【火災保険】本当に入るべき火災保険のポイント解説!

配信日: 2023.08.14

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【火災保険】本当に入るべき火災保険のポイント解説!
火災保険は、火災・風災などの災害に備える保険です。火災などで家屋や家財が損害を受けたときに保険金を受けとれます。加入する主なメリットは、ほかの保険と同様、少ない掛け金で大きな補償を受けられることといえるでしょう。
 
火災保険には、さまざまな商品がありますが、選ぶ際にはどのような点に気をつければよいのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

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火災保険は条件にあわせて選ぶことが重要

残念ながら万人にとってベストといえる火災保険は存在しません。火災保険に求めるものは一人ずつ異なり、火災保険の特徴も商品により異なるからです。加入の目的などを明確にしたうえで、自分に合っている保険商品を見つけることが重要といえるでしょう。
 
以下のポイントを意識すると、理想的な火災保険を見つけやすくなります。
 

補償の範囲

補償の範囲は、保険金の支払い対象になる事故の範囲です。具体的な設定は保険商品で異なります。基本の補償範囲といえるのが、火災・落雷・爆発・破裂・風災・雹災です。これらはあらかじめセットされていることが多いでしょう。
 
水災・水濡れ・盗難・建物外部からの物体の落下・飛来・衝突などは、保険商品により扱いが異なります。あらかじめセットされているものもあれば、オプションで必要な補償を追加していくものもあります。一概にどちらが優れているとはいえません。補償範囲が広くなると、保険料は割高になる傾向があるからです。
 
幅広いリスクに備えたい人は補償範囲が広い火災保険、保険料を抑えたい方は補償範囲を選択できる火災保険を選ぶとよいでしょう。
 

保険の対象の評価方法

火災保険では、保険金額を上限に損害の程度に応じた保険金が支払われます。保険金額は、契約時に定めた損害補填金の限度額です。保険金額は、保険の対象を金銭として評価した保険価額をもとに設定します。評価の方法は、加入する保険によって再調達価額と時価額にわかれます。
 
再調達価額は、同じものを購入または再建築するのに必要な金額、時価額は同じものを購入または再建築するのに必要な金額から経年による価値の減少分・消耗分を減じた金額(損害が生じた時点の価値)です。
 
前者は建物が全焼した場合などで同じ建物を購入・再建築できます。後者は支払われた保険金だけで同じ建物を購入・再建築できない恐れがあります(ただし、保険料は割安)。
 
生活の再建にかかる自己負担額を減らしたい場合は、再調達価額を採用している火災保険を選ぶとよいでしょう。現在の主流は再調達価額ですが、念のため確認しておきたいポイントです。
 

保険期間と保険料の払い込み方法

火災保険の保険期間は1~5年です。その他の条件が同じ場合、保険期間が長いほど保険料は割安になります。引越しなどの予定がない場合は、長期契約を検討するとよいかもしれません。
 
ただし、短期契約と比べて補償を見直すタイミングは少なくなります。ライフスタイルが変化しやすい時期は短期契約も選択肢に入れておきましょう。
 
保険料の払い込み方法もチェックしておきたいポイントです。具体的な選択肢は保険会社で異なりますが、一括払い・年払い・月払いを用意しているところが多いです。割引率は、基本的に一括払い・年払い・月払いの順で低くなります。保険料は、長期契約・一括払いがお得です。
 

自分に合っている火災保険を選ぼう

火災保険は、マイホームが火災などで損害を受けたときに保険金が支払われる保険です。入るべき火災保険は人により異なります。
 
例えば、幅広い補償を受けたい方は補償範囲が広い火災保険、万が一のときに再購入や再建築を検討している方は再調達価額を採用している火災保険が向いていると考えられます。
 
火災保険に求めるものと各保険商品の特徴を踏まえて選択することが重要です。
 

出典

損害保険料率算出機構 2021年度火災保険・地震保険の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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