更新日: 2019.01.11 その他暮らし
もはやペットも家族の一員!だったらペット保険やペットホテルを上手に活用しませんか?
大事な家族がケガや病気になったら大変です。人間と同様に、ペット保険に加入する人が増えています。今回はペットのお話です。
Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
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新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
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ペットの寿命も延び、保険加入者も増加
ペット保険に参入することになった楽天ですが、日経新聞(2018年3月22日付)によると、年間数百万人もの人たちが「楽天市場」でペットフードやペット用品などを購入しているそうです。
今後、ペットの飼い主向けの専用サイトも立ち上げ、会員向けに保険商品を紹介することを予定しているようです。
ペットフードは嵩張りますので、通販サイトで注文する人が多いと聞きます。顧客にとってもワンストップで保険に加入できることは、メリットになると思います。
ペットには健康保険制度がありませんので、医療費が全額自己負担となり、高額になります。ペット保険市場は今後も拡大が予想され、4月25日に東証マザーズに新規上場のアイペット損害保険によると、将来的には市場規模は3300億円まで成長すると見込んでいるそうです。
実際のペット保険はどのようになっているのかというと、ヒトの医療保険と同様、保険会社によって保険料もサービスもさまざまです。犬の場合、保険料は犬種や大きさ、年齢によって変わります。加齢に伴い病気にかかりやすいことから、年齢とともに料金が上がります。
例えばアニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の場合、
“病院窓口の支払が3割負担”タイプの月額保険料は、以下のようになります。
<チワワ> 1歳 3110円 3歳 3360円
<フレンチブルドッグ> 1歳4270円 3歳4610円
“おひとり様”はペットホテルを上手に使う
Nさん(36歳女性)は会社員で、一人暮らしをしています。友人宅で出会ったフレンチブルドッグが気に入り、自身も飼い始めました。昼間は仕事に出ているため、ワンちゃんはお留守番になります。
半年後“一人でお留守番は可哀想”と、飼い犬は2匹になりました。その直後に人事異動があり、残業や出張のある部署になりました。仕事のやりがいは増えたのですが、ワンちゃんのお散歩を毎日することは難しくなりました。
そこで彼女は母親に応援を依頼。実家から自宅までは片道30分程です。赤ちゃんの頃は良かったのですが、次第に大きくなった2匹のお散歩や世話となると、お母さんも大変です。そこで時々は、ペットホテルやシッターを利用しているそうです。
このように“おひとり様”でペットを飼う場合、代わりにお世話してもらえる人の確保も大事です。
ホテルやシッターは、料金がかかることに加えて、送迎の時間にも注意が必要。急に出張が決まったのに、ペットホテルの空室がない!ということがないように、いくつかのホテルを事前にチェックしておくと安心かもしれません。
先日、地下鉄の中で、犬を3匹連れた女性に会いました。聞くと、里親探しの集まりに参加するとのことでした。保護された時は栄養状態が悪いので、痩せて毛並みも揃っていないし怯えていて、とても可愛そうな状態だったそうです。
あの子たちが、良き家族に巡り合えていることを祈ります。
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士