更新日: 2024.03.28 その他保険

がん保険はいらない? 不要な場合と必要性が高い人の特徴を徹底解説!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

がん保険はいらない? 不要な場合と必要性が高い人の特徴を徹底解説!
日本では、数多くの保険会社で「がん保険」が取り扱われていますが、そもそもがん保険は必要ないといわれることもあります。しかし、厚生労働省の調査によると、日本人のおよそ4人に1人は「がん」で亡くなっているため、その必要性についてはしっかりと理解しておくことが大切です。
 
本記事では、がん保険が不要な場合と、がん保険の必要性についても解説するので、がん保険への加入を検討している方は参考にしてみてください。

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日本人の死因第1位が「がん」

日本人の死因第1位は「がん」であり、2022年(令和4年)には38万5797人(男性22万3291人・女性16万2506人)ががんで死亡しています。国立研究開発法人国立がん研究センターによると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性65.5%・女性51.2%(2019年データ)、日本人ががんで死亡する確率は男性25.1%・女性17.5%です。
 
データで見るとがんで死亡する確率はかなり高いといえ、治療などで費用も必要になります。
 
少し前までは「がんは治らない病気」といわれていましたが、近年では医療技術の発達によって早期発見すれば治るケースも少なくありません。
 
がんは自分たちが思っているよりも身近な病気であるといえるため、自分は絶対にならないと決めこまずに、誰でも罹患(りかん)する可能性があると考えておくことが大切です。
 

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がん保険とは?

「がん保険」とは、その名前の通り、がんに特化している保険です。
 
がんにかかるとさまざまな費用が発生するため、費用の自己負担を軽減するために加入するのが目的といえます。注意点としては、がん保険は「がんになったとき」にだけ保障されるため、他の病気やけがなどで入院・手術した際には保障されません。
 
また、がんになって働けなくなると生活費などの確保が難しくなるため、がん保険によってまとまった資金が得られると生活費としても活用できるので安心です。基本的な保障内容に特約(オプション)を加えると、さらにさまざまな状況に対応可能です。
 

がん保険で得られる保障内容

がん保険で得られる保障内容については、それぞれのがん保険によって異なります。
共通している保障内容もあるので、内容について理解してからがん保険に加入することが大切です。
 
基本的な保障内容として、「がん診断給付金」「治療給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」の4つが挙げられます。それぞれの特徴については、以下のとおりです。
 

がん保険の保障内容1:がん診断一時金

がんと診断されたときに受け取れるお金であり、入院の準備費や生活費など幅広い用途で利用できます。
 

がん保険の保障内容2:治療給付金

がんの治療を受けたときに受け取れて、放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療などが対象となります。
 

がん保険の保障内容3:がん入院給付金

がんで入院した際に受け取れる給付金で、支払限度日数や1日当たりの給付金などは、がん保険ごとに違うので注意してください。
 

がん保険の保障内容4:がん手術給付金

がんに関する手術をした際に受け取れる給付金であり、具体的な給付金や支払回数などはそれぞれのがん保険の内容を確認してください。
 
他にもそれぞれの保険商品で細かい保障内容が決められているため、自分自身の考え方やライフスタイルに合わせて判断することが大切です。
 

「がん保険はいらない」といわれている理由

日本人はがんで死亡してしまう確率が高いという統計が出ていますが、一部では「がん保険はいらない」ともいわれています。いらないといわれている理由はさまざまな点が挙げられますが、加入していても最終的に保険を活用できるケースが少ないなども理由として考えられるでしょう。
 
これからがん保険に加入するか考えている場合、「いらない」といわれている理由についても理解しておくことが大切です。
 
「がん保険はいらない」といわれている理由としては、以下が挙げられます。
 

●若い世代はがんになるリスクが比較的低い
 
●がん保険に加入しても給付金がもらえるかは分からない
 
●公的制度である高額療養費制度である程度医療費は対策できる

 
この3点が「がん保険はいらない」といわれている理由としては代表的なもので、これらの理由により、がん保険に加入しなくてもある程度は対策ができると考えられています。それぞれの理由について解説するので、がん保険について気になっている方は参考にしてみてください。
 

「がん保険はいらない」といわれている理由1.若い世代はがんになるリスクが比較的低い

「がん保険がいらない」といわれている大きな理由としては、若い世代はそもそもがんになるリスクが比較的低いためです。
 
特に、35歳未満は全体的に見ても罹患(りかん)率が低いので、がん保険に加入しても実際に利用する可能性はそこまで高くありません。結果として保険料を支払うのが無駄になってしまうと考えている方も多く、比較的がんになりやすい年齢に差し掛かるまでは特に対策をする必要がないという考え方もあります。
 

「がん保険はいらない」といわれている理由2.がん保険に加入しても給付金がもらえるか分からない

がん保険はがんにかかった際に各種給付金が支払われる制度ですが、加入しているがん保険の保障内容や実際にかかったがんの種類によっては給付金がもらえない可能性もあります。また、どれくらいの給付金が受け取れるかについてはがん保険の種類や、それぞれの保障内容で大きく変わります。
 
一口にがんといっても、がんの種類やステージ・受ける治療などは多岐にわたるため、加入しているがん保険だけでは不十分になる可能性もあります。
 
さまざまな要素が絡み合った結果として十分な給付金が受け取れないケースもあるため、一般的ながん保険の保障だけでは十分な金額を確保できない場合なども視野に入れておきましょう。
 

「がん保険はいらない」といわれている理由3.公的制度である高額療養費制度で医療費は対策できる

公的制度である高額療養費制度で医療費が高くなる点についてはある程度対策ができます。高額療養費制度では、一定の金額を越えた分は後から払い戻されるため、がん保険はいらないとの意見もあります。
 
がん治療のために手術や入院をして医療費が高額になっても、それぞれで決められている金額以上は自己負担額が増えません。注意点として、高額療養費制度は、最初は自分自身で支払いをして、後から自己負担額を越えた分が払い戻される仕組みとなっている点には気を付けましょう。
 
高額療養費制度は毎月の支払額については抑えられますが、自己負担額分は自分自身で支払わなければなりません。また、払い戻しを受けるためには各種手続きをおこなう必要があるため、手続き方法などについてもしっかりと調べて対応するようにしましょう。
 

がん保険に加入していないと起こるリスク(デメリット)

がん保険はいらないといわれていますが、がん保険に加入していないと起こるリスクも存在します。自分にとって、リスクを許容できるかどうかを判断しなければなりません。誰でもがんになる可能性はあるため、がんになった際の行動なども視野に入れて考えましょう。
 
がん保険に加入していないと起こるリスク・がん保険自体のデメリットについては、以下が挙げられます。
 

●まとまった資金が確保できずに治療が受けられない
 
●がんになった後の保険加入は難しい

 
がん保険に加入していないと起こるリスク(デメリット)について把握して、自分ががん保険に加入しなかった際に起こりうる問題などについても考えることが大切です。具体的なリスクなどについて解説するので、がん保険への加入で悩んでいる方は参考にしてみてください。
 

がん保険に加入していないと起こるリスク(デメリット)1.まとまった資金が確保できずに治療が受けられない

がん治療を受けるためにはまとまった資金が必要になるため、資金確保ができないとがん治療が満足に受けられない可能性があります。他にも、がん保険の保険金は生活費などにも活用が可能なので、家族などが安心して過ごせるような状況にもつなげられるでしょう。がんになると働くのが難しくなったり、入院費や治療費などで費用がかかったりします。
 
確かに高額療養費制度などを活用すれば一定以上の費用は払い戻されますが、自己負担額が完全になくなるわけではありません。手元資金を確保できていると、さまざまな場面で余裕が持てます。そのため、実際にがんになった際にかかる費用などについては事前に計算をしておいて、本当に保険加入しなくても問題ないかの判断が重要でしょう。
 

がん保険に加入していないと起こるリスク(デメリット)2.がんになった後の保険加入は難しい

がん保険に加入するためには告知項目を満たす必要があるため、がんになった後の保険加入は難しいです。
 
理由としては、がん保険の告知事項には「直近数年間でがんになっていない」などがあるため、どうしてもがんになった後には保険加入のハードルが高くなります。
 
そもそもがん保険を始めとするあらゆる保険は万が一に備えることが目的なので、がんになる前に加入するのがよいでしょう。
 

がん保険に加入しておく必要性(メリット)

がん保険に加入しておく必要性(メリット)についてもさまざまであり、自分にとってメリットが大きいかデメリットが大きいか判断することが重要です。メリットとデメリットを比較して、自分にとってメリットが大きいと判断した際には、前向きにがん保険への加入を検討してみましょう。しかし、検討するためには具体的な必要性やメリットについての理解が必要です。
 
がん保険に加入しておく必要性(メリット)については、以下が挙げられます。
 

●がん保険では各種給付金が受け取れる
 
●入院日数が決められていないがん保険もある
 
●医療保険よりもがんに対しての保障が手厚い
 
●長期間の治療になっても生活の維持などに役立つ

 
がん保険に加入しておく必要性(メリット)について理解して、自分は加入するべきかどうかの判断をすることは大切です。それぞれの必要性(メリット)について解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
 

がん保険に加入しておく必要性(メリット)1.がん保険では各種給付金が受け取れる

がん保険では各種給付金が受け取れるため、がん治療を受けるための資金準備などにも効果的です。また、各種給付金については受取回数などが定められているものと、受取回数が定められていないものがあります。
 
がんは、「一度治っても再発する可能性が考えられる病気」なので、がん診断給付金が診断確定されるたびに支払われるものや、がんに関しての手術なら何度でもがん手術給付金が支払われるものなどは心強いといえるでしょう。
 
このように各種給付金を受け取れると安心して治療が受けられ、自己負担額についてもがん保険だけでカバーできる可能性があります。具体的な保障内容などについてはがん保険ごとに違うので、保険加入する前の確認が大切です。
 

がん保険に加入しておく必要性(メリット)2.入院日数が決められていないがん保険もある

がんは治療を受けるために入院が長期化する可能性が考えられますが、一般的な保険では入院日数の上限が定められているものも少なくありません。
 
それぞれの保険には入院している間は給付金が支払われる仕組みが整備されていて、入院給付金×入院日数などで金額については決定されています。がん保険の多くは入院日数に制限が設けられていないため、入院が長期化しても入院給付金が受け取れて治療費に充てられます。
 

がん保険に加入しておく必要性(メリット)3.医療保険よりもがんに対しての保障が手厚い

一般的な医療保険でもがんに対しての保障が主契約に含まれていたり、特約(オプション)で付与できたりと対策は可能です。しかし、この各種保障はがん保険と比較すると充実しているわけではなく、がんの種類や状況次第では不十分になるケースも考えられます。
 
一方で、がん保険はがんに特化している保険であるため、抗がん剤治療や放射線治療などの専門性が高い治療にも対応しているのが強みです。
 
がん治療の中でも先進医療を受けると公的保険などが利用できず、最終的な費用が数百万円になるケースも少なくありません。がん保険では先進医療なども保障範囲に含まれているものも多く、一般的な医療保険よりも手厚い保障が受けられます。
 

がん保険に加入しておく必要性(メリット)4.長期間の治療になっても生活の維持などに役立つ

がんの治療は、他の病気などと比較すると治療期間が長期間になりやすいです。
 
がん保険は、長期間の治療になっても安心して治療継続ができるように、各種給付金などを充実させています。がんの種類や進行具合によっては仕事しながら治療を受けられる場合もありますが、がん治療のために仕事を休職したり、退職したりする必要が出てくるケースも少なくありません。
 
各種給付金がもらえると生活の維持などにも役立つため、さまざまな事態を見据えてがん保険への加入を検討するのがおすすめです。
 

がん保険が必要な方の特徴

がん保険はいらないといわれていますが、実際にはがん保険が必要な方も少なくありません。自分にがん保険が必要かどうか知っておけば、加入する際に判断するポイントになります。万が一に備えるためにも、該当している方は保険加入を検討してみましょう。
 
がん保険が必要な方の特徴としては、以下が挙げられます。
 

●貯蓄が少なくて十分な資金が確保できない
 
●貯蓄などを治療費に使いたくない
 
●個人事業主やフリーランスで働いている
 
●がんにかかった際に治療の選択肢を広く持ちたい

 
どのタイミングでがんになるかは誰にも予想ができないので、自分に必要だと判断した際にはできるだけ早いタイミングで専門家などに相談するのがおすすめです。それぞれの特徴について解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
 

がん保険が必要な方の特徴1.貯蓄が少なくて十分な資金が確保できない

がん治療にはかなりの費用が必要になることに加えて、がんと診断されて休職や退職をすると収入も減少します。このような状態で十分な資金が確保できていないと生活費や医療費の支払いの負担が大きくなり、十分な環境を整えながら治療に取り組めなくなるかもしれません。具体的にどれくらいの費用が必要になるかは、それぞれが置かれている状況によって異なります。
 
がん保険に加入しておくと各種給付金が受け取れるため、生活費や医療費に充てながらがん治療に専念できます。貯蓄が少なくて十分な資金が確保できない場合は、がん保険に加入して各種給付金を活用できるようにしておきましょう。
 

がん保険が必要な方の特徴2.貯蓄などを治療費に使いたくない

貯蓄などが十分にあって、治療費などを問題なく支払える方でも、それらを治療費などに使いたくないと考えている方もいるのではないでしょうか。
 
貯蓄をしている目的については人によって異なり、子どもの教育資金や老後資金としている方などさまざまです。このように目的が決まっている貯蓄をしている場合は、がん治療などの医療費についてはがん保険を活用するのがおすすめです。
 
また、自分では十分にがん治療に対して貯蓄ができていると思っていても、治療期間が長くなると貯蓄が不足する可能性も考えられます。
 

がん保険が必要な方の特徴3.個人事業主やフリーランスで働いている

個人事業主やフリーランスで働いていると公的制度などの対象外になるケースが多く、働けなくなった際のデメリットが会社員と比較するとかなり大きいといえます。
 
例えば、会社員として働いていると傷病手当金や退職金を受け取れるため、働けなくなってもある程度の収入は確保可能です。
 
一方で、個人事業主やフリーランスの方が働けなくなると、傷病手当金や退職金がないため収入が一気に減ってしまいます。
 
がん治療が終わった後に仕事が確保できているならいいのですが、どうしても復帰してすぐに以前と同じだけの仕事量をこなすのは難しいため、このようなリスクに備えるためにも、がん保険への加入が重要になります。また、個人事業主やフリーランスの方は、会社員と違って生活費の支出以外にも、事業の支出も必要となります。
 
店舗などを持っている個人事業主やフリーランスの方は、そのまま家賃などについても支払いを続けなければならないため、万が一に備えて、がん保険については検討しておく必要があるといえます。
 

がん保険が必要な方の特徴4.がんにかかった際の選択肢を広く持ちたい

がん保険は、さまざまな保障内容があるのが特徴であり、がんにかかった際にも選択肢を広く持てます。
 
一口にがん治療といってもさまざまな種類が存在しているため、どの方法が自分に合っているかは判断が難しいです。また、治療内容によっては公的制度などからの給付を受けられますが、先進医療などでは公的制度の活用ができません。
 
先進医療などを含めて「幅広い治療を受けたい」と考えている方は、がん保険に加入しておくのがおすすめです。治療の選択肢が広くなると前向きにさまざまな治療法を試せるのに加えて、入院給付金などを受け取りながら中長期的な治療にも取り組めます。
 

がん保険が必要ない方の特徴

中にはがん保険があまり必要ではない人もいます。例えば、年齢が若い方や公的医療制度を活用すればいいと考えている方などが当てはまります。
 
がん保険が必要ない方の特徴として、以下が挙げられます。
 

●収入や貯蓄が十分にあって医療費や生活費に支障がない
 
●医療保険にがん特約を付帯して十分に備えられている

 
確かにがん保険は万が一に備えて重要な役割を持っていますが、毎月の保険料などの支払いを負担に感じる方もいるでしょう。がん保険がいらない方の特徴について解説するので、保険加入を悩んでいる方は参考にしてみてください。
 

がん保険が必要ない方の特徴1.収入や貯蓄が十分にあって医療費や生活費に支障がない

収入や貯蓄が十分にあって医療費や生活費に支障がない場合、がん保険に加入する必要性は低くなります。
 
そもそも保険は「万が一」があった際に金銭的な負担を軽減するためのものなので、経済的に余裕があれば加入しなくても問題ありません。また、収入に関しても会社員としての給料以外に、不労所得などがある場合はがんにかかったとしても収入を確保できるでしょう。
 

がん保険が必要ない方の特徴2.医療保険にがん特約を付帯して十分に備えられている

がんに関しての対策としては、がん保険以外にも、医療保険にがん特約を付帯する方法も挙げられます。
 
「がん特約」がどのような保障をしているかはそれぞれで異なりますが、かなり広い範囲をカバーしている場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。十分に自分が希望している範囲をカバーできているなら、新しくがん保険に加入する必要はないといえます。
 

がん保険の選び方

一口にがん保険といっても数多くの種類が存在しているため、その中からどれを選べばいいかについて悩んでしまう方も多いでしょう。また、がん保険に関しては中長期的な保険加入が前提となっており、保険加入した後に自分の考え方やライフスタイルと合わないなどの状況にならないように注意しなければなりません。
 
具体的にどの保険を選択するかについては人によって違いますが、ある程度はがん保険を選ぶ際のポイントについての理解が重要です。
 
がん保険の選び方のポイントとして、以下が挙げられます。
 

●がん保険の保障内容と給付条件を確認する
 
●対象となるがん保険のカバー範囲を確認する
 
●保障期間について確認する
 
●がんになった際の生活費などが補てんできるか確認する
 
●ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談する
 
●がん保険の保障範囲が不十分だと感じるなら複数契約をする

 
それぞれのポイントについて確認しておけば、自分に合っているがん保険を見つけやすいでしょう。がん保険の選び方について解説するので、これからがん保険を探す方は参考にしてみてください。
 

がん保険の選び方のポイント1.がん保険の保障内容と給付条件を確認する

がん保険を選ぶ際のポイントは自分自身ががんにかかった際に、カバーしたいと思っている内容をカバーしてくれるものを選ばなければなりません。例えば、自分が一家の大黒柱として世帯収入の多くをまかなっている場合、がん診断給付金が多めのものを選んだほうがいいでしょう。
 
また、がん診断給付金は最初の1回だけ支払われるものもあれば、がんと診断されるたびに支払われるものもあります。
 
入院給付金と手術給付金は高いほうが安心して中長期的ながん治療を受けられるため、ある程度は治療期間が長くなることは視野に入れておくとよいでしょう。また、がん治療に関しては長期化した際にどのような治療が受けられるかについては事前に調べて、先進医療なども含めた治療も受けられる保険商品もあるため確認しておきましょう。
 
1つだけの保険商品を確認して判断をするのではなく、複数の保険会社・保険商品を比較することが重要です。
 

がん保険の選び方のポイント2.対象となるがん保険の範囲を確認する

一口にがんといってもさまざまな種類があり、身体のどの部分にがんが発症するかも違います。また、がんには「上皮内新生物」「悪性新生物」の2つがあり、がん保険によっては悪性新生物だけを対象としているものもあるので注意してください。そのような場合、上皮内新生物と診断された際には保障外になったり、保険金が低くなったりするケースもあります。
 
上皮内新生物は臓器の表面上にできているがんの種類であり、早期発見して手術などの治療で対応できると転移の可能性なども低く抑えることが可能です。一方で悪性新生物は一般的にイメージされている「がん」であり、深部まで進行している状態ともいえます。悪性新生物のほうが状態的には治療負担などが大きくなるので、できるだけ早いタイミングで治療することが望ましいです。
 

がん保険の選び方のポイント3.保障期間について確認する

がん保険には保障期間が定められているものと、保証期間が定められていないものがあります。保障期間が定められているものは更新が必要になりますが、更新については自動的におこなわれるものと、自分自身で手続きが必要なものがあるので注意してください。保障期間が定められていないものは解約手続きをしないと、保障が一生涯継続されるのが特徴です。
 
それぞれの保障期間タイプごとに違った特徴・メリット・デメリットが存在しています。保障期間が定められているものは保険料が安いですが、保険更新時に保険料が高くなるケースがあります。一方で保障期間が定められていないものは加入してからずっと同じ保険料で推移するため生活費などの計算がしやすいです。
 

がん保険の選び方のポイント4.がんになった際の生活費などが補てんできるか確認する

がんになると一時的に収入が減少してしまうケースが多く、休職や退職をすると生活を維持するのが難しくなる可能性もあります。公的制度などで傷病手当金が受給できたり、会社から退職金がもらえたりしますが、それだけでは長期的な治療に対応できないケースも考えられます。そのような場合にがん保険で各種給付金が受け取れれば、安心して治療に専念できます。
 
具体的にどれくらいの金額が必要になるかは人によって違うため、がん保険に加入する前に生活費などについては把握しておくことがおすすめといえます。また、他にも加入している保険があるなら、単体で考えずに全体で考える必要があります。
 
全体でバランスを考えておかないと保障内容が過剰になる可能性も考えられるので、自分に必要な金額などは事前に知っておかなければなりません。
 

がん保険の選び方のポイント5.ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談する

がん保険を選ぶためには専門的な知識やノウハウが求められるため、自分だけではどれを選択すればいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。自分だけでは判断が難しい場合、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのがおすすめです。
 
専門家は一人ひとりの家族構成やライフスタイルなどをヒアリングして、そこからそれぞれに適したがん保険について提案してもらえるのが特徴です。
 
無料相談窓口などを活用すると、自分が希望している内容に合ったファイナンシャルプランナーを紹介してもらえる場合があります。また、複数の保険商品を同時に見積もりすることもできるため、それぞれを比較しながら決められるのも特徴です。
 

がん保険の選び方のポイント6.がん保険の保障範囲が不十分だと感じるなら複数契約をする

がん保険は1つだけしか加入できないわけではなく、加入条件を満たしているなら複数のがん保険に加入できます。自分が気にしている部分を十分に保障できていないと感じているときは、複数のがん保険に加入することで対策できる場合があります。ただし、複数のがん保険に加入すると保険料なども高くなるので、本当に自分にとって必要かどうかの判断は大切です。
 

がん保険に加入する際の注意点

がん保険に加入する際の注意点としてはさまざまですが、あくまでも自分にとって重要かどうかを判断することが大切です。注意点について理解しておかないと、後から思わぬ問題やトラブルに発展するかもしれません。自分や家族を守るためにも注意点については理解して、一つひとつの段階に取り組むことが大切です。
 
がん保険に加入する際の注意点としては、以下が挙げられます。
 

●がん保険の保障と保険料のバランスに注意する
 
●がん保険は定期的な見直しが必要
 
●免責期間が設けられていないか確認する
 
●がん以外の病気は保障されない
 
●毎月の保険料が負担になる

 
がん保険は中長期的な契約が前提となっている側面もあるので、自分が納得できるかどうかは重要です。ただし、自分自身の家族構成やライフスタイルなどに変化が起こる可能性も考えられるため、状況に合わせながら自分に合っているがん保険を選ぶようにしましょう。
 
がん保険に加入する際の注意点について解説するので、がん保険に加入する前に一度確認してみてください。
 

がん保険に加入する際の注意点1.がん保険の保障と保険料のバランスに注意する

保障内容と保険料のバランスを意識して、自分にとって過不足がないか確認することが大切です。例えば、保障内容が不足しているとがんになった際に十分な保障が受けられず、保障内容が過剰だと毎月の保険料支払いが負担になります。このような事態を避けるためにも全体的なバランスについて考えながら、自分に合っているがん保険を選ばなければなりません。
 
がん保険料については基本的に若い世代の方が安くて、年代が高くなるほど保険料も高くなります。しかし、若いうちに加入すると自分を取り巻く環境が変化するため、保障内容が不十分になる可能性も考えられます。自分を取り巻く環境が変化する可能性が高い間は定期保険を選択して、落ち着いたタイミングで終身保険を選択する方法も有効です。
 

がん保険に加入する際の注意点2.がん保険は定期的な見直しが必要

がん保険は定期的な見直しが必要であり、家族構成やライフスタイルが変わると必要になる保険金なども変化します。例えば、独身時代に契約したがん保険では自分だけが生活を維持できるような保険金があればいいですが、結婚して子どもができると自分以外にも家族が安心して生活できるように高めの保険金が必要となります。
 
他にも、子どもがいる間に必要となる保険金と、子どもが独立してから必要となる保険金の金額は違います。
 
このように定期的に保険内容については見直しをおこなって、保険料なども含めて保障とのバランスを考えなければなりません。がん保険の見直しについてもファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して、その時その時で最適ながん保険を選ぶことが大切です。
 

がん保険に加入する際の注意点3.免責期間が設けられていないか確認する

免責期間とは契約開始日から保障開始日までの間の期間を指しており、この期間中にがんにかかったとしても保険金などが支払われません。免責期間中にがんにかからないなら問題ありませんが、かかるかかからないかについては誰も予測はできません。保険金が支払われないリスクを回避するためにも、免責期間がないがん保険を選択するのがおすすめです。
 

がん保険に加入する際の注意点4.がん以外の病気は保障されない

がん保険はその名前の通り、「がんに特化した保険」になるので、がん以外の病気やけがでの入院や手術は対象外です。がんに対しては十分な保障が受けられますが、他の病気やけがに対応するためには違う保険への加入が必要になります。がん保険と他の保険はまったくの別物として考えて、さまざまな角度から対策を考えなければなりません。
 
確かに、日本人の死因としてはがんが大きな割合を占めていますが、他にも心筋梗塞や脳卒中などさまざまなリスクがあります。このような病気に対応するためには、がん保険と他の保険とを組み合わせることも視野に入れて考えてみてください。
 

がん保険に加入する際の注意点5.毎月の保険料が負担になる

がん保険に加入すると毎月の保険料がかかるため、保険料と自分自身の収入とのバランスが重要になります。
 
万が一に備えてがん保険に加入したいと考えていても、保険料負担が大き過ぎる場合は一度加入を考え直したほうがいいかもしれません。どの保険商品であっても基本的な考え方として、日常生活を守りながら加入する必要があります。
 
一般的に若い世代のほうががんになる可能性が低いので保険料も安いですが、収入に対しての保険料負担が大きくなるケースも少なくありません。がん保険が備えている保障と保険料・自分自身の収入のバランスとを総合的に判断して、自分が納得できる場合に加入するようにしましょう。
 

「いらない」といわれるがん保険まとめ

がん保険はいらないといわれていますが、実際にはがん保険に加入しておいた方が良いケースも多いです。日本人の死因の中でもがんは特に高い割合を占めているため、万が一に備えてがん保険に加入することも検討する必要があります。また、がん治療についてはまとまった資金が必要になるので、がん保険を活用して治療費に備えることは重要です。
 
実際にがん保険に加入する際には複数のがん保険を比較して、自分の考え方やライフスタイルに合わせて選択してください。場合によっては、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することもおすすめです。
 

出典

厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況 第7表 死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)
国立研究開発法人国立がん研究センター 国立がん研究センターがん情報サービス 最新がん統計
全国健康保険協会ホームページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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