更新日: 2024.11.01 その他保険
死亡保険おすすめ10社を徹底比較! メリットや選定ポイントも解説【2024年11月版】
死亡保険の意義を理解し、自身や家族にとって最適な選択をするための一助となれば幸いです。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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死亡保険とは?
死亡保険は、被保険者が亡くなった際に指定された受取人(通常は家族)に保険金が支払われる生命保険の一種です。この保険の主な目的は、被保険者が亡くなった後、残された家族が経済的な困難に直面しないようにすることです。
死亡保険には主に次のような種類があります。
・定期保険:保険期間(例えば10年や60歳まで)が定められており、期間内に被保険者が亡くなった場合のみ保険金が支払われます。保険期間の終了後に更新することが可能です。
・終身保険:被保険者の一生涯をカバーし、いつ死亡しても保険金が支払われます。一般的には、定期保険よりも保険料が高い傾向にあります。
・養老保険:一定期間の保険料支払い後、特定の年齢に達した時点で保険金が支払われるタイプです。終身保険と似ていますが、生存中に保険金を受け取ることが可能です。
これらの種類は、それぞれに異なる特性とメリット・デメリットを持っており、個々のライフステージやニーズに合わせて選ばれます。
例えば、定期保険は保険料が比較的安価で、特定の期間(子どもの教育期間など)に重点を置く場合に適しています。一方で、終身保険は保険料が高めですが、いつ死亡しても保険金を受け取ることができ、長期的な安心を提供します。
死亡保険の選択は、家族の経済状況、将来の計画、健康状態、年齢など、多くの要因を考慮する必要があります。保険加入は、万が一の際に家族を支えるための重要な決断であるため、慎重な検討が求められます。
死亡保険に加入するメリット
死亡保険への加入は、家族の未来に対する大切な投資といえます。
この種の保険は、万が一の事態が発生した際に、家族が直面する可能性のある経済的な困難から守るための重要な役割を果たします。死亡保険には、下記3つの主要なメリットがあります。
・家族の経済的な安定を確保
・未来の計画に対する保証を提供
・税制面での優遇を享受
死亡保険が提供する経済的な安定は、家族が日常生活を安心して送れるような支援といえます。また、未来の計画に対する保証は、家族が家計の経済的な目標を達成できるように支援します。さらに、税制面での優遇は、家族が保険金をより効果的に活用できるようにするための重要な要素です。死亡保険金には、相続税や所得税など、特定の税制上の優遇措置が適用されることがあり、これによって家族は保険金を最大限に活用することが可能になります。
このように、死亡保険への加入は、家族の経済的な安心感と将来の安定を確保するための重要なステップです。それでは、次に、死亡保険に加入することで得られる具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。
死亡保険に加入するメリット1:家族の経済安定を確保
死亡保険への加入は、家族が「経済的な安定」を維持するための重要な手段です。被保険者が亡くなった際、特に主たる収入者であれば、その死は家族に大きな経済的影響を及ぼす可能性があります。
死亡保険は、そのような不測の事態に備えて、家族が生活費、教育費、住宅ローンの返済などを続けられるように支援します。これにより、家族は経済的な困難なく日常生活を続けることができ、将来の計画を安心して進めることが可能になります。
死亡保険に加入するメリット2:未来の計画に対する保証
死亡保険は家族の「未来の計画」に対する保証を提供します。被保険者が亡くなることは予測できないため、死亡保険は家族が計画通りに生活を送るための保障となります。
例えば、子どもの進学や住宅ローン、長期的な生活計画などの大きな財政的責任も、死亡保険の保険金によってカバーされ、計画が継続できるようになります。
これにより、家族は未来への不安を軽減し、安心して生活を送ることができます。
死亡保険に加入するメリット3:税制面の優遇
さらに、死亡保険は「税制面」での優遇を受けています。特に、受取人が相続人である場合、受け取る保険金の合計額が非課税限度額を超えない限り、相続税の課税対象にはなりません。
このような税制上の優遇は、家族が万が一の事態に直面した際に、経済的な負担を軽減し、保険金を生活資金として最大限に活用できるようにします。
死亡保険会社を選定するポイント
死亡保険を選ぶ際、最適な保険会社・プランの選定は重要です。
ここでは、下記3つの主要なポイントに注目します。
・掛け金と保険金額のバランス
・保険会社の信頼性
特に、掛け金と保険金額のバランスは、家族の経済的な安定と将来のニーズに合わせて調整する必要があります。
一方、保険会社の信頼性は、その企業の財務安定性や過去の支払い記録、顧客サービスの質に基づいて評価されます。また、特約や付加サービスでは、将来の不確実性に備えるための追加的な保障を提供し、家族の特定のニーズへの対応が可能になるでしょう。
これらの要素を総合的に考慮し、自身と家族のために最適な死亡保険を選ぶことが重要です。それでは、これらのポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
死亡保険会社を選定するポイント1:掛け金と保険金額のバランス
適切な死亡保険の保険金額を選択する際には、現在の健康状態、将来の医療費の見込み、家族の医療歴、生活環境など多くの要因を考慮する必要があります。
保険料を高くしすぎると無駄な費用がかかり、逆に低すぎると保障が不十分になる可能性があるため、将来の医療費の変動や生活スタイルの変化にも対応できるよう、柔軟性を持った計画を立てることが重要です。
また、特約オプションの選択や健康状態の変化にも注意が必要です。要するに、保険金額の選択は慎重におこなうべきで、将来の健康と経済的な安全を確保するために大きな意味を持ちます。
死亡保険会社を選定するポイント2:保険会社の信頼性
保険会社を選ぶ際に、その信頼性は非常に重要な要素です。
信頼性を判断するには、まず会社の財務安定性を評価することが必要です。これには、長期にわたる支払い実績、財務状況の健全性、格付け機関による評価などが含まれます。また、顧客サービスの質、特に請求時の対応の迅速さやサポートの充実度も重要です。
さらに、会社の歴史や顧客のレビュー、口コミも参考になるため、事前に調べてみるのがおすすめです。
これらの情報を総合的に検討し、長期的なパートナーシップを築くための保険会社を選ぶことが肝要です。信頼できる保険会社を選ぶことで、未来の不確実性に対して安心感を持つことができます。
死亡保険おすすめ10社を徹底解説
これまで死亡保険について、その詳細とメリットなどについて解説いたしました。それでは具体的にどの保険会社のサービスがよいのでしょうか?
ここではおすすめの死亡保険10選について詳しく解説します。これから死亡保険の契約を考えられている方はぜひ参考にしてください。
おすすめの死亡保険1.楽天生命:楽天生命スーパー終身保険
楽天生命の「楽天生命スーパー終身保険」は、お手頃な保険料で一生涯の死亡・高度障害保障を提供する終身保険です。
この保険の特徴は、加入時から保険料が変わらず、年齢が上がっても保険料が上昇しない点にあります。これにより、長期間にわたる安定した保険料で、一貫した保障を受けることが可能になります。
この保険は、解約払戻金の水準を低く設定しているため、比較的安価な保険料で利用できるという利点があります。解約払戻金を低く設定することによって、保険会社はリスクを管理しやすくなり、その結果、加入者には手頃な保険料での加入が可能となります。また、「楽天生命スーパー終身保険」は、死亡保障だけでなく、高度障害に対する保障も含んでおり、幅広いリスクに対応できるのがメリットです。
この保険の特徴は、特に長期にわたって安定した保険料で、一生涯の保障を求める人にとって魅力的な点といえるでしょう。また、インターネットを通じて容易に見積もりや申し込みができる点も、楽天生命の利便性を高めています。
図表1
契約可能年齢 30~75歳 ※保険料払込期間により変動あり |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
ポイント | 付帯サービスとして、24時間健康サポートデスク、セカンドオピニオンデスクがある |
