更新日: 2024.01.29 その他保険

協会けんぽって正直どうなの?メリットとデメリットを解説!向いている人の特徴も

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

協会けんぽって正直どうなの?メリットとデメリットを解説!向いている人の特徴も
「協会けんぽ(全国健康保険協会)」は日本国内でも最大規模の健康保険事業者であり、協会けんぽの加入者は中小企業の従業員と扶養家族です。
 
対応している保障内容についても幅広く、会社に在籍していて働けなくなったときや、入院・手術をしたときにも利用できます。他にも健康サポートも積極的におこなっており、加入者が安心して毎日を過ごせるように各種環境整備にも力を入れているのが特徴です。
 
本記事では、協会けんぽのメリットやデメリット、向いている人の特徴について解説するので、協会けんぽについて気になる方は参考にしてみてください。

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協会けんぽ(全国健康保険協会)の概要

協会けんぽ(全国健康保険協会)は国内最大規模の健康保険事業者ですが、前述のとおり加入している多くの方は中小企業に勤務している従業員と扶養家族です。

誰でも協会けんぽに加入できるわけではなく、自分自身が働いている企業や働き方によっては異なる健康組合などに属している場合もあります。
例えば、自営業者やフリーランスの方は国民健康保険、公務員や私立学校職員などは共済組合、大企業などで働いている場合は単独もしくは複数の企業が設立した健康保険組合などです。

協会けんぽの概要は図表1のとおりです。

図表1

名称 全国健康保険協会
本社 東京都新宿区四谷1-6-1
YOTSUYA TOWER6階
設立 平成20年10月1日
組織 本部と47都道府県支部で構成
主要事業内容 ・保険運営の企画
・保険給付(被保険者証の交付、保険給付、任意継続被保険者業務など)
・保険事業など

全国健康保険協会(協会けんぽ)「全国健康保険協会の概要」を基に作成

自分自身が協会けんぽに属しているかどうかは会社から渡されている健康保険証を確認すればわかります。健康保険証の保険者名称の部分が「全国健康保険協会」であれば協会けんぽに属しています。

なにかしら問題が発生した際には、協会けんぽに相談しながら各種保険金や手当金などをもらう必要があります。仮に各種保険金や手当金の対象になっている場合は、会社の担当部署に相談するなどそれぞれの会社で定められている方法にしたがって手続きをしましょう。

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協会けんぽ(全国健康保険協会)の特徴

協会けんぽ(全国健康保険協会)は労働者の安全を守るための重要な機関であり、すべての法人は健康保険に加入をして従業員を守る義務があります。

個人事業主やフリーランスとして働いている方は法人に該当しないため、国民健康保険に加入します。しかし、個人事業所として常時雇用する従業員が5人以上になった場合、保険への加入が義務付けられる「強制適用事業所」に分類されます。

強制適用事業所に該当した際には事業主および従業員の考え方や希望などは関係なく、健康保険への加入が必要となります。

協会けんぽを利用するタイミングとしては、図表2を参考にしてください。

図表2

名称 内容
療養の給付 保険証を提示して治療を受けるとき
限度額適用認定 医療費が高額になりそうなとき
高額治療費 高額な医療費を支払ったとき
傷病手当金 病気やケガで会社を休んだとき
療養費 立替えで医療費を全額負担したとき
海外療養費 海外での急病で治療を受けたとき
出産育児一時金 子どもが生まれたとき
出産手当金 出産で会社を休んだとき
埋葬費 ご本人・ご家族が亡くなったとき
第三者行為による傷病届 第三者行為の事故にあったとき
保険証再交付 保険証をなくしたとき
任意継続 会社を退職するとき
その他 整骨院・接骨院にかかるとき
はり・きゅう・あん摩・マッサージにかかるとき

全国健康保険協会(協会けんぽ)「こんな時に健保」を基に作成

協会けんぽではこのようにさまざまな制度が整備されていますが、適用されるかどうかは一人ひとりが置かれている状況次第です。特に、図表2の「その他」に当たる治療に関しては保険適用になるかどうかの判断が重要です。

