更新日: 2023.07.29 その他保険
医療保険に加入後、すぐに入院になってしまった! 保障はいつから始まるの?
本記事では、医療保険の保障がいつから受けられるのかについて解説します。スムーズに保障を受けられるようぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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医療保険に加入したら保障はいつから始まる?
医療保険は、申込書を書いたからといってすぐに保障を受けられるわけではありません。保険加入者の公平性を保つ・不正な給付を防ぐなどの理由があるからです。
では、医療保険に加入後に保障が始まるタイミングはいつになるのでしょうか。本項では、責任開始日を中心に、保障が適用される時期について解説します。
責任開始日とは
医療保険に加入してから、すぐに入院してしまうこともあるでしょう。しかしその際、必ず保険金等が受け取れるわけではありません。さまざまな保障が受けられるようになるのは、「責任開始日」以降となるケースが多いです。責任開始日とは、被保険者に対して保険会社が保障を開始する日をさします。
以下で、医療保険を申し込んでから責任開始日となるまでの流れを見ていきましょう。
1.保険会社に申込書を提出
2.告知・診査
3.第1回保険料振込
申込書の提出だけでは、医療保険の保障は開始されません。一般的には、告知・診査と保険料払込のどちらか遅い方にさかのぼって責任開始日がスタートします。
申込日から保障が開始されるケース
保険会社や保険商品によっては、申し込み時点で保障が開始することもあります。この場合も、申し込んだ即日に保障が受けられるわけではありません。告知・診査、第1回保険料振込が完了して契約成立した際、申込日までさかのぼって保障が始まるからです。
申込日から保障が始まる医療保険だと思って手続きを進めないでいると、必要なときすぐに保障を受け取れなくなってしまいます。手続きはスムーズに進めておきましょう。
医療保険加入で保障をスムーズに受けるためのポイント
医療保険に加入したからには、なるべく早く保障が受けられる状態になり、安心したいと考える人もいるでしょう。しかし、いざ保険加入後に病気等になったにもかかわらず、保障されないとなると金銭的な負担も大きくなります。
本項では、医療保険加入後にスムーズに保障を受けるためのポイントを4つ紹介します。参考にして、正しく医療保険の保障を受けましょう。
医療保険の見直しで乗り換えの際は注意
医療保険を新しく乗り換える際は、どこからも保障を受けられない期間を作らないようにしましょう。新しく契約した医療保険の保障が始まっているか確認してから、これまで加入していた医療保険の解約をするのがおすすめです。
入院日数によっては保障されない
保険商品によっては、入院給付金の対象となる日数に制限があるものもあります。責任開始日以降に入院したとしても、入院日数が規定よりも下回ると、保障を受けられない可能性もあるので注意しましょう。
がん保険の場合は注意
多くのがん保険は免責期間が90日間で、ほかの保険より長めに設定されているケースが多くあります。免責期間は、保険会社が保険金や給付金の支払いを免除されるので、責任開始日の条件が整っただけでは保障は適用されません。どのタイミングから適用されるのか、事前に確認しましょう。
口座振替は時間がかかる
口座振替の場合、保険料は所定の日に引き落とされるケースが多く、1ヶ月程度かかることもあります。したがって、口座振替による保険料支払いを考えている人は要注意です。
第1回保険料払込が確認されないと、責任開始日の条件を満たしません。早く責任開始日の条件を満たしたい場合は、クレジットカード払いがよいでしょう。
医療保険契約の際は保障の適用日を確認しよう
医療保険は、申し込みをしてすぐ保障を受けられるわけではありません。責任開始日が設定されており、条件がそろわないと保障を受けられないので気を付けてください。
加入する前に、自分が加入する医療保険の保障が始まるのはいつになるのかを確認しておきましょう。また、加入後は早めに手続きをし、なるべく早く保障が受けられるようにすると安心です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー