保険の見直しっていつすればいいの? 各ライフステージで必要な民間保険は?
配信日: 2023.07.28
本記事では、独身時代から老後まで、ライフステージごとに必要な保障を解説します。内容を把握することで、保険の見直しの重要性や、そのタイミングを知ることができますので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ライフステージと保険
まずはライフステージと保険の見直しについて解説していきます。
新卒から独身時代
基本的に大きな保障は必要のない時期ですが、通勤・レジャーで車やバイクを購入したのであれば任意保険に加入するタイミングになります。自治体によっては自転車を利用する場合でも、保障が必要な場合もありますので、自転車保険の加入も視野に入れましょう。
また、けがや病気など、いざという時の貯蓄をする余裕がなければ、医療保険の加入を検討してもよいかもしれません。生命保険(死亡保険)は基本的に不要ですが、万一のために加入するのもよいでしょう。
結婚から出産
この時期から本格的に見直しが必要です。まずは生命保険への加入が必要となるといえるでしょう。配偶者が働いていなければ死亡保障が必要ですし、主たる働き手の不測の事態に備え、就業不能保険も検討しましょう。
共働きで貯蓄する余裕があれば医療保険の重要性は低くなります。複数の保険に加入したり、貯蓄が難しいのであれば、死亡保障が一体となった貯蓄型の生命保険を検討するのもよいかもしれません。
学資保険も子が小さい時に賭けたほうが返戻率が良い商品が多く、こちらも検討する価値があるといえるでしょう。
住宅の購入・子育て期
適時、保障は見直しする時期です。住宅を購入するのであれば、火災保険・住宅総合保険に加入する必要があります。住宅を購入したのであれば、通勤手段も変わる可能性がありますので、自動車・バイクの任意保険も見直しましょう。
さらに主たる働き手が亡くなった時に、残される家族の状況に応じて死亡保障を追加も検討しましょう。引き続き、学資保険・就業不能保険の加入も検討するのもよいかもしれません。
子の独立
子が独立すれば死亡保障を小さくするなどの見直しを検討しましょう。やや生活に余裕が出ることも考えられますので、金銭的余裕があれば、介護・年金の備えを保険で準備することも検討してもよいかもしれません。
老後
継続して適時、見直しをしていきましょう。死亡保障が大きいことは残される家族にとっては、ありがたいかもしれませんが、受取人の関係で、場合によっては遺恨を生むかもしれません。家族関係にも配慮した見直しが必要です。
また年齢とともに病気にかかりやすいので保険料は高くなるケースも多いですが、医療保険の検討をするのもよいかもしれません。
まとめ
各ライフステージごとに、必要な保障を紹介しました。自身と照らし合わせ、現時点で必要な保障に加入できているか判断してください。また、その時々で必要な保障が違います。保険商品も日々、内容が変わっているので見直しは適時、行うとよいでしょう。
保険だけで全てのことを解決できるわけではありませんが、ライフステージごとに保険の見直しは重要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー