更新日: 2024.09.03 その他保険

うつ病でも入れる保険はある? 加入しやすい保険と公的制度を紹介

うつ病でも入れる保険はある? 加入しやすい保険と公的制度を紹介
近年はストレス社会といわれ、心身ともにストレスやプレッシャーを感じている方は多く、その結果として、「うつ病」などと診断された場合には通院や治療などをするためにかなりの費用がかかってしまいます。
 
このような費用をカバーするために医療保険への加入がおすすめですが、うつ病になると加入できる保険の選択肢が少なくなってしまいます。しかし、うつ病でも加入しやすい保険はありますし、公的制度を利用すれば各種費用についてはカバーすることが可能となります。
 
本記事では、うつ病でも加入しやすい保険や活用できる公的制度について解説するので、保険加入で悩んでいる方は参考にしてみてください。

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うつ病だと各種保険に入りにくい理由とは?

「うつ病」だと各種保険に入りにくい理由としては、さまざまなリスクが高いためであるといえ、健康的な人と比較した際に入院や手術・死亡リスクなどが高いと判断されるからです。一般的な保険制度では保険加入者から保険料を集めて運営されており、集めた保険料で保険金などを支払うという仕組みです。
 
仮に、集めた保険料以上に保険金を支払ってしまうと、保険会社は赤字になって、最悪の場合、経営破綻などにつながってしまうおそれがあります。
 
そのため、各種「リスクが高い方」はそもそも保険加入ができなかったり、保険加入したとしても保険料が高かったりします。そして各種リスクの有無を判断するために保険加入時には告知がおこなわれますが、告知内容としては健康状態・身長や体重・職業・過去の通院歴や入院歴などさまざまです。
 
具体的な告知内容については保険商品ごとに決められていますが、多くの保険商品にはうつ病に関する項目が含まれています。
 
そのため、うつ病だと各種保険には入りにくく、入れる保険商品などは限定されてしまうケースが多いです。
 

うつ病を隠して保険契約するとどうなる?

保険加入の告知方法はそれぞれで設定されていますが、多くのケースでは自己申告で各項目に該当しているかを記入します。そのため、うつ病を隠して保険契約をすること自体は不可能ではなく、人によってはうつ病を隠してでも保険加入をすればいいと考えるかもしれません。
 
しかし、うつ病を隠して保険契約すると「告知義務違反」に該当するため、後から大きな問題やトラブルにつながる可能性があります。
 
たとえ「告知義務違反をしても保険会社にはバレない」と思っていても、実際に保険金支払いの要件を満たした際に保険会社はさまざまな調査をするのが一般的です。この調査結果によって告知義務違反に該当すると判断された場合、保険金支払いの要件を満たしていても支払いがされません。
 
契約違反としては保険契約が解除される可能性も十分に考えられ、解除されたとしても払い込んだ保険料などは戻ってこないでしょう。
 
もしも、うつ病を隠して保険契約をして保険金を受け取っていたとしても、後から告知義務違反が判明すると契約解除や保険金が支払われないなどが請求される場合があります。このような事態を避けるためにも、うつ病を隠しての保険加入は絶対にしないようにしましょう。
 

うつ病でも入りやすい保険の特徴とは?

うつ病でも入りやすい保険の特徴としてはさまざまですが、基本的には保険種類を基準として考えるのがおすすめです。
 
日本に存在している保険種類によっては、持病を持っている方やうつ病の方でも入りやすい保険もあります。保険はさまざまな場面で必要になる費用をまかなうために重要な役割を持っているため、うつ病でも加入できる保険について把握しておくのは重要です。
 
うつ病でも入りやすい保険の特徴として、以下が挙げられます。
 

●引受基準緩和型の生命保険、医療保険
 
●無選択型の生命保険、医療保険
 
●がん保険

 
これらの保険についてはうつ病でも入りやすいので、万が一に備えるためにも保険加入を検討するのがおすすめです。うつ病でも入りやすい保険の特徴について解説するので、保険加入を悩んでいる方は参考にしてみてください。
 

うつ病でも入りやすい保険1.引受基準緩和型の生命保険・医療保険

「引受基準緩和型」の生命保険・医療保険は、一般的な生命保険・医療保険と比較して告知内容が緩和されているので、うつ病と診断された方でも加入しやすいものが多いです。
 
告知内容が緩和されているので、持病がある方や過去に病気をした方も加入しやすい保険です。注意点としては、一般的な保険と比較するとさまざまな制限が設けられているため、事前にその内容については確認しなければなりません。
 
制限内容としては、加入してから一定期間は保険金が減額される、もしくは支払われない支払削減期間が設けられているケースが多いです。また、保険料も比較的高い傾向にあります。
 

うつ病でも入りやすい保険2.無選択型の生命保険・医療保険

「無選択型」の生命保険・医療保険は、各種告知や医師による診査などが不要なので、うつ病と診断されたとしても問題なく加入可能です。
 
保険加入に対してのハードルは全保険内でも最も低いといえますが、保障内容が不十分であったり、保険加入から一定期間は保険料が支払われなかったりすることも考えられます。保険加入条件が低いという点はメリットとして挙げられる一方、一般的な保険と比較した際にさまざまな制限がある点がデメリットです。
 
具体的な保障内容などについては、それぞれで設定されているのに加えて、保険料なども割高なので、日常生活において負担にならないかの判断も必要となります。確かに、保険加入は万が一の事態に備えるためにも重要ですが、それ以上に、日常生活に負担がかからないかどうかも重要なポイントです。
 
保障内容と保険料のバランスが取れていないと感じる場合は、他の保険商品と内容なども比較しながら検討してください。
 

うつ病でも入りやすい保険3.がん保険

「がん保険」は、その名前の通りがんに特化した保険になっているため、がんと診断された際やがんに関しての手術を受ける際などに給付金が受け取れます。
 
日本ではがんが原因で亡くなってしまう方も多いので、数多くの保険会社でがん保険が取り扱われています。がんについては誰でも絶対にかからないという保証がないため、加入ができるなら加入しておいた方がおすすめです。
 
がん保険に加入する際にも告知義務が存在していますが、がん保険の告知はがんに関係したものがほとんどです。告知内容次第ではうつ病と診断されていても加入できる可能性があるため、万が一に備えてがん保険への加入も視野に入れて考えてみましょう。注意点としては、がんに特化した保険なので、他の病気やけがなどに対しては保障がありません。
 
がん以外の病気やけがなどに備えたいと考えている場合、他の保険商品を探すか、がん保険と医療保険などを組み合わせる必要があります。
 

うつ病でも加入できる保険おすすめ5選

うつ病でも加入できる保険はさまざまなものが存在していますが、具体的にどのような保険商品があるか気になる方も多いのではないでしょうか。どのような保険商品があるかについて確認しておけば、自分自身が保険商品を選ぶ際の指針にもなります。
 
うつ病でも加入できる保険としては、以下を参考にしてみてください。
 

1.ネオdeいりょう 健康プロモート
 
2.メディフィットRe
 
3.FWD医療引受緩和
 
4.メディカルKit エール
 
5.&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)

 
それぞれの保険で特徴などが異なるので、実際に加入する前には内容について理解しておくことが大切です。また、生命保険などは中長期的な加入が前提なので、自分が納得してから保険加入するようにしましょう。
 

うつ病でも加入できる保険1.ネオdeいりょう 健康プロモート

「ネオdeいりょう 健康プロモート」は、ネオファースト生命が取り扱っており、所定の要件を満たせば保険料が割引になるのも特徴です。
 
要件としては契約日から5年間で入院日数が通算して5日未満なら、健康割引特則が適用されて、以降の保険料が割引されます。本来なら「ネオdeいりょう 健康プロモート」のような引受基準緩和型の保険商品は保険料が高い傾向にありますが、健康割引特則が適用されると保険料を抑えながら各種保障を受けることが可能です。
 
また、給付金の支払削減期間がなく初年度から給付金を満額受け取れるので、保険加入してすぐに入院や手術をした際にも安心です。他にも自分に合った保障を自由に選べるため、主契約だけでは不安を感じている部分の補完などにも役立ちます。
 

うつ病でも加入できる保険2.メディフィットRe

「メディフィットRe」は、メディケア生命が取り扱っている保険商品で、一人ひとりのニーズに柔軟な対応ができる点が強みです。
 
選べる保障内容として「3大入院無制限タイプ」「手術II型」「限定告知型入院一時給付特約」「限定告知型終身保険特約」などがあり、契約者が不安に感じている部分を重点的にカバーした保障内容にできます。保険料についても手頃な料金設定にされているため、中長期的な保険契約を視野に入れて考えやすいでしょう。
 
「メディフィットRe」は支払削減期間が設定されていないため、万が一のことが起きた際にも初年度から給付金・保険金が全額支払われます。どうしても入院や手術などではまとまった金額が必要になるので、支払削減期間がなく初年度から給付金や保険金が支払われるのは心強いです。
 

うつ病でも加入できる保険3.FWD医療引受緩和

「FWD医療引受緩和」は、FWD生命が取り扱っている保険商品であり、主契約以外にも特約・特則を付加して保障内容の充実が図れます。
 
「特約」については、入院時の一時金や退院後の通院、抗がん剤治療やがん治療における自由診療に対する保障などさまざまです。具体的にどのような特約・特則を付与するかについては、一人ひとりの考え方やライフスタイルが大きく影響します。
 
また、入院保障については日帰り入院から保障していますが、入院給付金の支払い限度は、30日型・60日型・120日型の3種類から選択可能です。
 
このように保険面でのサポート以外にも、FWD生命では「FWD健康サービス」も展開しています。「FWD健康サービス」では日々の健康管理から受診・治療・治療後のケアまで専門家からのアドバイスが受けられるサービスです。
 

うつ病でも加入できる保険4. メディカルKit エール

「メディカルKit エール」は、東京海上日動あんしん生命の保険商品で、お手頃な保険料で中長期的に加入しやすいのが特徴です。
 
保険料を抑えられている理由としては解約返戻金をなくしているからですが、死亡保険金は用意されているため、万が一の事態が起きた際には保険金が支払われるため安心して加入することができます。
 
病気やけがなどに対して充実した保障を受けられるのに加えて、支払削減期間をなくしているので、いざというときに十分な給付金を受け取ることも可能です。病気やけがをしてしまうタイミングは誰にも予想ができないので、基本的には支払削減期間がないほうがいいといえるでしょう。
 

うつ病でも加入できる保険5.&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)

「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」は、三井住友海上あいおい生命の医療保険であり、保険加入した後には保険料が一生涯上がりません。そのため、加入した後も一定の保険料で安定して推移するので、毎月の生活費などの計算もしやすくなります。
 
主契約にオプションも付けられるので、自分が気になっている部分についてはさらに保障を充実させられます。主契約だけでも、病気やけがなどで入院した際には、日帰り入院から入院5日目まで一律5日分の入院給付金が支払われる点も強みです。
 
また、「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」では、保険加入した後に持病や既往症が悪化したとしても、条件次第では各種保障を受けられるので安心です。持病や既往症については悪化するタイミングや再発するタイミングがわからないので、後からでも対応してくれるのは心強いといえます。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度

うつ病と診断された際には、「保険以外に活用できる公的制度」も視野に入れて、自分自身の生活を守れないか考えることが大切です。
 
人によっては公的制度などを利用することに後ろめたさのようなものを感じる方もいるかもしれませんが、利用できるものは極力利用するようにしましょう。ただし、公的制度を活用するためには、それぞれで定められている要件を満たさなければなりません。
 
うつ病になった際に活用できる公的制度として、以下が挙げられます。

1. 傷病手当金
 
2. 生活保護
 
3. 特別障害者手当
 
4. 自立支援医療(精神通院医療費の公費負担)
 
5. 高額療養費制度
 
7. 精神障害者保健福祉手帳

 
それぞれの公的制度を利用するための要件は異なるため、自分が該当しているかどうか確認しなければなりません。実際に利用できるかどうかについて気になる場合は、自身が住んでいる市町村窓口などに相談してみましょう。また、公的制度ごとに申請方法なども違うので、決められた手続きをすることも大切です。
 
うつ病になった際に活用できる公的制度についても解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度1.傷病手当金

「傷病手当金」は、病気やけがなどで働けない期間の生活を保障するために重要な役割を持っていますが、健康保険からの支給なので、対象者は会社員や公務員の方となります。
 
そのため、健康保険に加入していない働き方をしている方、個人事業主やフリーランスは利用できない制度になります。傷病手当金を受け取るためには担当医師や勤め先の担当部署が記入する項目があるため、自分だけでは各種申請は進められません。
 
傷病手当金が支払われる条件としては、以下の1から4すべてを満たす必要があります。
 

(1)業務外の事由による病気やけがの療養のための休業であること
 
(2)仕事に就くことができないこと
 
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
 
(4)休業した期間について給与の支払いがないこと

 
休業してから通算1年6ヶ月まで「給与日額×3分の2×休業日数」で受け取る金額の計算が可能です。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度2.生活保護

「生活保護」では、現在の収入や資産、一人ひとりの能力を活用しても生活が送れない、困窮していると判断された場合、最大限度の生活を保障するために保護費が支給されます。
 
具体的にどれくらいの保護費が支給されるかについては、それぞれの市町村で決定されています。また、働けなくても他に年金や手当などがもらえている場合は、十分に生活ができると判断されるケースも少なくありません。
 
生活保護を受けるための要件については、以下の4つを活用しても最低限度の生活を維持できないと判断された場合です。
 

●資産の活用
 
●能力の活用
 
●あらゆるものの活用
 
●扶養義務者の扶養

 
生活保護申請をする前にはこれらを活用できないか十分に検討してから、世帯全員が最低限度の生活を維持するために申請することが前提となります。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度3.特別障害者手当

「特別障害者手当」は、精神または身体に著しく重度の障害を有していて、日常生活において常に特別な介護を必要とする特別障害者の方が対象です。
 
重度の障害で必要になる精神的な負担や物質的な負担を軽減するために支給される手当であり、福祉の向上を目的とされています。支給月額については適用されている方で「月額2万7980円で統一」されており、原則として毎年2月・5月・8月・11月にそれぞれの前月分までが支給される手当です。
 
「特別障害者手当」の支給手続きについては、居住地の市町村窓口への申請が必要となります。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度4.自立支援医療(精神通院医療費の公費負担)

「自立支援医療(精神通院医療費の公費負担)」は、精神障害と当該精神障害の治療に関して生じた病態に加えて、当該精神障害の症状に起因した病態に対して入院しないでおこなわれる医療が対象となります。
 
精神通院医療の対象になるかどうかは症例ごとに判断されるため、具体的に該当するかどうかは医師の診断などによります。入院しないでおこなわれる医療が対象なので、入院して治療を受けている場合は対象外です。
 
「自立支援医療(精神通院医療費の公費負担)」が適用されれば、自己負担額は医療費の1割になります。手続きについては、居住地の市町村窓口に書類を提出します。更新申請は1年ごとに、有効期限の3ヶ月前から可能となっています。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度5.高額療養費制度

「高額療養費制度」は、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費が高額になった際に、自己負担限度額を超えた分が後から払い戻される制度です。
 
具体的な自己負担額については人によって異なり、標準報酬月額などを基準に決められる点は把握しておきましょう。自己負担額については世帯で合算できて、合算した額が自己負担限度額を超えた際にも払い戻しされます。
 
注意点となるのは、すべての請求が「高額療養費制度」で計算できるわけではなく、入院時の食事代や差額ベッド代などは対象外です。そのため「高額療養費制度」を利用できると思っていても、内訳について確認すると対象となっている費用が少ないなどのケースも珍しくありません。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度6.重度心身障害者医療費助成制度

「重度心身障害者医療費助成制度」は、心身に重度の障害がある方が利用できる制度ですが、医療費の自己負担分に対して助成金が受け取れます。
 
具体的にどのような条件で適用されるかは、住んでいる地域によって違うので、居住地の市町村窓口に確認してみてください。
 
例えば大阪府では、大阪府内の市町村に住所がある方で、下記に該当する方は利用できます。
 

(1)障がい等級が1級・2級の身体障がい者手帳をお持ちの方
 
(2)重度の知的障がいの方
 
(3)中度の知的障がいで身体障がい者手帳をお持ちの方
 
(4)障がい等級が1級の精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方
 
(5)特定医療費(指定難病)受給者証または特定疾患医療受給者証をお持ちで、かつ障がい年金1級または特別児童扶養手当1級に相当する方

 
注意点としては、大阪府ではこのような条件が定められていますが、他の地域では条件が違うケースもある点です。検討の際は、自身の住んでいる地域の条件も確認してみてください。
 

うつ病になった際に活用できる公的制度7.精神障害者保健福祉手帳

「精神障害者保健福祉手帳」は、精神障害が原因で長期にわたって日常生活や社会生活への制約がある方が対象で、1級から3級までの区分それぞれで設定されているサービスの利用ができます。
 
設定されているサービスについては全国一律でおこなわれているものもあれば、地域・事業主によっておこなわれているサービスまでさまざまです。
 

うつ病の保険についてよくある質問

ここでは「うつ病の保険」について、よくある質問をご紹介します。疑問点などはそのまま放置していると後から思わぬ問題やトラブルに発展する可能性も考えられます。そのような事態を避けるためにも、疑問点については事前に解消しておくことが大切です。
 
うつ病の保険についてよくある質問は、以下が挙げられます。
 

●うつ病だと通常の保険には絶対に入れませんか?
 
●自分に合っている保険を見つけるにはどうすればいいですか?
 
●保険加入後にうつ病と診断されたら更新はできないでしょうか?
 
●告知義務違反はどのようなことが該当しますか? バレますか?
 
●うつ病を発症してから何年後に保険加入がしやすくなりますか?
 
●うつ病で保険加入する際にはなにに注意すればいいですか?

 
これらはよくある質問として挙げられますが、質問内容については保険加入前から注意するべきものもあれば、保険加入後に注意するべきものまでさまざまです。それぞれのよくある質問について回答するので、うつ病の保険加入について気になる点がある方は参考にしてみてください。
 

うつ病の保険についてよくある質問1.うつ病だと通常の保険には絶対に入れませんか?

うつ病だと通常の保険には絶対入れないわけではなく、それぞれで設定されている告知内容を満たしていれば問題ありません。しかし、審査基準が厳しく設定されているため、実際には選択できる保険商品の数は限定されます。このように審査基準が厳しく設定されているのは、うつ病に限らず他の精神疾患にも共通している内容です。
 
仮に保険加入できたとしても保険料が割高に設定されているケースも多いので、審査基準や保険料を複数の保険会社で比較しておきましょう。
 

うつ病の保険についてよくある質問2.自分に合っている保険を見つけるにはどうすればいいですか?

自分に合っている保険を見つけるためには専門的な知識やノウハウが求められるため、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのもおすすめです。また、1つだけの保険商品に固執して判断するのはリスクが高いので、複数の保険商品を比較しながら選択することも大切です。
 
無料相談窓口などに相談すると、複数の保険会社の保険商品を紹介してもらえるので、自分に合っている保険を探している方は一度利用を検討してみるとよいでしょう。
 

うつ病の保険についてよくある質問3.保険加入後にうつ病と診断されたら更新はできないでしょうか?

