脱サラして個人事業主になりました。「フリーランスなら絶対に入っておくべき保険」ってありますか?

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脱サラして個人事業主になりました。「フリーランスなら絶対に入っておくべき保険」ってありますか?
会社員から独立して、フリーランスとして働き始めると、生活スタイルが大きく変わります。フリーランスは、仕事の自由度が高い一方で、会社という大きな後ろ盾がなくなるため、万が一のときの準備はしっかりとしておきましょう。
 
今回は、フリーランスの人が検討すべき保険について解説します。
下中英恵

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

フリーランスで子どもがいる場合

同じフリーランスでも、パートナーがいる場合や子どもがいる場合と、自分一人で生活している場合では、備える方法が大きく異なります。
 
まず、結婚していて小さなお子さんがいる場合をチェックしていきます。自分がフリーランスとして独立していても、パートナーも仕事をしており、一定の収入がある場合は、家庭の収入がある程度安定しています。
 
万が一、自分の収入が一時的に途絶えてしまったときでも、パートナーと協力し合いながら生活することができるので、不足分を補うような保障を検討しましょう。
 
もし、自分が長期で入院したり、療養したりする必要がある場合、国の高額療養費制度を使いながら医療費の負担を減らします。
 
一方、自分に万が一のことがあり、現在の貯蓄だけでは残された家族の生活費などが足りないケースに備えて、保険料が安く必要な保障のみがついている民間の定期保険に加入することを検討してみましょう。
 
もし、自分がフリーランスで、パートナーが専業主婦(主夫)あるいは収入が少ない場合は、よりしっかりとした保障を検討する必要があります。
 
自分が長期的に働けなくても、家族や子どもが生活していけるように、ある程度の貯蓄は必要です。さらに、子どもが複数人いる場合や、パートナーが今後も働けないなどの特別な理由がある場合は、民間の就業不能保障保険に加入することを検討しましょう。
 

フリーランスで子どもがいない場合

そして、フリーランスで仕事をしていても、シングルの場合、自分の貯蓄と、高額療養費制度で医療費をまかなうことができれば、民間の就業不能保障保険などの保険に必ずしも加入する必要はありません。
 
あくまでも目安ですが、シングルの方で、貯蓄が500万円くらいあれば、ガンなどの治療費や生活費などは、1年くらいカバーできると考えられます。本当に自分に必要な保障のみ、保険に加入することを検討しましょう。
 

フリーランスは年金に注意

フリーランスの人が注意すべきポイントは、保険だけではありません。特に気にしておくべきポイントは、老後の年金です。
 
会社員の場合、厚生年金に加入していますが、フリーランスの自営業者は、第一号被保険者となり、国民年金のみに加入します。厚生年金加入者に比べて、将来もらえる年金額が大幅に少ないので、その分、自分でお金を貯蓄したり、iDeCoで資産運用をしたりと、対策が必要です。
 
また、第一号被保険者の方は、付加年金の加入を検討するのもおすすめです。付加年金とは、第一号被保険者が、月の年金保険料に400円をプラスして納付すると、老齢基礎年金に金額が上乗せされます。
 
会社員の方ももちろんですが、特にフリーランスの方は、将来に必要なお金を意識して、老後の生活が困らないようにしっかりと準備をすることが大切です。
 

自分に合った働き方で将来に備えよう

会社員で働いている場合、万が一の保障や、将来の年金がある程度安定しているというメリットがあります。しかし、自分がやりたい仕事を実現したい人や、人間関係で大きなストレスを抱えているという方は、独立したほうがイキイキ働くことができるかもしれません。
 
独立後、万が一のときに必要なお金はあるのか、老後の資金は準備できそうかなど、生活基盤についてある程度準備しつつ、自分に合った働き方ができないか検討してみましょう。
 

出典

厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ
国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト
日本年金機構 付加年金
 
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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