更新日: 2024.07.01 その他保険

自動車保険おすすめ10社を徹底比較! 選び方や加入すべき特約も解説【2024年7月版】

自動車保険おすすめ10社を徹底比較! 選び方や加入すべき特約も解説【2024年7月版】
近年、自動車事故についてニュースなどで報道される機会が増えています。車の運転中に事故に遭った場合、自分の治療費が必要になったり、相手に対して補償が必要になったりします。さらに、車の修理費として高額な費用が必要になることも珍しくありません。こうした事態が生じると、支払いに困ることもあるので注意が必要です。

本記事では、「自動車保険」に加入が必要な理由や自動車保険の選び方を確認した上で、おすすめの自動車保険について紹介していきます。さらに、自動車保険で加入しておきたい特約や自動車保険選びで注意したいポイントについてもみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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自動車保険の加入が必要な理由とは

自動車保険とは自動車の運転中に起きた事故などによる損害を補償する保険です。注意して運転していても事故に遭う可能性はあります。事故が発生すると相手への損害賠償や車の修理代などのお金が必要になります。

貯蓄が十分にあれば問題なく支払えますが、全ての人に貯蓄がしっかりあるわけではありません。自動車保険に加入しておくことで、事故に遭ったときなどに発生する支払いを補うことができます。

自動車保険の種類

自動車の保険には以下の2種類があります。

・自賠責保険(強制保険)
・自動車保険(任意保険)

自賠責保険(強制保険)

自動車保険は任意での加入となりますが、自賠責保険は必ず加入しなければなりません。

自賠責保険は加入が義務付けられている保険ですので、未加入で運行した場合は1年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金が科せられます。交通違反となりますので、違反点数6点が付与され、免許停止処分となります。

自動車保険(任意保険)

自動車保険は加入するかどうかを自分で決められる保険であることから任意保険ともいわれています。自動車保険に加入すると自賠責保険では補えない部分をカバーできます。
例えば、自身のケガ、自身の車の損害、対人賠償、相手方の物的損害などです。

また、対人賠償保険・対物賠償保険は補償限度額を無制限に設定できます。
例えば、車の運転中に人身事故を起こしてしまい、相手に後遺症が残ったとします。そして、対人賠償として5000万円、対物賠償として200万円の賠償金の支払いが義務付けられました。自賠責保険しか加入していなければ、自賠責保険で補償される4000万円を5000万円から差し引いた1000万円に加えて、対物賠償額の200万円を自己負担しなければなりません。しかし、自動車保険にも加入していれば、この1200万円は加入保険会社からの保険金で支払うことができます。

自動車保険を選ぶときの着目点

自動車保険を選ぶにあたって確認しなければならない項目が多く、どこを見ればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

自動車保険を選ぶときに見落とせない着目点として以下の3つが挙げられます。

・補償内容
・保険料
・事故対応、ロードサービス対応

補償内容

任意で加入する自動車保険は自賠責保険では補いきれない部分をカバーするために加入します。補償内容をしっかりと確認し、自分が必要としている補償が対象になっているかを確認してください。

また、最低限の補償でよいのか、それとも手厚い補償にするのかも検討します。補償を手厚くすればそれだけ保険料が高くなりますので、予算を考慮しつつも安心できるプランを選択してください。

保険料

自動車保険に加入すると保険料の支払いが発生します。保険料の支払いで生活がまわらなくなったり、支払いがストレスになったりしないようなプランを選択してください。
また、経済状況は変わるものですので加入時の年収だけではなく、今後も支払っていける保険料であるのか長いスパンで検討するようにしましょう。

同じ補償内容でも保険会社によって保険料が異なることも珍しくありません。複数の保険会社の保険商品を比較し、もっともお得に感じるプランに加入してください。

事故対応、ロードサービス対応

自動車保険を選ぶ際には事故が発生したときの保険会社の対応が充実しているか、事故以外の自動車の不具合にも対応してもらえるロードサービスを利用できるかにも着目しましょう。

例えば、燃料切れやキー閉じ込みといったトラブルが起きた場合、保険料、もしくはオプション費用の範囲内で対応してもらえるかも重要な点となります。また、事故後の示談交渉をサポートしてもらえる保険であれば、事故を起こしたときにスムーズに対応できるでしょう。

おすすめの自動車保険10選

自動車保険には多くの種類があるため、どの保険がよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、おすすめの自動車保険を10社紹介していきます。

おすすめの自動車保険として以下の10社が挙げられます。

・おすすめの自動車保険1:セコム損保「セコム安心マイカー保険」
・おすすめの自動車保険2:楽天損保「ドライブアシスト」
・おすすめの自動車保険3:損保ジャパン「THE クルマの保険」
・おすすめの自動車保険4:ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」
・おすすめの自動車保険5:セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」
・おすすめの自動車保険6:あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」
・おすすめの自動車保険7:SBI損保「SBI損保の自動車保険」
・おすすめの自動車保険8:チューリッヒ保険会社「スーパー自動車保険」
・おすすめの自動車保険9:三井ダイレクト損保「強くてやさしいクルマの保険」
・おすすめの自動車保険10:アクサダイレクト「アクサダイレクトの自動車保険」

おすすめの自動車保険1:セコム損保「セコム安心マイカー保険」

セコム損保の「セコム安心マイカー保険」は事故対応を24時間おこなっており、セコムならではの安心感がある自動車保険です。
深夜や土日の事故でも保険会社に初期対応を任せられるため安心です。さらに、現場かけつけサービスも付いているので、自分で対応することに自信がない方にもおすすめです。

事故相手への賠償や自分の治療費などの基本的な補償は全てそろっていますので、基本的なプランで最低限の項目はカバーできます。ロードサービスは雪道のスタックには対応外となりますが、レッカー搬送については約250kmまで無料で対応しています。

申し込みは代理店、インターネット、電話でおこなえます。インターネットから申し込むと保険料が3500円割り引かれるのでお得です。

セコム損保「セコム安心マイカー保険」の詳細は図表1のとおりです。

図表1

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 2億円、3,000万~1億円
対物賠償保険の補償額 無制限
車両保険 一般型、限定型

セコム損保「セコム安心マイカー保険」を基に作成

おすすめの自動車保険2:楽天損保「ドライブアシスト」

楽天損保の「ドライブアシスト」は楽天ポイントを支払時に使うことができ、事故の初期対応を24時間おこなっている自動車保険です。

本保険商品は楽天グループ・楽天損保が販売していますので、年間で支払った保険料の一部が楽天ポイントとして還元されます。さらに、保険料の支払いにもポイントを使えます。

事故の初期対応は24時間おこなっていますので、土日や深夜の事故でも当日中に対応してもらえます。また、現場かけつけサービスも利用できるので、プロに対応をサポートしてもらえます。

インターネットから申し込み手続きをおこなうと新規契約、継続契約のいずれにおいても従来の保険料から25%割引されます。また、前年度において無事故の方は新規の方も継続の方も保険料がお得になります。

楽天損保「ドライブアシスト」の詳細は図表2のとおりです。

図表2

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~2億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限
車両保険 一般型、限定型

楽天損保「ドライブアシスト」を基に作成

おすすめの自動車保険3:損保ジャパン「THE クルマの保険」

損保ジャパンの「THE クルマの保険」は事故連絡方法を豊富に選択できる保険です。

事故の初期対応は24時間受け付けていますので、土日や深夜の事故にも当日中に初期対応してもらえます。
事故連絡は電話だけでなく、インターネットやスマホアプリからでもおこなえます。同社には47都道府県279カ所の保険サービス拠点がありますので、スピーディーな対応を実現できます。

また、補償内容では事故相手と自分への補償は確保でき、さらにドライブレコーダーをレンタルできるドラレコ特約を付帯することも可能です。ロードサービスでは雪道のスタックには対応していませんが、レッカー搬送は約180kmまで無料対応となっています。事故対応拠点は270拠点以上あります。

加入の申し込みは代理店でのみの対応となりますが、保険料の見積もりはインターネットからもおこなえます。

損保ジャパン「THE クルマの保険」の詳細は図表3のとおりです。

図表3

対人賠償保険の補償額 無制限被害者1名について1,000万円~2億円までは1000万円の整数倍の金額で設定が可能
2億円超は無制限。
人身傷害保険 2,000万円、3,000万円、5,000万円、7,000万円、1億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限、1,000万円、2,000万円
車両保険 一般型、限定型

損保ジャパン「個人用自動車保険『THE クルマの保険』」を基に作成

おすすめの自動車保険4:ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」

ソニー損保の「ソニー損保の自動車保険」は24時間365日対応の現場かけつけサービスが付帯しており、専任担当者に手厚くサポートしてもらえる保険です。

事故の初期対応時間は24時間対応ではなく、平日・土日ともに20時までとなっています。現場かけつけサービスについては24時間365日対応のものが付帯しています。また、セコムの緊急対処員に事故現場で対応してもらえるセコム事故現場かけつけサービスもあります。ロードサービスは契約者が指定する修理工場までの場合レッカー搬送の無料距離が100km、雪道のスタックは対応外です。

自分と同乗者のケガを無制限で補償する「トリプル無制限」というプランもありますので、手厚い補償を希望する方は検討してみてください。

スマホアプリから保険金の請求や問い合わせなどをおこなえますので、日中は仕事などで電話をかけられない方も自分のペースで連絡できます。

インターネットから申し込むと割引が適用され、新規契約は1万2,000円、初回継続は8000円、3年目以降の継続は4000円が保険料から差し引かれます。

ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」の詳細は図表4のとおりです。

図表4

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~2億円、無制限
対物賠償保険の補償額 1,000万円、2,000万円、5,000万円、無制限
無制限、1,000~9,000万円
車両保険 一般型、限定型

ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」を基に作成

おすすめの自動車保険5:セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」

セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は保険料が比較的リーズナブルに設定されており、特に40代、50代の方がお得に加入できる保険です。

事故率は20代、30代で下がり、50代、60代でもっとも低くなるといわれています。本保険商品はこの事故率に着目し、40代、50代が割安で加入できる内容となっています。さらに、保険料は走行距離に応じて変わるため、走行距離が短い人にとって合理的です。

事故の初期対応は平日・土日ともに20時までに受け付けた事故に限られます。ただし、現場かけつけサービスを利用すれば、24時間365日対応してもらえます。ロードサービスはレッカー搬送が約180kmまで無料、かつ雪道のスタックにも対応しています。ただし、ロードサービスは特約になります。全国約1万3000カ所のサービス拠点があります。

インターネットから申し込みの手続きをおこなうと、新規契約では1万3600円、継続契約では1万600円が保険料から差し引かれます。

セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」の詳細は図表5のとおりです。

図表5

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~2億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限
車両保険 一般型、限定型、車対車限定型

セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」を基に作成

おすすめの自動車保険6:あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」

あいおいニッセイ同和損保の「タフ・クルマの保険」はレッカー搬送距離が最長クラスで、24時間事故の初期対応をおこなっている保険です。

事故の初期対応は24時間おこなっていますので土日や深夜の事故でも翌日まで待つ必要がありません。自動車事故に備えられる一般的な補償をカバーしている他、特約でドライブレコーダーをレンタルできます。また、ロードサービスは雪道スタックは対応外となりますが、レッカーは約500kmまで無料で搬送できます。

さらに、対歩行者等傷害特約に加入しておくことで、歩行者などと事故を起こしてしまった際に相手のケガの治療費などを全額補償してもらえます。

申し込みの手続きは代理店のみとなりますが、保険料の試算はインターネット上でもおこなえます。

あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険」の詳細は図表6のとおりです。

図表6

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万円、5,000万円、1億円、2億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限
車両保険 一般型、限定型

あいおいニッセイ同和損保「タフ・クルマの保険[個人向け]」を基に作成

おすすめの自動車保険7:SBI損保「SBI損保の自動車保険」

SBI損保の「SBI損保の自動車保険」は保険料が比較的リーズナブルに設定されており、全国に1万カ所以上のロードサービス拠点がある自動車保険です。

専門のスタッフが24時間365日事故受付をおこなっています。事故対応のお客さま満足度は90%を超えています(2023年2月SBI損保調べ)。

補償内容は事故相手への賠償、自分の治療費など基本的な内容がそろっています。また、3年以上継続するとロードサービスの内容がグレードアップします。緊急対応やガソリン補給などの無料のロードサービスも充実しています。

本保険は人身事故、物損事故のそれぞれにプロの専任スタッフがチームで連携し、対応をおこなっていますので安心感があります。

インターネットから申し込み手続きをおこなうと、新規契約は1万4000円、継続契約は1万円の割引が適用されます。

SBI損保「SBI損保の自動車保険」の詳細は図表7のとおりです。

図表7

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万円、5,000万円、7,000万円、1億円、1.5億円、2億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限、500万円、1,000万円、2,000万円、3,000万円、1億円
車両保険 一般型、限定型

SBI損保「自動車保険ならSBI損保」を基に作成

おすすめの自動車保険8:チューリッヒ保険会社「スーパー自動車保険」

チューリッヒ保険会社の「スーパー自動車保険」は業界最高レベルの無料ロードサービスを誇る自動車保険です。

業界最高レベルの無料ロードサービスを提供しており、レッカー100kmまで無料、ガス欠給油10Lまでが無料となっています。ただし、雪道のスタックには対応していません。

事故の初期対応は平日・土日ともに20時までに事故受付を完了した場合であれば担当者から1時間以内に連絡を受けることができ、当日対応となります。ただし、現場かけつけサービスは利用できません。事故の相手が入院するような重傷案件において土・日でも自宅に訪問し、事故の解決に向けてのサポートをおこなっています。

インターネットから申し込み手続きをおこなうと、2万円の割引が適用されます。さらに、契約後の紙書類不要で500円の割引を受けられるなど割引制度も充実しています。

チューリッヒ保険会社「スーパー自動車保険」の詳細は図表8のとおりです。

図表8

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~1億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限、500万円、1,000万円、2,000万円、3,000万円、5,000万円
車両保険 一般型、限定型、全損のみ補償型

チューリッヒ保険会社「自動車保険のチューリッヒ」を基に作成

おすすめの自動車保険9:三井ダイレクト損保「強くてやさしいクルマの保険」

三井ダイレクト損保の「強くてやさしいクルマの保険」はロードサービスが雪道にも対応しており、割引率が継続のたびにアップする自動車保険です。

加入者それぞれの状況や意向に合った補償内容の作成をコンシェルジュがサポートしていますので、保険に関する知識がない方も問題なく、自分に合ったプランに加入できます。

事故の初期対応時間は平日・休日ともに19時を過ぎた事故は翌営業日の対応になります。また、現場かけつけサービスは付いていません。ただし、事故が解決するまで「わたしの解決サポーター」から手厚い支援を受けられます。ロードサービスは雪道のスタックに対応しており、希望する修理工場の場合レッカー搬送の無料距離は100kmまでとなります。

インターネットから申し込み手続きをおこなうと新規契約は最大1万円、初回継続は最大6000円、3年目以降の継続は3000円の割引が適用されます。さらに、スマホアプリから契約内容の確認や継続手続きも可能です。

三井ダイレクト損保「強くてやさしいクルマの保険」の詳細は図表9のとおりです。

図表9

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~無制限1億円
対物賠償保険の補償額 無制限、500万円、1,000万円、2,000万円、3,000万円
車両保険 一般型、限定型

三井ダイレクト損保「強くてやさしいクルマの保険」を基に作成

おすすめの自動車保険10:アクサダイレクト「アクサダイレクトの自動車保険」

アクサダイレクトの「アクサダイレクトの自動車保険」は優良運転者限定の割引制度があり、細やかなプランがある自動車保険です。

本保険商品には継続するたびに割引率が高くなる「20等級継続割引」があります。20等級継続割引は1年目、2年目、3年目、4年目以降の4区分となっており、無事故の年数が長いほど割引率が高くなります。

事故・故障の受付は24時間365日対応しています。ただし、事故の初期対応は平日・土日ともに19時までとなります。また、複数の特約がセットになっているアクサ安心プラスを付ければ、家族、女性、ペットを飼っている人を対象にした追加補償を受けられます。レッカー搬送の無料距離は150kmとなります。

加入時に補償プランに迷った場合はチャットや電話でサポートしてもらえますので、ひとりで思い悩む必要はありません。

アクサダイレクト「アクサダイレクトの自動車保険」の詳細は図表10のとおりです。

図表10

対人賠償保険の補償額 無制限
人身傷害保険 3,000万~1億円、無制限
対物賠償保険の補償額 無制限、1,000万円、2,000万円
車両保険 一般型、限定型

アクサダイレクト「自動車保険ならアクサダイレクト」を基に作成

自動車保険で加入しておきたい特約とは

自動車保険の基本となる契約は主契約といい、主契約にオプションとして付加するものが特約です。主契約ではカバーしきれない補償や解消できない不安などを特約で補うことができます。