保険加入後にうつ病と診断されても生命保険などの更新は可能です。その理由としては、保険更新時には健康状態の告知をする必要がないからです。そのため、現契約と同条件で更新する際には再告知などの特別な手続きは必要ありません。
 
一方で、新規の保険加入や一度解約してからの再契約などは告知が求められるので、うつ病と診断されるとさまざまな手続きが複雑になる可能性があります。
 
うつ病になる前から加入している保険商品に満足しているなら、そのまま継続して利用することをおすすめします。
 

うつ病の保険についてよくある質問4.告知義務違反はどのようなことが該当しますか? バレますか?

「告知義務違反」とは、各種保険加入時に必要になる告知が事実と異なる際に該当しますが、故意や重大な過失でなくても、単純に間違えただけでも該当する可能性があります。そのため、保険加入時にはしっかりと告知内容について確認して、告知義務違反にならないように注意する必要があります。
 
仮に告知義務違反に該当していると判断された場合、契約が解除されるだけでなく、保険金や給付金も支払い対象外となる可能性があります。
 
仮にうつ病を隠して保険加入しても、保険金請求時には保険会社が厳重に調査をするため、必ずどこかのタイミングでバレてしまいます。バレた後にはさまざまな問題やトラブルにつながる可能性も考えられるため、誠実な告知が重要です。
 

うつ病の保険についてよくある質問5.うつ病を発症してから何年後には保険加入がしやすくなりますか?

うつ病を発症すると一生涯保険加入が制限されるわけではなく、一定の期間を過ぎた後は健康な人と同条件で保険加入ができます。具体的にどれくらいの期間が必要になるかは保険会社・保険商品によって違いますが、一般的には完治から5年以上経過すると告知不要になるケースが多いです。
 
ただし、保険会社・保険商品次第では5年よりも短いケースや5年よりも長いケースなどもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
 
注意点としては、完治した後も通院している場合は告知事項に該当する可能性があるため、それぞれの告知条件などについては確認してください。
 

うつ病の保険についてよくある質問6.うつ病で保険加入する際にはなにに注意すればいいですか?

うつ病で保険加入する際にはいくつかのポイントを押さえておくことが重要になりますが、基本的には保険加入してからは中長期の契約となります。そのため、保険料については自分が問題なく支払える金額かどうかを調べて、保険料支払いができなくなるなどの問題が起きないようにしましょう。
 
他にも、保険商品によっては支払削減期間が設けられていますが、これは保険加入した後の一定期間は給付金や保険金が削減される期間です。支払削減期間中に要件を満たしても十分な給付金や保険金が支払われないため、さまざまな支払いについて対応できないかもしれません。保険加入する前には支払削減期間の有無などについてもしっかりと確認しておくようにしましょう。
 

うつ病でも入れる保険まとめ

うつ病でも入れる保険については主に3種類が存在していますが、それぞれで違った特徴やメリット・デメリットを持っています。また、民間保険以外にも公的制度も視野に入れて考えることが大切であり、それぞれを組み合わせて対策を講じる必要があります。うつ病でも入れる保険の注意点としては、自分自身で各種手続きなどをおこなわなければならない点です。
 
特に公的制度については自分で調べて対応する必要があるため、うつ病と診断された場合には、自身が住んでいる市町村窓口に相談することも重要です。
 
人生においてどのような問題やトラブルが発生するかはわからないため、うつ病と診断された方でも、自身の考え方やライフスタイルに合わせて保険加入を検討してみてください。
 

出典

ネオファースト生命保険株式会社 ネオdeいりょう 健康プロモート
メディケア生命保険株式会社 メディフィットRe 特徴
FWD生命保険株式会社 FWD医療引受緩和
東京海上日動あんしん生命保険株式会社 メディカルKit エール
三井住友海上あいおい生命保険株式会社 &LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)
全国健康保険協会ホームページ
厚生労働省 生活保護制度
厚生労働省 特別障害者手当について
東京都福祉局
大阪府ホームページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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