護保険制度見直しに8割以上が「不安」
40歳以上の方に加入義務のある「介護保険」について、2024年に、制度内容の見直しが予定されています。介護保険制度を見直す背景として、以下のことがあります。
●高齢者人口の増加・生産年齢人口の減少
●介護人材の不足
●介護期間の長期化
●核家族化の進行・要介護高齢者を支える家庭状況の変化
●老老介護問題
上記の問題に対応するために、介護保険における利用者負担の引き上げや、ケアプランの有料化、新サービスの増設などが議論されています。
多くの方に影響を与える介護保険制度の見直しを前にして、2023年5月に、Sasuke Financial Lab株式会社が運営するサイト「コのほけん!」によって、見直しについて認知している40歳・会社員の方105人を対象に「40歳会社員の介護保険制度に対する意識調査」が行われました。その結果、82.9%もの方が「不安に感じる」と回答。
多くの方が抱く不安には、以下のような、経済的要因が関係しているとみられています。
●すでに介護保険料の納付を負担に感じているため、保険料負担が増えることが不安
●すでに老後資金に不安を抱いているのに、利用者負担が引き上げられることが不安
国の介護保険見直しに際して民間の保険を検討する方も
アンケート結果から、多くの方は、介護保険制度見直しに際して、経済的な不安を強めているといえます。そのため、対策としては何をすればよいのだろうかと、悩む方も多いのではないでしょうか。
同アンケートでは、「将来の不安(老後資金)に対する備えとして、保険の新規加入や見直しは有効だと思いますか。」という問いに対して、86.6%の方が「老後の備えとして、保険への新規加入・見直しは有効だと思う」と回答しています。
保険を見直して、適切な契約内容のものに加入することで、自身や周囲の人を守るための備えとしたいと、考えている方が多くなっています。
国の介護保険制度があることで、老後の介護費用負担は減らせるものの、自己負担分がないわけではありません。その出費分を、民間の介護保険に加入して、保障でカバーできるようにしておくことで、老後の不安を減らせるでしょう。保険を検討・利用して、早期から、老後の資金形成をしておくことが大切です。
将来への備えを手厚くして不安を軽くしよう
老後の資金形成は、多くの方が悩む問題です。そこへ、介護保険制度見直しによって、月々の保険料負担の引き上げや、介護サービスの利用料負担の増加が懸念されるようになり、強い不安を抱いている方も多いといえます。
そうしたときには、あらかじめ、民間の介護保険を検討・活用して、できるだけ不安を軽くしておくことが大切になるでしょう。
今のうちから、自身はどのように対策をとればよいのかを検討しておき、準備を整えておきましょう。
出典
Sasuke Financial Lab株式会社 コのほけん! 「40歳会社員の介護保険制度に対する意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー