更新日: 2023.07.14 生命保険
貯蓄型保険はどうやって選ぶ? メリットやデメリットについても紹介!
そこで本記事では、貯蓄型保険の選び方やメリット、デメリットについて解説しています。貯蓄型保険について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
貯蓄型保険とは
貯蓄型保険とは、万が一の時のための「保障」と将来のための「貯蓄」の機能を兼ね備えた保険商品のことです。
生命保険が万が一の時の備えであることは容易にイメージできると思いますが、具体的には医療保険の入院費や手術費用、死亡保険の死亡保険金などが挙げられます。貯蓄型保険では、このような保障の機能を持ちながら、資産形成をすることができます。
終身保険を例に挙げてみましょう。
終身保険では、死亡時や高度障害になった際に保険金を受け取ることができる一方で、契約期間の満期や解約をした際に満期保険金や解約返戻金を受け取ることができます。
貯蓄型保険に加入してから早期の解約でなければ、支払った保険料と同等もしくはそれ以上の返戻金を受け取れる可能性もあります。
このように、万が一の時のために保険金を受け取れる側面と、資産形成をして満期や解約時の返戻金を受け取れる側面を併せ持つのが貯蓄型保険です。
貯蓄型保険と掛け捨て型保険は何が違う?
生命保険は、大きく分けると貯蓄型保険と掛け捨て型保険に分類されます。貯蓄型保険は先述したように、万が一の時に備えながら資産形成ができる保険商品のことです。
一方で掛け捨て型保険は、支払う保険料は割安ですが、保障される期間が一定期間と定められています。また、基本的には保険期間満了時の満期保険金や、途中解約時の解約返戻金を受け取ることもできません。
貯蓄型保険と掛け捨て型保険にはそれぞれメリットやデメリットがあるため、生命保険に加入する目的を考慮しながら併用するのがおすすめです。
「貯蓄型保険」の種類について紹介
貯蓄型保険には大きく分けて4つの種類があります。それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
終身保険
終身保険とは、被保険者が死亡や高度障害状態になった際に保険金を受け取れる保険のことで、解約しなければ保障が一生涯続くのが特徴です。
掛け捨て型保険と比較すると保険料が高くなる傾向にありますが、更新がなく契約期間中は一定額を支払い続けることになります。満期保険金や解約返戻金の受取金額が保険料の支払総額よりも多くなる可能性があるため、保障と資産形成どちらの側面も併せ持っていると言えるでしょう。
生命保険の中でも資産形成の要素を併せ持った終身保険は加入率が高い傾向にあります。
生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査 〈速報版〉」によると、直近で終身保険に加入している割合が27.8%です。
終身保険の注意点として、契約直後や早期に解約をすると元本割れをすることがあることです。そのため、途中解約をしないための払い続けられる無理のない保険料にすることが必要となります。
養老保険
養老保険とは、被保険者が死亡した場合に死亡保険金を受け取ることができ、何事もなかった場合には満期保険金を受け取ることができるため、生死問わず保険金を受け取れるのが特徴です。
終身保険と同様に、死亡時の保障機能を持ちながら老後資金の準備としてお金を積み立てることができ、解約時には解約返戻金を受け取ることができます。外貨建てや円建てによってリスクやリターンが変動するため、商品の特徴を理解したうえで加入することが大切です。
学資保険
学資保険とは、子どもの教育資金に備えることができる貯蓄型保険のことです。
契約時に定めた年齢に子どもが達すると保険金を受け取ることができ、入学や進学時にお祝い金を受け取れる保険商品もあります。また、保険料払込免除特約を付帯することで、被保険者が死亡や高度障害になった際に保険料の払い込みを免除しながらも保険金や祝い金を受け取ることができます。
人生の三大支出と言われている教育費の備えとして、学資保険の加入を検討してみましょう。
個人年金保険
個人年金保険とは、公的年金とは別に老後資金を準備するための貯蓄型保険のことです。
公的年金で受け取れる年金額は、受け取る年齢までの収入額によって変動するため、公的年金だけでは老後資金に不安を抱いている人も多いでしょう。
個人年金保険に加入することで、将来受け取れる年金をご自身の運用によって準備することができます。国から支給される年金だけでは老後の生活に不安だという人は、個人年金保険の加入を検討してみましょう。
貯蓄型保険に加入する8つのメリット
貯蓄型保険に加入するとどのようなメリットを得られるのでしょうか。
今回は8つのメリットについて解説していきます。
