車両保険料が高くて入りたくない… それでも加入するメリットは? 節約は可能なの?

配信日: 2023.08.17

この記事は約 3 分で読めます。
車両保険料が高くて入りたくない… それでも加入するメリットは? 節約は可能なの?
マイカーは車両保険に入っておいたほうが安心と思いつつも、保険料が高くて入ることをためらってしまう人もいるでしょう。そもそも車両保険は入るべきなのか、気になる人もいるかもしれません。
 
本記事ではそのような人に向けて、車両保険の概要をはじめ、加入するメリットや、加入する場合、保険料を節約することは可能なのかということについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

車両保険の概要と加入するメリット

車両保険は、自分の車が受けた損害を補償する保険です。補償内容はどの保険会社のプランを契約するかによっても異なりますが、主に衝突などの車同士で発生した事故をはじめ、単独事故や当て逃げなどの被害に対する修理費や買い替え費などが含まれています。
 
また、事故だけでなく、火災や水災といった自然災害による損害や盗難への補償も含まれている点が特徴となっています。特に「盗難」については、警視庁の「自動車盗難等の発生状況等について」によると、ピーク時に比べると認知件数は減少傾向にあるものの、特定の地域では高い発生率が続いているため注意が必要です。
 
警視庁の同資料によるとナンバープレートの盗難被害は令和4年で6231件(部品ねらい認知件数の46.8%)発生しており、盗難される部品のなかでも特に高い割合を占めていることが分かります。
 
車両保険に加入する大きなメリットとしては、金銭面での負担を減らせる点が挙げられるでしょう。車両保険に加入していれば、事故や災害、盗難被害など、万が一の事態が発生した際にかかる修理費を補償してもらうことが可能です。保険に加入していなければ全額自己負担になるため、経済的な負担が大きくかかる恐れがあるでしょう。その点は保険に加入していれば安心です。
 
ただし、車両保険の加入は義務ではないため、申し込む際は修理費を自己負担しても問題ないくらい貯蓄が十分にあるかということや、車の時価額が高いかどうかなどを考慮するとよいでしょう。特に中古車や10年以上乗っている車などは時価額が低いとみなされ、十分な補償金を支払ってもらえない可能性がある点に注意が必要です。
 

車両保険料を節約することは可能なのか

車両保険料を節約することは可能です。節約のコツはいくつかありますが、まずは補償の見直しをするとよいでしょう。車両保険の補償には「一般型」と「エコノミー型」があります。両者は補償対象の範囲が異なる点が特徴で、後者は前者に比べて補償範囲は狭くなりますが、その分、保険料は安くなるでしょう。
 
また、補償対象に含まれる運転者の範囲を制限することも節約効果が期待できます。運転者の範囲は「本人限定」のほかに「本人・配偶者限定」「家族限定」「限定なし」の区分が設けられていて、補償対象になる運転者が限定されればされるほど事故のリスクが少ないとみなされ、保険料が安くなる仕組みです。
 
同様に、運転者の年齢条件によって保険料が変わる特約もあります。このほかにもゴールド免許になることで割引を受けたり、月払いよりもお得な金額設定になる年払いを選んだりするのも保険料の節約になるでしょう。
 

必要に応じて車両保険に加入しよう

車両保険に加入することで、事故や災害、盗難などによって受けた損害の補償を受けることが可能です。
 
ただし、修理代は自己負担で問題ない人や、中古車で車の時価額が低いことが分かっているなど、車両保険に入らなくてもよいケースもあるため、申し込む前に自分に必要なのかどうかを検討しましょう。
 
保険料をなるべく安く抑えたい人は、本記事で紹介したコツを含めて安くする方法がさまざまあるため、それらを参考にしてください。
 

出典

警視庁 生活安全企画課 自動車盗難等の発生状況等について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集