自動車保険で加入しておくと安心できる特約として以下の5つが挙げられます。

・運転者限定特約
・弁護士費用特約
・他車運転特約(他車運転危険補償特約)
・対物差額修理費用補助特約(対物超過特約)
・個人賠償責任特約

運転者限定特約

運転者限定特約とは、誰でも運転できる状態から運転する人を限定することでリスクを減らし、保険料を安くする特約です。限定できる種類は以下になります。

・限定なし
・家族限定
・本人・配偶者限定
・本人のみ

運転できる人が限定されるほど保険料が安くなります。本人のみしか運転しない場合は特約を付けておかなければもったいないでしょう。

弁護士費用特約

弁護士費用特約とは、自動車に起因する人身被害事故や物損被害事故に遭った場合に利用できます。相手との話し合いをおこなう際に弁護士に依頼する費用や、法律相談をおこなう場合の費用に備えます。
自分に全く過失がないもらい事故などでは、自分が契約している保険会社は法律上事故相手と示談交渉をおこなえませんが、こうしたケースでも、費用の負担を気にせずに示談交渉を弁護士に委任できます。

他車運転特約(他車運転危険補償特約)

他車運転特約は、契約の車以外を借りて運転中に起こした自動車事故を自分の車の自動車保険を利用し、補償を受けることができる特約です。家族の車を運転する機会が多い人は加入しておくと安心できます。

対物差額修理費用補助特約(対物超過特約)

対物差額修理費用補助特約(対物超過特約)とは、相手の車に対して時価額以上の修理費用が発生したときに補償してもらえる特約です。また、対物賠償を無制限にしている方の中には、対物差額修理費用補助特約を不要とみなす方もいます。しかし、対物賠償を無制限に設定していても全額支払われるとは限りません。

自動車保険の対物賠償保険は賠償する金額は時価額までと決まっていますので、時価額を超える修理費用が発生したときに相手とのトラブルを防げます。

個人賠償責任特約

個人賠償責任特約とは、日常生活での偶然の事故により他人にケガをさせたり、他人が持っているものを壊したりした場合に備える保険です。自動車保険では特約として個人賠償責任特約を付帯できますが、火災保険などでも特約として付帯できる保険です。
重複契約にならないように注意することが大切です。

代理店型・通販型のメリットとデメリット

自動車保険の加入方法として以下の2つの方法があります。

・代理店型
・通販型

代理店型のメリットとデメリット

代理店型とは、代理店を通じて保険に加入する方法です。

代理店型は担当者と直接会話しながら補償内容やプランを決めることができます。そのため、不明点や疑問点などがあればその場で解決することができます。自動車保険に初めて加入する方や保険に関する知識がない方も安心です。

ただし、代理店を通して自動車保険に加入するため、代理店手数料がかかることもあります。保険料が直接契約するよりも割高になりがちです。

通販型のメリットとデメリット

通販型はインターネットやコールセンターで保険に加入する方法です。店頭に足を運ばなくても、保険に加入できます。

通販型は代理店を通さずに保険に加入するため、通常よりも安い保険料で加入できることも多いです。また、申し込みがインターネットや電話で完結します。店舗に出向く時間を取れない方も、自分のペースで加入することができます。

ただし、保険商品の選択も契約手続きも自分で進めていかなければなりません。 そのため、保険に関する知識がない方やプロに相談して決めたい方には向かないでしょう。

自動車保険まとめ

自動車保険に加入せずに人身事故などを起こした場合、自己負担額が発生するケースは多くあります。場合によっては、相手に対する補償や賠償金などの支払いによって生活が成り立たなくなる事態にまで発展することもあります。車を運転する方は自動車保険に加入しておくようにしましょう。

また本記事でみてきたように自動車保険とひとくくりにしても、保険商品によって補償の対象となる範囲や保険料が異なります。複数の自動車保険を見比べて、自分にとって必要な補償をカバーできる保険商品を選ぶようにしましょう。

少しでもお得に加入したい人には走行距離で保険料が変わる料金プランの保険商品や、年齢によって保険料が変わる料金プランがある保険商品がおすすめです。また、保険会社によってはインターネット上で保険料などのシミュレーションをおこなえますので、ぜひ活用してみてください。

出典

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