掛け捨てにならない
貯蓄型保険に加入する1つ目のメリットは、掛け捨てにならないことです。掛け捨て型の保険の場合、途中解約や契約期間の満了になっても返戻金を受け取ることができません。
しかし、貯蓄型保険に加入することで満期保険金や解約返戻金を受け取ることができます。継続的に支払い続けた保険料が何かしらの形で戻ってくるのは貯蓄型保険のメリットと言えるでしょう。
用途に合わせて資金を準備できる
貯蓄型保険に加入する2つ目のメリットは、用途に合わせて資金を準備できることです。貯蓄型保険は満期保険金や解約返戻金を受け取ることができ、受け取ったお金は教育資金や老後資金などの用途に使用できます。
どのような用途のために資金を準備しておきたいかをご自身で考え、保険商品を選ぶと良いでしょう。
契約者貸付制度や自動振替貸付を利用できる
貯蓄型保険に加入する3つ目のメリットは、契約者貸付制度や自動振替貸付を利用できることです。
契約者貸付制度とは、解約返戻金を担保にして保険会社から借入をする制度のことです。一般的には、消費者金融のカードローンや銀行のカードローンよりも低金利で借入をすることができるのが特徴です。
また、自動振替貸付とは、解約払戻金の一部を利用して保険料の支払いを保険会社が立て替えることで契約を継続させる制度のことです。本来、保険料の支払いができなければ契約が失効となり、所定の期日までに復活の手続きを行う必要がありますが、貯蓄型保険に加入していれば自動で立て替えをしてくれます。
ただし、あくまで「貸付」であるため利息が発生し、無駄な支出となってしまうこともあります。そのため、支払いを継続できる保険料に設定しておくことが大切です。
返戻金が支払保険料総額を上回ることがある
貯蓄型保険に加入する4つ目のメリットは、返戻金が支払保険料総額を上回ることがあることです。
貯蓄型保険で資金を運用する場合、満期保険金や解約返戻金が支払った保険料の総額を超えることがあります。
2023年3月現在、マイナス金利政策が継続している中で銀行の預金口座にお金を預けていても、小さな利息しか受け取ることができません。保険商品によっては、一定期間を超えることで支払保険料総額以上の返戻金を受け取れる可能性が高いため、預金口座での貯金よりも資産形成が加速するでしょう。
貯蓄と合わせて保障を受け取れる
貯蓄型保険に加入する5つ目のメリットは、貯蓄と合わせて保障を受け取れることです。
貯蓄型保険は資産形成や貯蓄ができる側面もありますが、死亡や高度障害など万が一のことがあった際に、保険金を受け取ることができます。十分な貯蓄がある人は保険料の支払いをもったいないと感じる人も多いかもしれませんが、十分な貯蓄がない時こそ万が一に備えるのが生命保険です。
そのため、貯蓄と保障をどちらも充実させていた場合には、貯蓄型保険の加入がおすすめです。
ライフスタイルに合わせて保険商品を選べる
貯蓄型保険に加入する6つ目のメリットは、ライフスタイルに合わせて保険商品を選べることです。
貯蓄型保険が用途に合わせて資金を準備できることは先述しましたが、ライフスタイルに合わせて教育資金や老後資金を準備できるのが貯蓄型保険の特徴です。教育資金を準備したいときは学資保険、老後資金を準備したいときは養老保険や個人年金保険など、さまざまなタイプの保険商品の中から選べます。
まずはご自身のライフスタイルやライフプランをシミュレーションし、どのような保険が必要なのかを考えることから始めてみましょう。
計画的に資産形成ができる
貯蓄型保険に加入する7つ目のメリットは、計画的に資産形成ができることです。
貯蓄型保険に一度加入すれば、口座引き落としやクレジットカードの支払いによって半自動的に資産形成ができます。ご自身の預金口座などで貯蓄をしようとしても、緊急時に手を付けてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、貯蓄型保険は早期に解約をしてしまうと元本割れをすることが多いため「簡単に解約をしたくない」という心理が働きます。そのため、将来に向けて計画的に資産形成ができるのが貯蓄型保険のメリットと言えるでしょう。
税制上の優遇を受けられる
貯蓄型保険に加入する8つ目のメリットは、税制上の優遇を受けられることです。
生命保険に加入すると「生命保険控除」を受けることができ、所得税や住民税の節税を図ることができます。特に所得が大きく、所得税率が高い人にとって大きな効果を得られるでしょう。
生命保険控除は貯蓄型保険だけではなく掛け捨て型の保険でも適用される点は、覚えておきましょう。
貯蓄型保険に加入する4つのデメリット
貯蓄型保険に加入するデメリットについても把握しておくことで、リスクを軽減できます。
今回は4つのデメリットについて詳しく解説していきます。
元本割れになる可能性がある
