更新日: 2019.01.07 その他暮らし

ひそかなブーム到来!? 中古物件を買ってリフォームする際の費用についてチェック!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ひそかなブーム到来!? 中古物件を買ってリフォームする際の費用についてチェック!
あえて新築ではなく、中古マンションや中古住宅を購入して自分好みにリフォームする方がいらっしゃるようです。実際のところ、リフォームでどういうことをするのか、きちんと知っている方は多くないのではないでしょうか?
 
そこで今回は、最近のリフォームの動向トレンドや費用、実際にリフォームを体験した方たちの声などをチェックしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

リフォームをする人たちの動向は?

SUUMOでおなじみの株式会社リクルート住まいカンパニーが発表した、2017年の調査結果(※1)を見てみます。こちらは、首都圏、東海圏、関西圏の20歳以上かつ300万円以上のリフォームを3年以内に実施した男女にアンケートをとったもの。
 

【リフォーム費用(総費用)】

1位:300〜500万円未満 56.4%
2位:500〜700万円未満 18.5%
3位:1000万円以上   14.4%
 
リフォーム費用の分布は上記のとおりで、平均では610.4万円となりました。やはりリフォームとなると、かなりのまとまったお金が必要なんですね。
 

【リフォームタイミング別のリフォーム費用】

中古を購入し、リフォームした後に入居した人の平均:612.9万円
住んでいる住居をリフォームした人の平均:     591.3万円
 
リフォームするタイミング別で見てみると、中古を購入してリフォーム後に住む方のほうが、リフォームにお金をかけているという姿が浮かび上がります。
 

中古で住宅を買った人のリフォーム事情をチェック!

引き続き、株式会社リクルート住まいカンパニーの調査結果(※1)から、中古で住宅を買ってリフォームした方の動向を見てみましょう。
 

【リフォームしたタイミング】

中古で購入した後、居住期間は経ないで、リフォームを実施してから、住み始めた:55.1%中古で購入した後、居住期間を経て(住んでから不満、不便があったためなどにより)、リフォーム実施に至った:44.9%
 
中古で住宅を買ってリフォームした方のうち、なにはともあれまずリフォームしてから住んだという方が半数をやや上回るかたちに。ちなみに、リフォーム対象となる中古物件の平均購入価格は3156.3万円とのこと。
 
ここにリフォーム費用を加算するとなかなかの金額になりますが、みなさん費用はどう捻出しているのでしょうか?
 

【物件購入費用の捻出方法】

1位:金融機関等の住宅ローンを活用  62.0%
2位:自己資金(貯蓄など)から捻出  52.2%
3位:親や親族からの贈与、融資を活用 15.2%
 
ほとんどの方が住宅ローンおよび貯金を使って購入しているようです。
 

【リフォーム費用の捻出方法】

1位:自己資金(貯蓄など)から捻出          66.3%
2位:金融機関等の住宅ローンを活用(物件と一緒に)  22.8%
3位:親や親族からの贈与、融資を活用         13.0%
 
上記から、中古物件は住宅ローンを活用し、リフォーム費用については貯金から出す、というのが最近のトレンドと言えそうです。
 

「あいみつ」をとっておけばよかったという先輩たちの声

中古物件を買って、リフォームするのは、人生のなかで1、2位を争うほどの高い買い物。リフォームの先輩たちのリアルな意見をチェックして、慎重に検討していきましょう。今度は、リフォームに関する実態調査(リショップナビ調べ)(※2)の結果をもとに、主にリフォーム業者の選定について見ていきましょう。
 
初めてのリフォームともなると、たとえ見積もりを提示されても果たして適切な価格なのかどうか、素人にはわかりませんよね。そこで大切なのが、リフォームの話でよく聞く「あいみつ」という言葉。
 

【複数業者を比較・検討するべきだったと思いますか?】

1位:そう思う   40.0%
2位:ややそう思う 38.3%
3位:そう思わない 21.7%
 
複数の業者から見積もりを取り寄せて比較することを、相見積もりをとる、略して「あいみつをとる」、などと言います。リフォーム経験者のうち、およそ8割の方が「比較検討するべきだった」と答えていますね。
 
「もっと安くできたかも」「もっといい工事をしてもらえたかも」と後から悩んだり後悔したりすることを防ぐためにも、事前に複数の業者を比較検討しておいたほうがよさそうです。
 
みなさんも、中古物件を買って憧れのマイホームにリフォームする際は、今回の調査結果を参考にしてみてくださいね。
 
※1 株式会社リクルート住まいカンパニー「2017年 大型リフォーム実施者調査」
※2 リショップナビ調べ「リフォームに関する実態調査」
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集