楽天生命保険株式会社「楽天生命スーパー終身保険」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険2.オリックス生命:終身保険RISE[ライズ]
オリックス生命の「終身保険RISE[ライズ]」は、ニーズに合わせて保険金額や保険料払込期間を選択できる保険商品です。
死亡保障は100万円から最大5000万円まで設定可能で、保険料の支払いは加入者の予算に応じて調整できます。※75歳以下の方は保険金額が200万円からのお申込みとなります。この保険は単なる掛け捨てではなく、貯蓄機能も備えており、解約払戻金が発生するため、さまざまな資金として活用可能です。
さらに、月々の保険料がお手頃な点も大きな特徴です。例えば、30歳男性が500万円の保険金額で60歳払済のオプションを選んだ場合、月々の保険料は約9700円になります。解約払戻金を抑制することにより、このような手頃な保険料を実現しています。
また被保険者が死亡した場合だけでなく、余命6ヶ月以内と判断された場合または重い介護状態に該当した場合には、生存中に保険金を受け取ることもできます。これにより、「終身保険RISE[ライズ]」は、死亡保障だけでなく、生活のさまざまな段階での金銭的なニーズに対応できる柔軟な保険といえます。
図表2
契約可能年齢 20~85歳 |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
ポイント | 告知項目を限定することで、引受基準が緩和された商品のため、他の終身保険と比べて保険料が割高高め |
オリックス生命保険株式会社「終身保険RISE[ライズ]」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険3.東京海上日動あんしん生命:長生き支援終身
東京海上日動あんしん生命の「長生き支援終身」は、万が一の事態、介護が必要な状況、そして長生きした場合にも役立つ終身保険です。
この保険は、死亡や高度障害だけでなく、介護にも一生涯保障を提供することが特徴です。特に、「要介護2以上」と判断された場合、介護保険金を一時金として受け取ることが可能になります。
加えて、健康で長生きされた方には、所定の年齢に達した際に健康祝金が支払われるオプションがあります。さらに、特定疾病保険料払込免除特則を付加することで、特定の疾病(例えばがん、心疾患、脳血管疾患)に罹患(りかん)した際には、その後の保険料の支払いが免除されます。
これらの特徴により、「長生き支援終身」は、幅広いライフステージのニーズに対応する柔軟な保障を提供することが可能です。
図表3
契約可能年齢 15~50歳 |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 60歳払込 |
ポイント | 医療の相談や検査の優待など、10種類以上のお客さま様サービスの提供で、医療の相談や、検査の優待などのサービスなどの提供 |
東京海上日動あんしん生命保険株式会社「長生き支援終身(終身保険)」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険4.はなさく生命:はなさく医療
はなさく生命の「はなさく医療」は、一生涯にわたる死亡保障を提供し、加入者のライフステージに合わせた柔軟な保険選択が可能です。
この保険は、定期的な保険料の支払いにより、長期間にわたる安心を提供します。また、特定の条件下での保険金の支払いが可能な特約オプションも用意されており、加入者のニーズに応じたカスタマイズが可能です。解約時には払戻金があり、資金計画に応じて柔軟に対応できるのも特徴の1つです。
はなさく生命の「はなさく医療」は、保険料の支払い方法や保障内容を選択できるため、さまざまなライフスタイルや将来設計に合わせて計画的に保険を利用することが可能です。このような特性は、長期的な安心と保障を求める方に適しています。
図表4
契約可能年齢 20~60歳 ※保険料払込期間により変動あり |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
ポイント | お客さま様サービスとして、健康面のサービスのみならず、万が一のことがあった際に家族の相続のサポートまで「死亡時支払金受取人様に対して」提供 |
