引っ越しから4年後に、火災保険「3万6000円」のムダ払いが発覚! 損しないために知っておきたい、火災保険の「自動更新システム」と、解約し忘れ防止策

配信日: 2025.04.12

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引っ越しから4年後に、火災保険「3万6000円」のムダ払いが発覚! 損しないために知っておきたい、火災保険の「自動更新システム」と、解約し忘れ防止策
引っ越しや住居形態の変更時に、火災保険の見直しを怠ってしまうと、無駄な保険料を支払い続けることになるかもしれません。
 
転居後も以前住んでいたところの火災保険を解約しなければ、火災保険の無駄な支払いが発生する可能性があるのをご存じでしょうか。このような事態を防ぐためには、火災保険の自動更新システムを理解し、適切な解約手続きを行う必要があります。
 
本記事では転居時に火災保険を見直さないリスクを説明し、例として4年間で3万6000円の支払いが発生し得るケースをお伝えします。また、スムーズに解約手続きや保険を切り替える方法を解説します。「保険のデッドスペース」を心配する人はぜひ最後までご覧ください。
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火災保険の自動更新と解約手続きの重要性

多くの火災保険は契約期間終了後、自動的に更新される仕組みです。このシステムは保険の継続を確保する意味便利ですが、引っ越し時に見直しを怠ると、不要な保険料を払い続けることになります。
 
特に、賃貸物件から別の賃貸物件、または持ち家に転居するときには、現在の火災保険が新居に適用されるかを確認し、必要に応じて解約や新規契約を行う必要があります。
 

無駄な保険料支払いの事例

無駄な保険料支払いの事例として、過去に居住していた物件で自動更新の火災保険に加入しており、引っ越した先で別の火災保険に加入した場合を見ていきましょう。
 
火災保険料は所在地や建物構造、築年数などの要素で決まります。今回は保険料が1万8000円、保険期間は2年間で考えてみましょう。
 
自動更新制を採用している場合、転居前にこの保険に加入し、転居時に解約せずに4年がたっていれば、4年分の3万6000円が無駄払いとなってしまいます。転居の際には正しい解約手続きや保険の切り替えを行いましょう。
 

正しい解約手続きと保険の切り替え方法

引っ越し時の火災保険の手続きとしては、まずは現在の保険内容の確認が必要です。現在加入している火災保険の契約内容や補償範囲を確認します。新居に適用できるか、または適用外となるかを把握しましょう。
 
また転居が決まった時点で保険会社に連絡し、契約の継続や解約の手続きを相談します。多くの場合、解約手続きを忘れても特に罰則はありませんが、無駄な保険料を支払わないためにも早めの連絡が重要です。
 
そして新しい住居に適した火災保険を選び、契約します。賃貸物件の場合、不動産会社から特定の保険を勧められることがありますが、自分で保険会社を選ぶことも可能です。
 

解約忘れの防止策

転居前の物件に対する火災保険の解約忘れを防止するにはどうすれば良いのでしょうか。
 
例えば1つの手段として、リマインダーの設定があります。スマートフォンやカレンダーアプリを活用し、解約手続きの時期にリマインダーを設定することで、手続きのタイミングを逃さずに済むでしょう。
 
また、そもそも火災保険を契約する際に自動更新の有無を確認し、不要な場合にオフにしておけば、契約更新の手間はあるものの、解約忘れというリスクは回避できます。
 
ほかにも、保険証券や契約書類を1ヶ所にまとめて保管し、定期的に見直す習慣をつけることで、解約忘れを防ぐことができます。
 

まとめ

引っ越しや住居形態の変更時には、火災保険の見直しと適切な解約手続きが不可欠です。自動更新システムの理解と解約忘れ防止策を講じることで、無駄な保険料の支払いを防ぎ、家計の無駄を省くことができます。
 
定期的な保険の見直しと適切な手続きを心掛けましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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