更新日: 2023.07.18 その他保険
国内旅行も保険に入っておいたほうがいい? 注意点はある?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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国内旅行保険とは
「国内旅行保険」とは、国内旅行中に起きたけがや事故、トラブルを補償する保険を指します。日数に合わせた保険料を支払い、前述のような事態が発生した際に、保険金が支払われる仕組みです。
保険料や補償内容は、「国内旅行保険」を提供する保険会社によって異なるため、契約する際はいくつかのプランを比較して、自分に合ったものを選ぶのがよいでしょう。補償内容は、どのプランにも含まれている「主契約」と、保険会社によって扱いが異なる「特約」に分けられます。
「主契約」は旅行中のけがが原因で死亡した場合、もしくは後遺障害が残った場合をはじめ、旅行中のケガでの入院や治療費、通院が必要になった際の費用の補償が含まれています。なお、病気が原因で治療が必要になった場合の費用は、補償されない点に注意が必要です。
一方、「特約」は、個人賠償責任や、カメラなどの携行品損害の補償などがあります。また、天候を含むさまざまな理由で滞在の延長を余儀なくされた場合も補償がされます。これらの「特約」に関しては、最初からプランに組み込まれていたり、オプションとして、あとから選べる場合もあります。
国内旅行保険に加入したほうがよいケースとは
登山やサイクリング、スキーといった、アクティブなスポーツをする場合は、骨折をはじめ、重大な事態に発展する可能性もあります。入院や手術が必要になった場合、「国内旅行保険」に加入していれば費用面の負担を減らせるでしょう。
「特約」では、ホテルの備品やお店の品物を破損した場合の補償も受けられます。小さな子どもがいる場合は、万が一の事態に備えて「個人賠償責任保険」の特約をつけておくと安心です。
ほかにも、離島に行く場合など、天候の影響で飛行機が飛ばず、帰宅できない可能性もあります。そのような事態を考慮して保険に入っておくと、滞在期間が延びた場合も費用の心配をしなくて済むでしょう。
国内旅行保険に加入する際の注意点を知ろう
「国内旅行保険」に加入する際は、加入者年齢の制限を確認することが大切です。保険会社によって具体的な年齢制限は異なります。特に子どもや高齢者が加入する際は、よく確認しましょう。
また、場合によっては補償対象外となる事故があることにも留意が必要です。また、保険は被保険者の所有物のみ適用されます。会社から貸与されているパソコンや、他人から借りたスーツケースやカメラなどは対象外となります。
さらに、危険度が高い、山岳登はんや、スカイダイビング、ボブスレーなどのアクティビティによる事故は補償対象に含まれないケースもあるので、事前に問い合わせましょう。ほかにも、地震や津波などの自然災害における死亡やケガは補償対象外となるケースもありますので、事前に確認しておくことが必要です。
万が一の事態に備えて国内旅行保険に加入しよう
国内旅行であればけがをしても健康保険に加入しているから大丈夫、と考えている人もいるかもしれません。しかし、個人賠償責任や携行品損害など、身体に関するリスクだけではない、予期せぬ事態が起こる可能性もあります。安心して国内旅行を楽しむためにも、万が一の事態に備えて国内旅行保険への加入を検討するのもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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