掛け捨て保険おすすめ7社を徹底解説! 選び方やメリット・デメリットも紹介【2024年12月版】

配信日: 2024.03.30 更新日: 2024.12.02

この記事は約 20 分で読めます。
掛け捨て保険おすすめ7社を徹底解説! 選び方やメリット・デメリットも紹介【2024年12月版】
「保険料が比較的安いのは魅力だけれど、何も起こらなかったら損な気もする」「掛け捨て保険ってどうなの?」と加入を迷っていませんか? 掛け捨て保険を「何もなければ払い損」と思うか「安い保険料で安心を買える」と思うかは人それぞれです。
 
本記事を読むと掛け捨て保険の概要やおすすめ商品、自分が掛け捨て保険に向いているかどうかが分かります。自分にぴったりの掛け捨て保険が知りたい方は参考にしてください。

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掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違い

「生命保険」は、満期時や解約時にお金を受け取れるかどうかで、「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」に分かれます。まずはそれぞれの特徴と違いについて見てみましょう。

掛け捨て型保険の特徴

掛け捨て型保険の大きな特徴は、保険を契約途中で解約した場合に払い戻される「解約返戻金」や満期のときにもらえる「満期保険金」が基本的にないか、あっても少ない点です。

掛け捨て型保険はあくまで「万一のときの備え」を目的としており、解約や契約期間終了までに何も起こらなかった場合には支払った保険料は戻ってこずそのままになります。しかし、その分月々の保険料が貯蓄型保険と比べて安めに設定されている点も特徴です。

掛け捨て型保険には定期保険や収入保障保険、医療保険やがん保険があります。定期保険は一定期間(保険期間)内の被保険者の死亡や高度障害などに対して一括で保険金が支払われます。

収入保障保険も定期保険の一種ですが、保険期間中に被保険者が死亡した場合には定期保険と異なり一括受け取りだけでなく保険期間の満了まで月1回や年1回などの分割でも給付金を受け取れます。また、収入保障保険では病気やけがで働けなくなった場合でも保険金が受け取れる商品も販売されています。

収入保障保険のもう1つの特徴が、契約期間が経過するにつれて受け取れる保険金額が減少する点です。子どもが生まれたばかりで今後多額の教育費・生活費がかかるときは保障を手厚く、子どもが大きくなって万一の際のリスクが減ってきたら保障が少なくなるという柔軟性のある備えが可能な点がメリットです。

医療保険やがん保険には貯蓄型の商品もありますが、終身型でも定期型でも一般的には掛け捨て型の保険が多く販売されています。

貯蓄型保険の特徴

貯蓄型保険の特徴は、万一の際の保障だけでなく貯蓄機能も持ち合わせている点です。

契約者が支払った保険料は、保障にあてる部分以外の一部は運用に回されます。そのため、万一の際の保障を確保しつつ「満期保険金」や「解約返戻金」など、保険の支払事由が発生しなくても保険期間終了(満期)時や解約時にお金が受け取れる点が魅力です。

貯蓄型保険には、図表1のような種類があります。

図表1

終身保険 保障が一生涯続くため必ず保険金が受け取れ、解約返戻金もある
養老保険 満期までに死亡や高度障害状態になったら保険金が支払われ、何事もなく満期になれば満期保険金が受け取れる
学資保険 進学時期に合わせて途中で保険金が受け取れ、保険期間中に契約者が亡くなると満期保険金はそのままで以後の保険料が免除される
個人年金保険 払込期間中に亡くなると支払保険料と同額が支払われ、受取期間を迎えられたら年金として定期的にお金が支払われる

筆者作成

保障と資産形成が同時にでき、万一の場合と無事に保険期間が終了した場合のいずれもお金が受け取れるのが貯蓄型保険の魅力です。ただし、貯蓄型保険の保険料には貯蓄部分が含まれるため、掛け捨て型の保険に比べて保険料が割高になります。

掛け捨て型保険と貯蓄型保険の違い

掛け捨て型保険と貯蓄型保険の大きな違いは「満期保険金」と「解約返戻金」の有無です。

満期保険金が受け取れれば、万一の保障だけでなく進学や退職などお金が必要な時期に合わせてまとまったお金を受け取ることも可能でライフプランニングに役立ちます。

また解約返戻金とは保険を解約した際に返ってくるお金のことで、まとまった資金が必要になったときにいざとなったら解約すれば資金が調達できるというメリットもあります。しかし加入してから年数が浅いときに解約すると解約返戻金は低くなりやすいため、解約してもあまり戻ってこない可能性がある点に注意が必要です。

掛け捨て型保険と貯蓄型保険、どっちがいい?

結論としては掛け捨て型保険と貯蓄型保険のどちらがよいかは「加入する人の状況次第」であり、どちらかが誰にでもおすすめできるというものではありません。掛け捨て型保険は貯蓄型保険より保険料が安く抑えられるため、同じ保険料ならば貯蓄型保険よりも手厚い保障が受けられます。

そのため、掛け捨て型保険は「万一の際に家族を守るのを重視したい」「保険料を抑えてリスクを軽減したい」と考える人におすすめです。一方、貯蓄型保険はリスク軽減よりも、「万一のリスクに備えつつ将来の教育資金や老後資金を用意したい」「自分で資産管理や運用をするのが難しいので保険と合わせてプロにお任せしたい」と考える人におすすめです。

保険に対する自分の目的やライフステージに合わせて、適切な保険タイプを選択しましょう。

掛け捨て保険のメリット

掛け捨て型保険には、以下の3つのメリットがあります。

掛け捨て保険のメリット(1)保険料が安い

貯蓄型保険と比較して保険料が割安な点は、掛け捨て型保険の大きなメリットです。保障は手厚いに越したことはありませんが、収入のなかで保険にかけられる金額には限りがあります。掛け捨て型保険なら、万一の際の安心を割安な保険料で得られて家計の負担も少なく済みます。

掛け捨て保険のメリット(2)手厚い保障が付けやすい

掛け捨て型保険は保険料が割安なため、限られた予算でも手厚い保障が可能です。

自分に何かあった場合の家族の将来を守るための充実した保障が得られるため、子どもが小さく保障は必要だけれどこれからお金がかかるという子育て家庭にもおすすめです。

掛け捨て保険のメリット(3)定期的な保障の見直しがしやすい

掛け捨て型保険は期間の決まっている定期保険が多く、保障の見直しがしやすい点もメリットです。収入や家族構成の変化、ライフステージの移り変わりに応じて、必要な保障額の増減やプランの変更が容易にできます。

掛け捨て保険のデメリット

一方、掛け捨て型保険のデメリットは以下の2つです。

掛け捨て保険のデメリット(1)貯蓄性がない

掛け捨て型保険は保険料が割安な分、満期保険金や解約返戻金がないか、あってもわずかなため貯蓄性がありません。そのため教育・老後などで必要な費用は別途自分で資産管理・運用して用意する必要があります。

また、解約返戻金がないということは解約返戻金の範囲でお金が借りられる「契約者貸付制度」や、支払いができなかった保険料を立て替えてくれる「自動振替貸付制度」が原則利用できない点にも注意が必要です。

掛け捨て保険のデメリット(2)保険の支払い事由が発生しないとお金は戻ってこない

掛け捨て型保険のもう1つのデメリットは、契約期間内に保険の支払い事由が発生しないとお金がまったく戻ってこない点です。

本来万一の事態に備えるための保険なのでリスクが避けられれば問題はないはずですが、保険の支払事由が発生しないと「払い損」のような気がしてしまうのが難点です。

おすすめの掛け捨て保険11選を徹底比較

次に、掛け捨て型保険の特徴やメリット・デメリットをおさえたうえで掛け捨て型保険への加入を考えている人に向けて、おすすめの掛け捨て型保険7社11プランを紹介します。

本記事でご紹介する7社11プランの「掛け捨て型保険」は次のとおりです。

1.メットライフ生命:スーパー割引定期保険

2.ライフネット生命:かぞくへの保険

3.オリックス生命:定期保険Bridge [ブリッジ]

4.オリックス生命:定期保険FineSave[ファインセーブ]

5.オリックス生命:定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]

6.SBI生命:クリック定期! Neo

7.SBI生命:今いる保険

8.アクサダイレクト生命:アクサダイレクトの定期保険2

9.アクサダイレクト生命:アクサダイレクトのはいりやすい定期

10.ネオファースト生命:ネオde定期

11.東京海上日動あんしん生命:スマートあんしん定期

各社の詳細を見ていきましょう。

おすすめの掛け捨て保険1:メットライフ生命「スーパー割引定期保険」

メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」は、健康な人ほど保険料が安くなる「リスク細分型保険料率」が適用された死亡保険です。

保険料は過去2年以内の喫煙の有無や血圧・体格などの健康状態によって4段階に分かれ、一番保険料が安い「非喫煙有料体」のランクだと一番高い「標準体」と比較して、保険料が最大約54%割引になります。(※保険金額1000万円/35歳・男性/保険期間・保険料払込期間20年の場合の保険料)

もう1つの特徴が、保険金額・保険料払込期間・保険期間が細かく設定できる点です。保険金額は500万円コースから3000万円コースまで100万円刻みで設定できるため、必要な保障額に合わせて無駄なく加入できます。また、保険期間・保険料払込期間は10年・20年ごとに最長80歳まで更新できる「更新タイプ」と契約満了まで更新のない「満了タイプ」を選べます。

さらに、更新タイプでも契約時の保険料率がそのまま最長80歳まで適用されるため、今は健康状態に問題はないけれど万一の事態に備えたいという人におすすめの定期保険です。

メットライフ生命「スーパー割引定期保険」の概要は図表2のとおりです。

図表2

保険金額 500万円~3000万円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・20年
・満了タイプ:60歳・65歳
月額保険料の目安 1580円~3460円
(保険金額1000万円/35歳・男性/保険期間・保険料払込期間20年の場合)
特徴 4段階のリスク細分型保険料率で健康な人の保険料がお得

メットライフ生命保険株式会社「スーパー割引定期保険」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険2:ライフネット生命「かぞくへの保険」

ライフネット生命の「かぞくへの保険」は、手ごろな保険料で死亡や高度障害に備えられ、「価格.com保険」の「生命保険の部 定期保険」において2022年の1年間で最も申込件数が多かった人気の保険商品です。

「かぞくへの保険」の特長は「手軽で保険料が安い」「シンプルな保障」「保険期間・金額の自由度の高さ」の3つです。

Webから健康状態の質問に答えるだけで申し込みができ、原則健康診断書が要りません。また、保険金額は500万円~1億円まで、保険期間は6種類あり、90歳までの長い保険期間も選べる自由度の高さも魅力です。

病気・事故・災害いずれも同額の死亡保険金が受け取れるシンプルな保障も、分かりにくいイメージのある保険においてメリットの1つでしょう。

ライフネット生命「かぞくへの保険」の概要は図表3のとおりです。

図表3

保険金額 500万円~1億円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・20年・30年
・満了タイプ:65歳・80歳・90歳
月額保険料の目安 1970円
(保険金額1000万円/35歳・男性/保険期間・保険料払込期間20年の場合、保険料シミュレーションより算出)
特徴 ・ネットから申し込め、原則健康診断書が不要
・保険金額と保険期間の選択自由度が高い

ライフネット生命保険株式会社「かぞくへの保険」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険3:オリックス生命「定期保険Bridge[ブリッジ]」

オリックス生命の定期保険は3種類あり、そのなかの1つである「定期保険Bridge[ブリッジ]」は死亡保障に特化したインターネット専用商品です。インターネット手続きに限定し、解約返戻金もなくすことで割安な保険料を実現しています。

保険料の安さ以外にも、オリックス生命の定期保険はいずれも「保険期間が5年刻み」と細かく設定できる点が特徴です。また、病気・事故・災害いずれの理由でも同額の死亡保険金が支払われるシンプルな保障に加え、余命6ヶ月以内と判断されたとき、死亡保険金額の全部または一部に相当する金額が支払われます。

「定期保険Bridge[ブリッジ]」は、手ごろな値段で死亡保障を付けたい人におすすめの保険です。

オリックス生命「定期保険Bridge[ブリッジ]」の概要は図表4のとおりです。

図表4

保険金額 500万円~3000万円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・15年・20年・25年・30年
・満了タイプ:60歳・65歳・70歳・75歳・80歳
月額保険料の目安 1823円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・インターネット限定商品
・保険期間が5年刻み
・余命6ヶ月以内と判断されたときに支払いあり

オリックス生命保険株式会社「定期保険Bridge[ブリッジ]」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険4:オリックス生命「定期保険FineSave[ファインセーブ]」

オリックス生命のもう1つの掛け捨て型保険「定期保険FineSave[ファインセーブ]」は「定期保険Bridge [ブリッジ]」よりもさらに自由度が高い点が特徴です。

●契約年齢:15歳から80歳

●保険金額:100万円~5000万円

●保険期間:更新タイプは35年・満了タイプは85歳・90歳も選択可能

申し込み方法は郵送になる分「定期保険Bridge[ブリッジ]」よりも手続きの手間がかかりますが、契約の選択肢が多いため自分の思った通りの契約内容が設定できます。

オリックス生命「定期保険FineSave[ファインセーブ]」の概要は図表5のとおりです。

図表5

保険金額 100万円~5000万円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・15年・20年・25年・30年・35年
・満了タイプ:60歳・65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳
月額保険料の目安 2670円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・病気・事故・災害いずれも死亡保険金が同額
・保険期間が5年刻み
・余命6ヶ月以内と判断されたときに支払いあり

オリックス生命保険株式会社「定期保険FineSave[ファインセーブ]」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険5:オリックス生命「定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]」

オリックス生命の「定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]」は、告知項目を限定し引受基準を緩和した持病のある人も入りやすい「引受基準緩和型定期保険」です。

告知が必要な事項は以下の3つのみなため、項目に当てはまらない人は検討の余地があるでしょう。

●最近3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがあるか

●過去2年以内に、病気やけがで入院をしたこと、または手術をうけたことがあるか

●過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがあるか

オリックス生命「定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]」の概要は図表6のとおりです。

図表6

保険金額 200万円から1500万円まで(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・15年・20年・25年・30年・35年
・満了タイプ:60歳・65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳
月額保険料の目安 1万410円
(保険金額1000万円/30歳・男性/保険期間・保険料払込期間90歳満了の場合)
特徴 ・病気・事故・災害いずれも死亡保険金が同額
・保険期間が5年刻み
・余命6ヶ月以内と判断されたときに支払いあり
・告知事項が限定されている

オリックス生命保険株式会社「定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険6:SBI生命「クリック定期!Neo」

SBI生命の「クリック定期!Neo」は、インターネット申し込み限定の保険で、20歳女性で保障金額が300万円、保険期間10年の場合月額246円と保険料が非常に安い点が特徴です。さらに保険金額が300万円から1億円まで選べ、幅広いニーズの保障に対応できます。

また、SBI生命はネット保険業界初の保険金支払即日サービスを導入した保険会社であり、保険金額500万円まで最短即日に支払われます。ほかにも、24時間365日専門家が無料で健康などの相談に乗ってくれる「SBI生命 安心健康サービス」が無料で付帯しているのもうれしいポイントです。

SBI生命「クリック定期!Neo」の概要は図表7のとおりです。

図表7

保険金額 300万円から1億円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年・15年・20年・25年・30年
・満了タイプ:55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳
月額保険料の目安 1860円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・インターネット限定商品ならではの格安保険料
・幅広い保険金額設定が可能
・保険料即日支払サービス
・健康相談サービス付帯

SBI生命保険株式会社「クリック定期!Neo」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険7:SBI生命「今いる保険」

SBI生命の「今いる保険」は、インターネット限定商品の「クリック定期!Neo」と比べて保険料が割高になるものの、「クリック定期!Neo」よりも契約条件の選択肢が多い点が特徴です。契約期間が更新タイプで35年、満了タイプは90歳まで選べます。

「今いる保険」は、店頭で相談しながら決めたい人にぴったりの保険です。

SBI生命「今いる保険」の概要は図表8のとおりです。

図表8

保険金額 300万円~2000万円(上限記載なし)
保険期間 ・更新タイプ:10年~35年(5歳刻み)
・満了タイプ:50歳~90歳(5歳刻み)
月額保険料の目安 2450円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・満了タイプは50歳~90歳まで設定可能
・保険料即日支払サービス
・健康相談サービス付帯

SBI生命保険株式会社「今いる保険」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険8:アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの定期保険2」

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの定期保険2」は、インターネット限定で保険料が割安な保険商品です。「アクサダイレクトの定期保険2」では災害割増特約が選べるため、保険料が少し加算されても不慮の事故や指定感染症、高度機能障害の際の保障を手厚くしたい人にはおすすめです。

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの定期保険2」の概要は図表9のとおりです。

図表9

保険金額 500万円~1億円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年
・満了タイプ:55歳・60歳・65歳・70歳
月額保険料の目安 1910円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・インターネット限定商品で保険料が割安
・災害割増特約を付けられる
・最大4000万円の保険金額まで、健康診断書の提出不要

アクサダイレクト生命保険株式会社「アクサダイレクトの定期保険2」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険9:アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのはいりやすい定期」

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのはいりやすい定期」は、その名のとおり引受基準を緩和した持病のある人も入りやすい「引受基準緩和型定期保険」です。インターネット限定商品のため、引受基準緩和型の保険としては割安な保険料を実現しています。

加入に必要な告知事項は以下の2つのみです。

●現在入院している、または最近3ヶ月以内に医師から入院手術や検査を勧められたか

●過去5年以内に、指定の病気やけがで、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか

ただし「アクサダイレクトのはいりやすい定期」には支払削減期間が設けられており、死亡保険金の支払事由が契約日を含めて1年以内に発生した場合には受け取れる保険金は50%になる点に注意が必要です。

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのはいりやすい定期」の概要は図表10のとおりです。

図表10

保険金額 200万円~2000万円(100万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年
・満了タイプ:55歳・60歳・65歳・70歳
月額保険料の目安 5790円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・余命6ヶ月以内と判断されたときに支払いあり
・2つの告知事項にクリアすれば入れる

アクサダイレクト生命保険株式会社「アクサダイレクトのはいりやすい定期」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険10:ネオファースト生命「ネオde定期」

第一生命グループの保険会社であるネオファースト生命が販売する「ネオde定期」は、無解約返戻金型定期保険です。

「ネオde定期」は最長80歳まで簡単な告知のみで申し込みできる点がメリットです。また、がん(上皮内がんを含む)、心疾患、脳血管疾患により所定の事由に該当したとき、以後の保険料の払い込みが不要になる「保険料払込免除特約(2021)三大疾病B型」が付けられる点も特徴です。

ネオファースト生命「ネオde定期」の概要は図表11のとおりです。

図表11

保険金額 100万円・300万円・500万円・1000万円・1500万円・2000万円
保険期間 ・更新タイプ:10年・20年
・満了タイプ:50歳~90歳(5歳刻み)
月額保険料の目安 1860円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間10年の場合)
特徴 ・最長80歳まで簡単な告知で加入可能
・三大疾病特約が付けられる

ネオファースト生命保険株式会社「ネオde定期」を基に筆者作成

おすすめの掛け捨て保険11:東京海上日動あんしん生命「スマートあんしん定期」

東京海上日動あんしん生命の「スマートあんしん定期」は、7億円という保険金額の上限の大きさと1年刻みで設定できる保険期間の設定の細かさが特徴の定期保険です。

不慮の事故によるけがで、事故の日を含めて180日以内に所定の身体障害の状態になったときには保険料の払い込みが免除されます。ほかにも「特定疾病保険料払込免除特則」のオプションを付加することで、悪性新生物(がん)・心疾患・脳血管疾患の三大疾病にも備えられます。

東京海上日動あんしん生命「スマートあんしん定期」の概要は図表12のとおりです。

図表12

保険金額 200万円~7億円 (10万円単位)
保険期間 ・更新タイプ:10年以上(1年刻み)
・満了タイプ:90歳以下(1年刻み)
月額保険料の目安 8460円
(保険金額1000万円/40歳・男性/保険期間・保険料払込期間50年の場合)
特徴 ・保険金額、保険期間の設定ともにとてもきめ細かい
・不慮の事故によるけがで所定の身体障害の状態になったときには保険料の払い込み免除

東京海上日動あんしん生命保険株式会社「スマートあんしん定期」を基に筆者作成

自分にあった掛け捨て保険の選び方

一口に「自分にあった保険」といっても、まずは「自分に何が必要か」を考えないことには始まりません。

自分にあった掛け捨て型保険を選ぶために、以下の3つについて考えてみましょう。

掛け捨て保険の選び方1:保険の目的を明確にする

まずは、保険によって何に備えたいのか考えてみましょう。「万一の際の子どもの教育費」や「遺(のこ)される配偶者の老後の生活」、「病気の際の医療費」など人により理由はさまざまです。

医療費は公的な高額療養費制度もありますが、食事代や差額ベッド代、先進医療などについては制度でカバーされません。そのため、入院が長期化したりや重い病気になったりする可能性にも備えたい人は医療保険や先進医療特約への加入も検討すべきでしょう。

