最終更新日: 2020.04.15 公開日: 2020.04.13
暮らし

「~放題」の新トレンド! 乗って、観て、そして食べるのも定額。そんな新たな「サブスクリプション」とは?

執筆者 : 上野慎一

「○○放題」というシステムには、一種の悪魔的な魅力があります。例えば、定額で好きなものを好きなだけ楽しめる「飲み放題」や「食べ放題」も人気です。
 
定額なので、後でお勘定を見てびっくりという心配もないため、ついつい飲み過ぎや食べ過ぎをしてしまい、後悔することがあるかもしれません。時間制限があるのが一般的ですが、中には“時間無制限”の豪気なお店もあります。
 
 
上野慎一

執筆者:

執筆者:上野慎一(うえのしんいち)

AFP認定者,宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。

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上野慎一

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執筆者:上野慎一(うえのしんいち)

AFP認定者,宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。

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世の中は、「サブスクリプション」だらけ

乗り物ならば、「1日フリー乗車券」など、そして定期券もこうした「放題」システムのジャンルのものといえます。これらに限らず、今や世の中は「サブスクリプション」(定額制サービス)があふれています。
 
その流れは、音楽や映像、ソフトウェア、家電、衣料、家具、自動車、ついには住まいにまで、ハード・ソフトを問わずさまざまな商品やサービスに広がっているのです。
 
消費スタイルが、「購入や所有から利用」、そして「モノからコト」へと大きく変容していることを実感させてくれるサブスクリプションですが、その骨格は、「価格」、「期間」、そして「サービス(商品)対象」で構成されています。
 
【2000円で、2時間、アルコールとソフトドリンクが飲み放題】とか、【8000円で、1ヶ月間、A駅とB駅の区間内が乗り降り放題】といった感じです。
 
期間は、飲食の数時間程度から日・週・月・年の各単位まで内容によって幅広く分かれています。一方、対象はそれぞれの商品やサービスごとに個別設定されているのが普通です。

サブスクリプションの新しい潮流とは

そんなサブスクリプションですが、新しい試みもいろいろと動きがあります。例えば、JR東日本エリアの駅構内の飲料自動販売機(機種限定)が定額制で利用できるサービスは、昨年10月1日から試験的にスタートしました。
 
月額2480円で1日1本好きな飲料を受け取れる仕組みです。31日欠かさずに受け取れば1本あたり80円となり、自動販売機の価格よりも大幅に割安となります。
 
そして、今年3月1日から実証実験が開始されたのが、「日本初!交通、映画、食事が一体となったサブスクリプション型チケット」です。どんな内容なのか、そしてどこがユニークな点なのか、東急グループの公表資料(※)をもとに見てみましょう。
 


 
引き算をすると、電車&バス2万円、電動自転車3000円、映画1万円、そば3500円といった月額価格設定のようです。電車&バスは20日、映画は6回、そばでは11杯(11日)の利用でモトが取れることになります。
 
あくまでも実証実験ですので、そのまま定着するかどうかは未定ですが、いずれは同グループのスーパーや駅売店などでも定額提供のメニューが導入されるようなことになるかもしれませんね。

まとめ

駅の自動販売機飲料のサブスクリプションについては、「休日に用事がない場合でもドリンク1本だけのためにわざわざ駅まで行くのか」という指摘もあります。またペットボトル等飲料を単に買うだけならば、スーパー・ドラッグストア・コンビニなどにいくとその都度もっと安く買える場合もあるでしょう。
 
鉄道・バスや映画についても、かなりの頻度で日々利用すればとてもおトクなのでしょうが、普通の勤め人の方には非現実的です。
 
このように「商品やサービスの購入・利用をまとめると、便利でおトク」というサブスクリプションのセールストークには、サービスを提供する側の都合や利害が先行して根底にあるような気もいたします。
 
それはさて置き、今回のユニークな新サービス、どんな人がどれくらい、どんなメニューの組み合わせで利用していくのか。新型コロナウイルス問題が収束した後のことになりますが、その動向には関心のあるところです。
 
※2020/04/14 内容を一部修正いたしました
 
出典:(※)東急グループ(東急株式会社、東急電鉄株式会社、東急バス株式会社、株式会社東急レクリエーション、株式会社東急グルメフロント)「日本初!交通、映画、食事が一体となったサブスクリプション型チケット「東急線・東急バス サブスクパス」の実証実験を2020年3月から開始」
 
執筆者:上野慎一
AFP認定者,宅地建物取引士

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