最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.04.04
暮らし

ギャンブルは儲かるのか?還元率でみる投資とギャンブルの違い

世の中にはギャンブルが好きで、ついつい依存症になってしまわれる人がいらっしゃいます。依存症ではなくともギャンブルが好きで興じているという人は相当数いらっしゃるのではないでしょうか。

皆さまは「ギャンブル」と聞くと、どのようなイメージをされますか。お金が無くなる、身を滅ぼす、気分転換、楽しみなど人それぞれで判断は異なると思いますが、そもそも「ギャンブル」とは何なのでしょうか。

この記事では、まずギャンブルとは何を指しているのかを伝え、次いで一般的にギャンブルに位置付けられているものと投資と考えられているものの違いについて記載したいと思います。

ギャンブルとは

ギャンブルという言葉について複数の辞典で調べてみましたが、簡単にまとめますとギャンブルとは「賭け事、ばくち、投機」のことで金品を賭けイチかバチかのまぐれ当たりをねらってする行為、損失の危険を冒しながら利益をねらう行為のようです。
 
一般的にギャンブルに該当する行為にパチンコ、宝くじ、競馬、競輪、競艇、カジノ(平成30年3月時点:日本ではオンラインのみ)などがあります。
 
ここで、一般的に投資のカテゴリーに入る株式や債券、不動産などもギャンブルの定義と性質が似ているのでギャンブルではないのか、と思われた人もいるのではないでしょうか。
 
実は還元率でみると投資とギャンブルの違いが伺えます。
 

還元率でみる投資とギャンブル

まず還元率について説明します。ギャンブルにおける還元率とは主催する胴元の取り分を引いた残りの割合、一言で言えば儲かる確率のことです。
 
例えば、あなたが100円を投資した時に投資会社(胴元)が利用料等の名目で2円を徴収してあなたに98円を返す場合は還元率98%となります。
 
それではギャンブルの還元率をみていきたいと思います。
 
意外かもしれませんが実は宝くじも立派なギャンブルなのです。宝くじは当せん金付証票法に基づき地方自治体が運営するので、公営ギャンブルに位置付けられています。
 
宝くじは収益金を公共事業などに活用していますので、還元率はその分低くなります。ただし、当たった場合に税金がかからないというメリットはあります。
 
公営ギャンブルにはその他にも競馬、競輪、競艇、オートレースがあり、競馬に関して記載しますと競馬法8条の文面から還元率としては70%あたりと推測されます。
出典:e-Govウェブサイト 競馬法8条
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC0000000158&openerCode=1
 
その他の一般的にギャンブルと位置付けられているものとしてはパチンコやカジノなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。では投資と言えば思い浮かぶものは何でしょうか。株式投資という人が多いかもしれません。
 
ここで株式投資についてですが、株式に投資するには証券会社に手数料を支払う必要がありますが、(証券会社によっては○万円までの買付け手数料無料という会社もあります)ここ10年ほどのネット証券会社の台頭で手数料率は低下傾向にあります。
 
また株式投資は一般的にゼロサムゲームと言われており、簡単に言えば誰かが100円儲けたら誰かが100円損する、その結果プラスマイナスゼロというものです。これは言い換えれば100円投資したら100円戻ってくる、還元率で言えば約100%ということになるのではないでしょうか。
 
また株式には投資する企業の成長や配当金の再投資、経済の発展等のさまざまな要因、投資期間や経済情勢にもよると思いますが100%以上の結果を過半以上の人が出すことも可能なように思います。
 
この還元率が100%に限りなく近いかどうかを投資かギャンブルかを線引きするうえで一つの基準にしてもよいかもしれませんね。
 

さいごに

株式投資の還元率として約100%と記載しておりますが、短期的には天変地異、市場の急変等の各種要因で乱高下することがあり還元率が100%を下回ることもあります。投資をされる際は長期的な目線で余裕をもって臨まれるといいと思います。
 
また今回ギャンブルとして記載した行為についても、宝くじには宝くじを買う目的、夢(一獲千金など)がありますし、競馬等にも収益の獲得のほかにも息抜きやストレス発散に利用できるなどさまざまな考えがあるように思います。
 
この記事で記載した還元率は決してギャンブルを否定するものではなく、あくまでも、一つの考え方の目安として記載しております。知識としてお役立てください。
 
Text:橋本直樹(はしもとなおき)
1級ファイナンシャルプランニング技能士 宅地建物取引士
橋本1級FP事務所 代表

\ この記事を共有しよう!/

橋本直樹

執筆者:橋本直樹(はしもとなおき)

宅地建物取引士

1級ファイナンシャルプランニング技能士
橋本1級FP事務所 代表
総合保険代理店、証券会社勤務後、独立。独立後は保険や投資信託等の金融商品は取り扱わず、保険の見直しやライフプラン実現のための効率的ポートフォリオの提案等の相談業務のみのコンサルティングに特化。生活していくうえで付きまとうお金の問題をわかりやすく丁寧に説明するよう心がけています。



▲PAGETOP