はなさく生命保険株式会社「はなさく医療」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険5.メットライフ生命:終身保険 つづけトク終身
メットライフ生命の「終身保険 つづけトク終身」は、一生涯にわたる死亡および高度障害の保障を提供する終身型の保険商品です。
この保険は、葬儀費用など将来必要となる可能性がある費用の準備に適しており、保険料の払込完了後は、追加の支払いなしで保障が続きます。
また、この保険は将来の資産形成にも活用でき、積立利率は年0.60%が最低保証されています。保険金額は目的に応じて、4つのコースから選ぶことが可能で、万一の時にも安心の保障があります。さらに、余命6ヶ月以内と判断された場合の特別な条件も含まれています。
つまり、「終身保険 つづけトク終身」は、死亡保障と高度障害保障を一生涯継続しつつ、積み立て機能を利用して将来の資産形成にも役立つ柔軟な保険商品といえます。
図表5
契約可能年齢 0~80歳 |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 60・70・90歳払込 |
ポイント | 契約前に、対面やオンラインにて、保険の相談が可能 |
メットライフ生命保険株式会社「終身保険 つづけトク終身」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険6.SOMPOひまわり生命:終身保険 一生のお守り
SOMPOひまわり生命の「終身保険 一生のお守り」は、一生涯にわたる死亡保障を提供する保険商品です。この保険は、何歳で亡くなられても死亡保険金を受け取ることができるため、長期的な安心を提供します。
特に注目すべきは、解約返戻金を通常の終身保険の70%に抑えることによって、保険料が割安に設定されている点です。この「低解約返戻金期間」が満了すると、解約返戻金は無配当終身保険と同水準になります。
加えて、3大疾病に該当した場合には、その後の保険料の支払いが不要となる特定疾病診断保険料免除特約も利用できます。これにより、がんなどの重大な疾病に罹患(りかん)した際に経済的な負担を軽減することが可能です。
さらに、要介護1以上と認定された場合には、介護一時金を受け取ることができる特約が設定されています。これにより、将来の介護に関する費用にも対応できる柔軟な保険となっています。
総じて、「終身保険 一生のお守り」は、一生涯の死亡保障に加えて、解約時の返戻金や特定の疾病、介護のリスクにも対応できる、幅広いニーズに応える保険商品といえます。
図表6
契約可能年齢 1~75歳 ※保険料払込期間により変動あり |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | ・55~90歳払込(5歳刻み) ・終身 |
ポイント | 契約後、健康・医療・介護のことから、税務・法律に関する悩みまで相談できるサービスあり |
SOMPOひまわり生命保険株式会社「終身保険 一生のお守り」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険7.太陽生命:太陽生命の終身死亡保険
「太陽生命の終身死亡保険」は、一生涯の死亡保障を提供する商品です。この保険は、50歳男性の場合の保険料が月額3467円、女性では3060円で、保険期間は終身、保険料払込期間は85歳までと設定されています。
この保険では葬儀費用の準備や相続税対策、家族の生活費の準備といった終活の一環としても適しています。葬儀費用に対しては、一生涯の保障を提供し、万が一の時に家族に残すお金として備えることができます。平均的な葬儀費用は約110.7万円であるため、この保険はそのような費用に対しても十分な備えを提供します。
さらに、死亡保険金の用途は受取人が自由に決められるため、仏壇やお墓の購入、法要にかかる費用など、死後のさまざまな費用にも対応可能です。
「太陽生命の終身死亡保険」は、更新の必要がなく、保険料が変わらず一生涯続くため、長期的な安心と保障を求める方に適しています。
図表7
