「もしも」に備える。レジャー保険の概要と活用法

配信日: 2019.06.18

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「もしも」に備える。レジャー保険の概要と活用法
近年、キャンプを楽しむ人口は年々増えています。自然に触れることができたり、日常生活とは違う体験ができたり、楽しいことが満載のキャンプですが、日常生活と違うからこそケガや遭難などの危険が潜んでいる可能性もあります。
 
どんなところに危険が潜んでいるかもわかりませんし、ときには命に関わる危険な目に遭うこともあるかもしれません。安心してキャンプを楽しむために、事前の準備としてできるレジャー保険について考えてみましょう。
 
黒須かおり

執筆者:黒須かおり(くろす かおり)

ファイナンシャルプランナー CFP(R)

女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。

2007年にFP資格取得。独立系ファイナンシャルプランナー事務所にて個人相談、執筆、セミナー講師などを経験

その後「パートナーに頼らない経済的自立を目指す女性」をサポートするため2016年FPoffice Rapportを立ちあげる。
現在、年間80回以上の資産運用セミナーや金融機関にて資産形成のアドバイザーとして活動中。また金融サイトへの執筆も年間50本を越える

レジャー保険とは

アウトドアやスポーツなどで考えられる万が一のリスクというのは、4つに分類されます。
 
1つ目は、ケガなどの「傷害」に関することです。例えば、バーベキューをしていて火傷をしたり、川で遊んでいるときに転んで骨折してしまったりというリスクです。
 
2つ目は、人にケガをさせたり、死亡させてしまったりしたときの「賠償」に関することです。誤って他人にケガをさせてしまったり、他人のキャンプ道具など誤って壊してしまったりしたときなどのリスクです。
 
3つ目は、レジャーやスポーツ、キャンプ道具が壊れてしまうなどの「携行品」の破損。自分のテントやバーベキューコンロなど、揃えたものが壊れてしまったときのリスクです。
 
そして最後の4つ目は、遭難などしてしまったときに救助にかかる「捜索費用・救援者費用」のリスクです。
 
キャンプで遭難なんて考えられないと思うかもしれませんが、山などではハイキングや軽登山などでも遭難のリスクはあります。川で遊んでいて誤って流されてしまったとか、危険は常に隣に潜んでいるかもしれないのです。
 
こういった様々なリスクに対して、準備しておけるのがレジャー保険なのです。スポーツ・レジャー全般が対象となる保険やハイキングや軽登山向け、本格的な登山向けなど目的に合わせて様々です。また、1日や1泊2日、1ヶ月などの短期のプランと1年を通したプランなどがあります。
 
以下2つの保険を例にとってご説明します。皆様の保険選びのご参考にしてください。
 

300円で加入できる1dayレジャー保険

1day保険については、三井住友海上保険の1dayレジャー保険を例にとってみましょう。
 
1dayレジャー保険は、1人1日300円から加入することができ、1dayとはいいつつも補償の日数は1日から最長7日まで必要に応じて選ぶことができます。さらに、1DAY保険アプリを使えばスマホからでも申し込み手続きができ、トラブルが発生した時など解決へのナビゲートもしてくれます。
 
補償内容と保険料は下記にまとめてみました。参考にしてください。
 

 
また、ご家族や友人など複数で行くときには、同じレジャーに参加する人(2人〜6人)をまとめて補償するプランもあります。この保険では、保険料は1人300円で加入することができます。4人家族であれば1日1200円となりますね。
 

 

1泊以上の野遊び保険

1泊以上の保険の例として「モンベルの野遊び保険」を見てみます。この保険は最低限の補償があり、保険料も手頃です。
 
アウトドア用品メーカーだけあって、キャンプの他にも様々なアウトドアが補償の対象となっていて、1泊2日でも6泊7日でも同じ500円で加入することができることが特徴です。しかし、補償の内容は日数が長くなるほど少なくなっていくことに注意が必要です。
 
加入の条件や、補償内容、保険料など一覧表にまとめましたので、保険選びの参考にしてください。
 
加入条件
・モンベルメイトであること
・インターネットメールアドレスを所有していること
・本人名義のクレジットカードを所有していること
・加入時点の年齢が満20歳以上で法律上の行為能力を有していること

の全てを満たしていることが必要です。現在はモンベルメイトに登録していなくても、新規にモンベルメイトに加入することでもできます。
 

 

まとめ

楽しい思い出になるはずだったキャンプが、思いもよらぬケガや事故などで悲しい思い出となってしまわないように、事前にできる準備はしておいた方が安心でしょう。
 
今回の参考例は2つだけですが、他にもスマホで手軽に加入できたり、コンビニで加入できたりする保険もあります。いろいろご検討の上、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。
 
執筆者:黒須かおり(くろす かおり)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)
 

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