ディーラーにすすめられましたが、「車の延長保証」は加入すべきでしょうか? 故障しなければ「払い損」ですか?

配信日: 2023.09.26 更新日: 2024.09.10

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ディーラーにすすめられましたが、「車の延長保証」は加入すべきでしょうか? 故障しなければ「払い損」ですか?
車の購入時や車検入庫時に、ディーラーで延長保証の加入をおすすめされることがあります。保証は基本的に自然故障に対応しているものですが、どのような種類があり、延長保証だと何が保証されるのでしょうか。本記事で詳しく解説します。

車の保証は2種類

そもそも車の保証では何がカバーされるのでしょうか。基本的に、車の保証は一般保証と特別保証の2つに分類されます。詳細を解説します。
 

一般保証とは

エアコンや純正ナビ、パワーウィンドウなど、車の電装品全般を保証してくれるのが一般保証です。国産車の場合、新車から3年間もしくは走行距離が6万キロメートル以下の範囲で保証されます。
 

特別保証とは

車にとって大切な「走る・曲がる・止まる」部分を保証してくれるのが特別保証です。具体的な保証部位はエンジンやミッション、サスペンションなどです。こちらは新車から5年もしくは走行距離が10万キロメートルまで保証されます。
 

延長保証はどのようなサービス?

ディーラーなどがすすめてくる延長保証とはどのようなサービスなのでしょうか。ここでは主に新車購入を前提とした延長保証について解説します。
 

一般保証が延長(新車~初回車検まで)される

前段で説明した通り、一般保証は最初の車検のタイミングがくるまでの3年間保証されます。この保証が切れるタイミングで延長保証に初回加入すると、特別保証と同じ期間・走行距離、つまり5年もしくは10万キロメートルまで延長して保証されることになります。
 

一般保証と特別保証が延長(2回目車検時)される

多くのメーカーの場合、一般保証を延長した場合(延長保証に初回加入)、5年目の車検のタイミングで次の延長保証に加入することができます。一般保証と特別保証の両方を延長できるプランだけでなく、どちらか一方を延長できるプランなどを選択できるディーラーも存在します。
 

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延長保証には加入すべき?

延長保証はいわば「掛け捨ての保険」というイメージで、保証料を払ったとしても使わないで満了を迎えるケースがあります。ただ、最近の車は修理費が高額になることも多く、一度故障すると5~10万円、それ以上の出費となるケースもあります。
 
延長保証の料金は、車種にもよりますが1~2万円程度と修理費と比べると比較的リーズナブルな価格です。もしものときに高額な出費をしたくないのなら、加入しておくことをおすすめします。
 
また筆者の実体験ですが、初回車検後に愛車にエアコン故障が見つかり、10万円程度の修理費がかかりました。延長保証に入っていたのでそのときの自己負担はゼロでしたが、保証に入っていなかったらと思うとゾッとします。
 

中古車にも延長保証はあるの?

ここまでは新車について述べましたが、もちろん中古車でも延長保証に入ることは可能です。ここでは2つのパターンを例にしてご紹介します。
 

高年式車は新車保証を継承

中古車が、比較的新しい3年以内の高年式車の場合は、新車保証を継承することでメーカー保証と初回車検時の延長保証を新車同様に加入することができます。なお、保証継承には諸条件があるので、ディーラーで確認しましょう。
 

3年以上経過した車は販売店独自の保証となる場合も

年数が経過した中古車は、一定期間、販売店が用意する保証に加入することができます。これはいわゆる独自保証と呼ばれるもので、店によって100%自己負担なしの場合や、一定額の負担が必要になる場合もあります。購入前に確認してみるといいでしょう。
 

延長保証は保険と同じ。安心を買う目的で加入しよう

新車、中古車問わず、延長保証に加入することによって高額な出費を未然に防ぐことができます。自動車保険と同じでいざというときの備えにもなります。車はいつ壊れるか分かりませんから、「安心を買う」という目的で加入を検討するのもいいでしょう。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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