例えば、打撲やねん挫・骨折などの急性のケガや症状に対しては保険適用となる一方で、肩こりや腰痛などで慢性の症状と判断されてしまった場合は保険適用外となります。

このように適用されるためにはそれぞれ条件が決まっているため、わからない点や気になる点は積極的に質問しながら手続きを進めていくことが大切です。

協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入するメリット

協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入するメリットはさまざまですが、中小企業で働いている場合はほぼ強制的に加入させられているケースがほとんどです。そのため、大切なのは加入した後にどのような場面で使用できるか把握しておくことであり、使用できる場面では積極的に活用する点であるといえます。

協会けんぽの保険料についても毎月給料から天引きされて支払われているため、自分が条件を満たしている場合は積極的に活用しても問題はありません。

協会けんぽに加入するメリットとしては、以下が挙げられます。

●中小企業で働いていると加入と保険料支払いが任せられる

●保障してくれる範囲が広い

●健康サポート面も充実している

具体的な保険料については各都道府県で保険料率が決められているのに加えて、一人ひとりの標準報酬月額や標準賞与額が基準となっています。細かい部分で違いはありますが、基本的な保険料率は10%前後になります。

協会けんぽのメリット1:中小企業で働いていると加入と保険料支払いが任せられる

中小企業で働いていると協会けんぽの加入と保険料支払いを任せられるため、特別な意識をしなくても万が一の事態に備えることが可能です。

企業では新しく雇用した人も保険加入させることが義務付けられており、入社時にマイナンバーや必要書類の提出をしておけば後は担当部署が加入のための手続きを進めてくれます。また、協会けんぽの保険料に関しても自分自身で支払う必要はなく、会社側が給料天引きで保険料支払いをおこなうので安心です。

「どれくらいの保険料を支払っているか」については、給与明細を確認すればわかるため、気になる場合は給与明細に記載されている保険料をチェックしてみましょう。会社によっては協会けんぽに関しての情報について知らせてくれるケースもあり、その場合は開催されるイベントや特典などについても把握しやすいです。

協会けんぽのメリット2:保障してくれる範囲が広い

協会けんぽでは保障してくれる範囲が広いのも魅力であり、万が一の事態が発生した際には生活を守ってくれる、高額になってしまった医療費を抑えられるなどの効果が期待できます。

毎日の生活を平穏に過ごせるのが理想ではありますが、さまざまな事情で働けなくなる可能性は誰にでも起こりえます。例えば、病気やケガが原因でドクターストップがかかったり、第三者行為の事故に巻き込まれてしまったりするケースも十分に考えられます。

働けない期間は当然給料がもらえないので、生活を維持するのが難しくなります。特にパートナーや子どもなどの扶養家族がいるとさらにリスクは高くなります。しかし、傷病手当金などで働けない期間中も一定の金額を受給できれば、生活の維持がしやすくなります。

他にも、働けない期間中も病気やケガで病院に通う必要はありますが、医療費についても自己負担額が3割に抑えられているためその点でも負担は軽減されるでしょう。

協会けんぽのメリット3:健康サポート面も充実している

協会けんぽでは健康サポート面も充実しています。生活習慣病予防や季節の健康レシピなども公開しており、どのように健康増進すればよいかわからない方もサポートしています。

近年では食生活やライフスタイルの変化に伴って生活習慣病が増えていますが、一人ひとりが運動や食生活について気を付ければ防ぐことは可能です。生活習慣病を防ぐために推奨されている方法もさまざまで、例えば、「今よりも運動する時間を10分多くする」「たばこを止めて禁煙する」「食事バランスに気を付ける」など多岐にわたります。

健康は日々の仕事に取り組むためには必要不可欠な要素といえるため、日常的に意識しながら行動する必要があります。一度健康を損ねてしまうと再び元通りに戻すのはかなり大変なので、そのような事態を避けるためにも運動と食事などには気を付けるようにしましょう。

協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入するデメリット

協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入するメリットはいろいろとありますが、同時にデメリットがあることも意識しておきましょう。

注意点としては、協会けんぽは自分の意思に関係なく対象の企業に入社した際ほぼ強制的に加入させられる保険のため、どのようなデメリットがあるかについては事前に把握しておく必要があります。

協会けんぽに加入するデメリットとしては、以下が挙げられます。

●加入する健康保険組合について選ぶ自由がない

●申請してから受給できるまでに時間が必要

ただし、これらのデメリットについては他の健康保険組合においても同様であり、人によってはデメリットと感じない場合もあります。具体的な内容についてそれぞれ解説するので、気になる方は確認してみてください。

協会けんぽのデメリット1:加入する健康保険組合について選ぶ自由がない

中小企業に勤めた際に加入する健康保険組合については自身で選ぶ自由はなく、会社が決めた健康保険組合に加入するのが基本です。そのため、協会けんぽに加入した場合には決められた保険料の支払い、受けられる保障についても協会けんぽの範囲内で定められています。

自分で加入する健康保険組合について選べないのはデメリットに感じるかもしれませんが、実際には協会けんぽでは加入者が安心できるようにさまざまなサポート体制を整備しているため安心して加入することができます。

万が一の事態が発生して働けなくなった場合や、事故に巻き込まれたときでも各種手当が用意されています。注意点としてはすべてのケースで保障が受けられるわけではなく、決められている条件を満たす必要があるという点です。

協会けんぽのデメリット2:申請してから受給できるまでに時間が必要

具体的な申請方法については申請する保障や在籍している会社によって異なるため、申請方法がわからない場合は担当部署や協会けんぽに相談しながら進めるのがおすすめです。

ただし、申請してからすぐに各種手当が支払われるわけではなく、数ヶ月程度の時間が必要になるケースがあります。申請してからどれくらいの期間で支払われるかについて気になる方は担当部署などに確認して、各種手当が支払われるまでの期間の過ごし方について考えるようにしましょう。

会社によっては独自の制度を設けている場合もあり、給料と同様に支払われることもあるため、就業規則などについても改めて確認することが大切です。

協会けんぽ(全国健康保険協会)が向いている人の特徴

協会けんぽ(全国健康保険協会)が向いている人の特徴としては、どのような保険内容が用意されているか自分で把握できる方です。

基本的に協会けんぽに加入している方は中小企業の従業員とその扶養家族が多いですが、その中で具体的に保険内容について理解している方はかなり少ないのではないでしょうか。上手に活用できれば各種給付金などが適宜支払われるため、自分自身の負担を軽減することも可能となります。

毎年健康に過ごすためには健診なども定期的に受けることがおすすめですが、協会けんぽでは健診と保険指導についても案内しています。それぞれの都道府県における健診実施機関についても紹介しているため、自分自身の健康状態などを把握したい方は活用してみましょう。他にも健康サポートの一環として季節の健康レシピなども掲載しており、さまざまな場面で活用できるのも強みです。

協会けんぽ(全国健康保険協会)を利用する上での注意点

協会けんぽ(全国健康保険協会)は誰でも加入できるわけではなく、在籍している企業によって加入できるかが決まります。

一般的には中小企業の従業員とその扶養家族が加入していますが、一方で、大企業などでは独自の保険組合に加入しているケースも少なくありません。自分自身が協会けんぽに加入しているかどうか確認する方法としては会社から支給されている健康保険証を確認して、保険者名称の部分が「全国健康保険協会」となっていれば協会けんぽに加入していることになります。

協会けんぽに加入しているとさまざまな恩恵が受けられますが、具体的な申請方法については会社を通して申請するケースが多いです。申請内容次第では会社での精査なども必要となるため、具体的な申請方法についてはそれぞれの会社の担当部署に確認するようにしましょう。

各種申請をする際は必要となる書類や添付書類を調べて、漏れなく提出する必要があります。もしも、提出書類や添付書類に不備がある場合は手当などの給付が遅れる可能性もあるため、手続き内容については不備なく確認しておきましょう。

協会けんぽ(全国健康保険協会)まとめ

協会けんぽ(全国健康保険協会)では加入者が安心して毎日を過ごせるようにさまざまなサポート体制を整えています。内容としては、保険診療の利用・健康診断費用の補助・各種手当金の支払いなど多岐にわたります。

ただし、各種申請についてはそれぞれの条件を満たしていることが前提であり、会社を通して申請する場合や自分自身で申請する場合など申請方法もさまざまです。具体的な申請方法がわからない場合は、会社の担当部署や協会けんぽに相談しながら手続きを進めましょう。

また、各種手当などで支給される金額については標準報酬月額などで決まるため、対象となった際には支給額などは事前に確認しておくことが大切です。

出典

全国健康保険協会(協会けんぽ)
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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