契約可能年齢 満18~満75歳 |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 申し込み時に決定 |
ポイント | ・保険金や入院給付金お支払いについての書類記入など専門知識を持ったスタッフがサポートしてくれてる訪問サービス
・保険金や入院給付金の受取最短10分 ・高齢の加入者向け「シニア訪問サービス」 など他にもサービスの用意あり |
太陽生命保険株式会社「太陽生命の終身死亡保険」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険8.日本生命:ニッセイ みらいのカタチ 終身保険
日本生命の死亡保険は、「ニッセイ みらいのカタチ 終身保険」として提供されており、生命保険を自由に組み合わせることが可能です。この終身保険は、生涯にわたって死亡や高度障害に備えるとともに、資産形成や老後の資金準備にも利用できます。
解約返戻金は加入年数に応じて変動し、保険料の支払いが終了した後は、払い込んだ保険料と同等かそれ以上の額を受け取ることができます。また、保険料の払込期間は自由に選択可能で、払い込みが一定期間で終了する有期払い込みや一生涯払い込みが続く終身払い込みなど、さまざまなオプションがあります。
保険料払込期間終了後には、年金として死亡保険金を受け取ることも可能で、リスクを避けつつ老後の資金を用意することができます。さらに、さまざまな付帯サービスが利用できるほか、リビング・ニーズ特約により、余命6ヶ月以内と診断された場合には生存中に死亡保険金を前倒しで受け取ることができます。また、3大疾病等に罹患(りかん)した場合には、保険料払い込み免除特約が適用されるため、治療費がかさむ際に保険料の負担がなくなります。
このように、日本生命の終身保険は、生涯にわたる保障だけでなく、資産形成や老後の資金計画、さらには万が一のリスクにも対応できる多機能な保険商品です。
図表8
契約可能年齢 3~80歳 ※保険料払込期間・付帯・特約により変動あり |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 保険料の払込期間は、お客さま様に合わせてご契約時に決定 ※詳しくは資料試聴請求・見積もり依頼から |
ポイント | 掛け捨てタイプでなく貯蓄性があるので、保険料払込後は、年金のように受け取ることも選択可能 |
日本生命保険相互会社「ニッセイ みらいのカタチ 終身保険」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険9.SBI生命:クリック定期!Neo
SBI生命の「クリック定期!Neo」の保険期間は5年ごとに細分化され、10年から30年までの年満了、もしくは55歳から80歳までの歳満了が選べ、ライフステージに応じて保険金額を見直すことができます。
保障範囲は300万円から1億円まで選択可能で、万が一の際には保険金の即日支払いサービスがあり、加入者には健康や相続に関する無料相談サービスも提供されます。同性パートナーを保険金受取人に指定することも可能で、支払い方法は口座振替やクレジットカード払いから選べます。
さらに、不慮の事故による身体障害状態に該当した場合には保険料の払い込みが免除され、健康診断書の提出も不要です。
これらの特徴により、SBI生命の「クリック定期!Neo」は多様なニーズに対応する柔軟で経済的な死亡保険といえます。
図表9
契約可能年齢 年満了タイプ・歳満了タイプ20~69歳 ※どちらも保険期間により変動あり |
保険期間 <年満了タイプ> 10~30年歳(5年歳刻み) <歳満了タイプ> 55~80歳(5歳刻み) |
保険料払込期間 | 年満了タイプ・歳満了タイプの期間 |
ポイント | 死亡保険金受取人に「同性のパートナー」を指定可能 |
SBI生命保険株式会社「クリック定期!Neo」を基に筆者作成
おすすめの死亡保険10.かんぽ生命:新ながいきくん
かんぽ生命の「新ながいきくん」は、個々のライフプランに合わせて選べるプランが特徴です。主なプランには「定額型」、「ばらんす型2倍」、「ばらんす型5倍」、そして「おたのしみ型」があります。
「定額型」は一生涯にわたって一定額の保障が続くプランで、払込満了後も同額を保障します。加入年齢は15歳から85歳までで、保険金額は100万円から1000万円まで選べます。
「ばらんす型2倍」と「ばらんす型5倍」は、働き盛りの保障を老後よりも手厚くするプランです。前者は老後の2倍、後者は5倍の保障を提供し、加入年齢は15歳から65歳、保険金額も100万円から1000万円まで選択可能です。
「おたのしみ型」は一生涯の保障に加え、老後の生活を楽しめる生存保険金が特徴のプランです。こちらの加入年齢は15歳から70歳で、保険金額は同様に100万円から1000万円です。
これらのプランは、基本保障に加えて医療保障の特約を付加することも可能です。かんぽ生命の死亡保険は、そのシンプルでわかりやすいプラン構成と、全国の郵便局での手続きが可能なアクセシビリティ、高い信頼性によって多くの顧客から支持されています。
顧客数は2023年4月現在で約1938万人にのぼり、これは日本の総人口の約15%に相当します。また、高齢者専用の電話窓口も設けられており、困ったときには気軽に相談できる体制が整っています。
図表10
契約可能年齢 満15~85歳 ※払込済年齢により変動あり |
保険期間 終身 |
保険料払込期間 | 55~95歳 |
ポイント | 倍額保証付き 条件:契約日を含め1年6ヶ月以降、不慮の事故やけがにて180日以内に死亡もしくは、かんぽ生命が定める指定感染症により死亡 |
株式会社かんぽ生命保険「新ながいきくん」を基に筆者作成
死亡保険加入時の注意点
死亡保険に加入する際にはいくつかの点で注意が必要です。掛け金の額、健康状態に対する加入条件、更新、解約条件等は、保険を最大限に活用するために考慮すべきポイントです。以下で、これらの各点について詳細に説明します。
死亡保険加入時の注意点1:掛け金の支払いが可能かどうか?
死亡保険に加入する際、最も重要なのは掛け金(保険料)の支払いが、現在および将来的に可能かどうかを考慮することです。保険料は、選択したプランや保障内容によって異なり、支払期間も長期にわたる場合が多いため、現在の収入だけでなく、将来の経済的な変動も見据えて計画を立てる必要があります。
予算内での加入や長期的な支払い計画の立案は、経済的な安定性をたもつ上で重要です。
死亡保険加入時の注意点2:健康状態と加入条件
死亡保険への加入条件は、健康状態に大きく依存します。
多くの保険会社では、加入前に健康診断や医療アンケートの提出が求められることがあります。既往症や現在の健康状態が保険の加入条件に影響を及ぼすこともあるため、加入前には自身の健康状態を正確に把握し、必要な情報を保険会社に提供することが大切です。
また、過去の医療履歴やライフスタイルが保険料の額に影響を与えることも考慮する必要があります。
死亡保険加入時の注意点3:更新、解約条件
保険契約を結ぶ際には、その契約の更新や解約条件を理解し、将来にわたって契約を継続するかどうかを検討することが重要です。特に定期保険の場合、契約期間終了時に更新を選択すると、新たな保険料率が適用されることが多く、年齢の上昇に伴って保険料が高くなる可能性があります。
また、予期せぬ事情で保険を解約する必要が生じた場合、解約返戻金の有無やその額、解約時のペナルティーなども確認しておくべきです。これらの条件は保険会社やプランによって異なるため、加入前に詳細を確認することが重要です。
まとめ|ニーズや状況に合わせて死亡保険を選ぼう
死亡保険に加入する際には、複数の重要な要素を考慮する必要があります。
適切な保険金額の選択は、現在および将来の医療ニーズと財政状況を反映することが重要です。保険金額が高すぎると不必要な負担が増え、低すぎると十分な保障が得られない可能性があるためです。
特約オプションの検討では、個々の健康状態やリスクに応じて、がん保険や先進医療特約などを選択することができます。しかし、特約を追加すると保険料が増加するため、コストとメリットを慎重に比較するようにしましょう。
また、現在の健康状態と将来の変化に対応するための計画も重要です。良好な健康状態では保険料が低く設定されることが多く、既存の健康問題がある場合は保険料が高くなったり、特定の保障が制限されたりすることがあります。
死亡保険は、年齢や健康状態の変化に応じて保険の見直しをおこなうことが望ましいですので、「長期的な視点での計画」と「定期的な見直し」を、個人のニーズや状況に合わせてするようにしましょう。