貯蓄型保険に加入する1つ目のデメリットは、元本割れになる可能性があることです。
貯蓄型保険は、早期に解約をすると元本割れになる可能性が高く、解約返戻金が思っていたよりも少ない金額になります。早期に解約をしないためにも、貯蓄型保険に加入する目的を明確にし、支払いを続けられる保険料で設定することが大切です。
掛け捨て型より保険料が高い
貯蓄型保険に加入する2つ目のデメリットは、掛け捨て型より保険料が高いことです。
貯蓄型の保険は、保障と資産形成の両面を兼ね備えているため掛け捨て型の保険よりも支払う保険料が高くなります。
掛け捨て型の場合は保障に特化しており、資産形成のための積立の役割を果たさないため、貯蓄型保険と比べると割安になっています。
インフレのリスクを抱える
貯蓄型保険に加入する3つ目のデメリットは、インフレのリスクを抱えることです。
インフレとは経済の価格水準が全般的に上昇を続けることを指しますが、加入時に保険金の受取額が決まっている貯蓄型の保険に加入すると、インフレ時に保険金の実質的な価値の下落リスクを負うことになるでしょう。
物価が上昇することで同じ金額を持っていても購入できる個数などが減り、お金の価値が下がってしまいます。
例えば、保険金額を500万円で設定していたとして、現在1万円で購入できるものが2万円に値上がりしていたら、購入できる量が半分になってしまいます。
つまり、加入時に受け取れる保険金額が決まっている貯蓄型の保険は、固定で受け取れる金額があるのが安心な反面、物価の上昇時のリスクを負うことになるでしょう。インフレのリスクを軽減したい人は、変額保険と呼ばれる運用実績に応じて保険金や解約返戻金が増減する保険商品を購入することをおすすめします。
資産運用の観点では利回りが低い
貯蓄型保険に加入する4つ目のデメリットは、資産運用の観点では利回りが低いことです。
資産運用には投資信託や株式、不動産投資などさまざまなものが挙げられますが「資産運用」の観点だけで言えば、他の運用方法の方が大きなリターンを得られる可能性が高いと言えます。それは、生命保険が万が一の時にも備えた商品であるからです。
万が一の時に備えるお金よりも、資産運用してお金を増やしたいという考えを持っている人には、貯蓄型保険は合わないでしょう。
貯蓄型保険の選び方
貯蓄型保険のメリットとデメリットを紹介しましたが、どのように保険商品を選べば良いか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、3つの観点から貯蓄型保険の選び方を解説していきます。
加入する目的
まずは、加入する目的を明確にしましょう。ご自身がどのようなライフプランをイメージしていて、どのような出費に備えたいのかによって加入する保険商品が異なります。
例えば、教育費に備えたいのか、老後資金に備えたいのかによって加入する保険商品は異なります。
ライフプランを具体的にイメージしておかないと、加入する必要がない生命保険に加入することになり、無駄な支出が増えてしまいます。
しかし、どのようなイベントにいくら必要で、どれだけの貯蓄があれば良いのかを具体的にイメージして、計算するのはとても難しいことです。そのため、具体的にイメージができない場合には、ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談してみることをおすすめします。
保障内容
次に、保障内容から考えてみましょう。
さまざまな保険商品がある中で、どのような保障内容があればご自身にとって最適な保険商品となるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。また、貯蓄型保険は特約なども含めると非常に自由度が高く、さまざまなカスタマイズをすることができるため、悩んでしまう人も多いでしょう。
生命保険に加入する目的が定まっていれば、お金が必要なタイミングで「いくら必要なのか」を考えることで、保険商品を絞ることができます。しかし、払込期間なども考慮しながら「生活費に支障をきたさない範囲」での保険料を設定することが大切です。
将来のための資産形成を積極的に行うことは大切ですが、目先の生活を圧迫してしまっては元も子もありません。そのため、しっかりと継続できる金額で設定するのが良いでしょう。
返戻率
次に、返戻率から考えていきましょう。
掛け捨て型ではなく貯蓄型の保険に加入する人は、多くの人が将来のための資産形成が目的となるでしょう。そのため、支払った保険料の総額に対してどれだけの満期保険金や解約返戻金を受け取れるのかは重要なポイントです。
先述したとおり、株式の運用や不動産投資などと比較すると保障がついている分、返礼率や利回りは悪くなってしまいますが、返礼率はしっかりと意識しておきましょう。