掛け捨て保険の選び方2:自分に必要な保障額・保障期間を計算する

次に、今後のライフイベントと、かかる費用について考えましょう。生命保険を例にすると、子どもの進学や生活費など、万一自分が働けなくなったり亡くなったりした場合でもすべてを保険でまかなう必要はありません。社会保険や死亡退職金、配偶者の収入、保有財産などから子どもや配偶者の生活費などを引いた金額が必要な保障額です。

逆に、子どもが大きくなったら必要な保障額は少なく済みます。期間を絞って万一の際のリスクが高い期間に重点的に保障するのも1つの方法です。また、「定期保険特約付終身保険」のように重点的に保障したい期間を定期保険の特約で補う終身保険も発売されています。

掛け捨て保険の選び方3:無理なく支払える保険料を計算する

掛け捨て型保険には解約返戻金がないため、支払いができなくなっても解約返戻金から自動で立て替えてもらえる「自動振替貸付制度」が利用できません。そのため、保障額ばかり重視するのではなく、家計から将来にわたって無理なく支払えるような保険料を設定する必要があります。

掛け捨て保険を契約する前にやるべきこと

せっかく保険を契約して保険料を支払うなら、「なんとなくの安心」のためではなく必要な時期に必要な保障がしっかり得られるようにしたいものです。掛け捨て型保険を契約する前には、以下の事柄をしっかりおこなっておきましょう。

●複数の保険会社ごとの商品、保険料を比較し、自分に最適なプランを選択する

●保険会社の口コミ、評判を調査する

●告知義務違反で保険金が支払われない事態を避けるため、健康状態を正直に申告する

●必要書類を準備する(保険見直しの際は現在の保険の内容が分かるもの)

●疑問点は事前にしっかり確認し、保険の契約内容を理解する

掛け捨て型保険を契約する前にしっかりと準備をすることで、より安心して保険を選択でき、もしものときに適切な保障を得られます。

掛け捨て保険が向いている人の特徴

掛け捨て型保険は以下のような人に向いています。

●万一の際のリスクが高い期間をピンポイントで保障したい人

●保険料を抑えつつ手厚い保障を付けたい人

●子どもが小さく、今後教育費がまだまだかかる人

●ライフステージに合わせて定期的に保険を見直したい人

●資産形成は自分でおこないたい人

掛け捨て型保険は保険料を抑えつつ教育費がかかる子育て期など万一のリスクが高い時期に対して重点的に保障できるため、ライフステージの変化に合わせて柔軟に保険を活用したい人に適しています。

またNISA、iDeCoなどの制度の普及で投資による資産運用が一般的になってきている現代では、保険に貯蓄機能は不要だと考える人も多いでしょう。掛け捨て型保険は保険と資産運用を分けたい人にもおすすめです。

掛け捨て保険は複数のプランや保険会社で比較しよう

掛け捨て型保険は同じ保険会社でも複数のプランが出ています。保険料や保障内容、加入条件、オプションなども考慮してご自身や家族に最適なプランを選びましょう。

またプランの内容や保険料の安さだけでなく、保険会社の信頼性やサポートなども保険を選ぶ際に重要な要素です。将来的なリスクに備える保険に安心感をもって加入できるように、口コミや評判もチェックしたうえで信頼できる保険会社を選びましょう。

出典

メットライフ生命保険株式会社
メットライフ生命保険株式会社 スーパー割引定期保険
ライフネット生命保険株式会社
ライフネット生命保険株式会社 かぞくへの保険
オリックス生命保険株式会社
オリックス生命保険株式会社 ネット専用定期保険Bridge[ブリッジ](死亡保険)
オリックス生命保険株式会社 定期保険FINE Support Plus[ファイン・サポート・プラス]
オリックス生命保険株式会社 死亡保険FineSave[ファインセーブ]
SBI生命保険株式会社
アクサダイレクト生命保険株式会社
アクサダイレクト生命保険株式会社 アクサダイレクトの定期保険2
アクサダイレクト生命保険株式会社 アクサダイレクトのはいりやすい定期
ネオファースト生命保険株式会社
ネオファースト生命保険株式会社 ネオde定期
東京海上日動あんしん生命保険株式会社
東京海上日動あんしん生命保険株式会社 スマートあんしん定期

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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