更新日: 2024.01.05 その他保険

ママ友から「子どもの保険に入るのは普通だよ」と言われました。子どもでも加入したほうがよいのでしょうか?

ママ友から「子どもの保険に入るのは普通だよ」と言われました。子どもでも加入したほうがよいのでしょうか?
ママ友などから「子どもの保険に加入するのは普通だよ」と言われて、「子どもの保険ってどんなものがあるの?」といった疑問を持つ人もいます。子どもの保険にはさまざまな種類があるため、子どもの年齢や自治体の助成制度によって選ぶ必要があります。
 
本記事では、子どもの保険の加入率や、子どものために加入できる保険について解説します。どの保険を選んだらよいか迷っている人は、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

子どもの保険加入率

子どもの保険に加入している人はどれくらいいるでしょうか。生命保険文化センターの「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、子ども(未婚で就学前・就学中)の保険加入率は2021年で46.7%でした。子どもの約半数が、保険に加入していると言えます。
 

子どもの保険に加入する目的

子どもが入る保険には、大人とは違う保障を受けられるタイプもあります。どの保険にいつ加入するかはそれぞれの状況や目的などによって変わるため、すべての保険に加入すべきとは言えません。しかし、なかには早めに加入しておくことでゆとりを持って備えられる保険も存在します。自分の子どもに必要な保険とその目的は何か、内容を見て検討しましょう。
 

病気やけがに備える

医療保険や傷害保険に加入することで、病気やけがで通院・入院した際の医療費に備えられます。公的な医療保険もあるものの、民間の医療保険に加入することで差額ベッド代や入院時の食費負担といった部分もカバーできるでしょう。医療費の自己負担を減らしたい場合に備えられます。
 

教育費に備える

教育費に備えられる学資保険は、子どもの教育資金を積み立てられる貯蓄型保険です。
 
子どもの教育費にどれくらいお金が必要になるでしょうか。日本政策金融公庫の令和3年度「教育費負担の実態調査結果」によると、高校入学から大学卒業までの費用合計は平均942万5000円です。お金のかかる高校から大学卒業までを見据えて、学資保険に加入しておくとよいでしょう。
 
学資保険は、親に万が一のことがあった場合に以降の保険料の支払いが免除されるものの、予定通りの額を子どもが受け取れます。確実に子どもへ教育資金を残せるでしょう。学資保険へ早めに加入すると、月々の負担を減らしつつ、将来受け取れる額を増やせます。
 

物や人を傷つけたときに備える

個人賠償責任保険に加入すれば、以下のケースで補償を受けられます。

●子どもがお店のものを壊した
●自転車で誰かをけがさせた
●公園で遊んでいたら友だちをけがさせた

なお個人賠償責任保険は、親が加入している火災保険等の特約として付帯でき、子どもも補償対象であるケースが多いです。すでに個人賠償責任保険に加入していないか、契約内容を確認しましょう。
 

子どもの保険加入が不要であるケース

子どもが保険加入しなくてもよいケースもあります。医療保険に関しては、公的な保障で十分対応できるケースも多いでしょう。子どもは小学校入学以前までであれば2割負担であるため、大人よりも負担が少ないです。また、自治体によっては高校生まで医療費が無料のところもあります。その場合、民間の医療保険に加入する必要性は低いと言えます。
 
乳幼児の場合、リスクが低い個人賠償責任保険や傷害保険への加入を見送っても問題ないでしょう。乳幼児がほかの誰かをけがさせたり、物を壊したりといったケースは稀といえるからです。子どもが成長して幼稚園・保育園に入園して、人との触れ合いが増えたら加入を検討してみましょう。
 

子どもの年齢や自治体の助成制度を見て保険加入を決めよう

子どもの保険加入率は約半数であり、多くの人が備えています。医療保険・傷害保険・学資保険・個人賠償責任保険などが、子どもが加入しておくとよい保険です。
 
しかし、子どもの保険は絶対に加入すべきものではありません。子どもの年齢や自治体の助成制度によって不要なものもあり、親が加入している保険でまかなえるケースもあります。保険加入によって得られるメリットとデメリットを検討し、子どもの保険に加入しましょう。
 

出典

生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
日本政策金融公庫 教育費に関する調査結果
日本損害保険協会 個人賠償責任保険
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集