保険商品を選ぶときには、複数の保険商品を比較して「何歳までにいくら」保険料を支払えば返礼率が高くなるのかを確認しておくことが大切です。
返戻率を上げる方法として、保険料を一括で支払う方法や一時払いなどの方法が挙げられます。年払いや月払いではなく、一度にまとまった資金を運用に充当することができるため、運用益を得られる可能性が高くなります。
経済的に余裕がある人は一括払いや一時払いなども視野に入れておきましょう。
貯蓄型保険への加入が向いている人の4つの特徴
貯蓄型保険への加入が向いている人について4つの特徴を解説していきます。
掛け捨てに抵抗がある人
貯蓄型保険への加入が向いている人の1つ目の特徴は、掛け捨てに抵抗がある人です。
保障の必要性を感じていても、掛け捨てにすることで「何もなかったらお金が無駄になってしまう」と考えている人も多いのではないでしょうか。貯蓄型の保険にすることで保障と貯蓄の両方を実現することができ、終身保険にすれば払込期間が終了しても保障が一生涯続きます。
計画的に資産形成をしたい人
貯蓄型保険への加入が向いている人の2つ目の特徴は、計画的に資産形成をしたい人です。貯蓄型保険は一定期間継続して保険料を支払うことで、決まった時期に決まった金額が受け取れる保険商品もあります。
「いつまでにいくら必要なのか」を具体的にイメージできている場合には、それを実現できる払込期間や保険料を設定すると良いでしょう。
具体的にイメージできていない場合には、払込期間を短く設定し、早い段階で多くの資金を運用することで、解約返戻金などを多く受け取れます。
急な出費に備えておきたい人
貯蓄型保険への加入が向いている人の3つ目の特徴は、急な出費に備えておきたい人です。ライフイベントに応じて急な出費が発生した時のために、ある程度まとまった資金を準備しておきたいと考えている人には貯蓄型保険が向いています。
ただし、早期解約や返戻率が100%を超える前に解約をしてしまうと、支払った保険料の総額を下回った解約返戻金になってしまう点には注意が必要です。
貯金が苦手な人
貯蓄型保険への加入が向いている人の4つ目の特徴は、貯金が苦手な人です。
ご自身で貯金用の口座開設や500円玉貯金、小銭貯金などをしている人の中には急な出費が発生した際に、お金を使ってしまったことがある人もいるのではないでしょうか。
貯蓄型保険に加入すると保険料は口座振替やクレジットカードで支払うことが多いため、自動的に貯蓄をしてくれます。また、早期に解約すると解約返戻金をほとんど受け取ることができないため「もったいない」と感じて保険料の支払いを続ける人も多いでしょう。
このように、貯蓄型保険は貯金が苦手な人でも資産形成をできる仕組みが整っています。
貯蓄型保険への加入が向いていない人の3つの特徴
貯蓄型保険への加入が向いていない人について3つの特徴を解説していきます。
運用益を重視する人
貯蓄型保険への加入が向いていない人の1つ目の特徴は、運用益を重視する人です。
先述しましたが、貯蓄型保険のメリットは「保障」と「貯蓄」のどちらも実現できる点です。そのため、株式や不動産投資のような高利回りの商品は少ない傾向にあります。
運用益を重視するのであれば、貯蓄型保険ではなく株式や投資信託、不動産投資などを検討すると良いでしょう。
保険料を抑えて大きな保障を得たい人
貯蓄型保険への加入が向いていない人の2つ目の特徴は、保険料を抑えて大きな保障を得たい人です。
貯蓄型保険は掛け捨て型と比較すると保険料が高い傾向にあります。一方で掛け捨て型に貯蓄の要素はありませんが、安い保険料で大きな保障ができる商品もあります。そのため、貯蓄型保険と掛け捨て型保険の組み合わせを行うのがおすすめです。
長期目線で考えられない人
貯蓄型保険への加入が向いていない人の3つ目の特徴は、長期目線で考えられない人です。
貯蓄型保険の多くは、10年以上など長期的な目線で保険料を支払わないと多くの解約返戻金を受け取ることができません。そのため、数年後など短期的な目線で資産を増やしたい人は、別の方法を検討すると良いでしょう。
まとめ
本記事では貯蓄型保険の選び方やメリット、デメリットについて解説してきました。貯蓄型保険は、掛け捨て型保険と比較すると保険料が高い一方で「保障」と「貯蓄」のどちらも実現できる生命保険です。
保険商品や運用期間によって元本割れするリスクやインフレのリスクを抱えることはありますが、万が一の時に備えながら資産形成の要素も兼ね備えています。ライフイベントやライフプランに合わせて、ご自身にとって最適な保険商品を選びましょう。
出典
生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査 〈速報版〉
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー