更新日: 2021.06.17 暮らし

通信制高校の学費の相場って? 卒業生の満足度や卒業後の進路は?

通信制高校の学費の相場って? 卒業生の満足度や卒業後の進路は?
多様性が広まりつつある現代。さまざまな働き方がメジャーになっていくことに加え、さまざまな学び方にも注目が集まっています。
 
そのなかのひとつが、通信制高校。全日制高校や定時制高校とは違い、登校の必要がなく、自宅などから通信教育で学習を受けることができる高校です。もちろん、卒業要件を満たすことで、全日制などと同じ高校卒業の資格が得られます。
 
お子さんが通信制高校を検討している場合、親として気になるのは学費や卒業後の進路、就職状況などではないでしょうか。
 
そこで今回は、株式会社Agooraが発表した通信制高校に関する調査結果(※)をひも解いてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

通信制高校の学費の相場とは

この調査は、実際に通信制高校に通い、卒業したことがある男女150人(全国の20歳から45歳以下)を対象に行われたものです。まず、通信制高校の学費について見てみましょう。
 

【通信制高校の卒業までに学費はどれくらいかかりましたか?】

1位:101万円~200万円 20%
2位:50万円未満 19.33%
3位:201万円~300万円 14.67%

 
「わからない」と回答した36%を除き、具体的な金額を回答した人のランキングは上記のとおり。
 
通信制高校にも公立高校と私立高校があり、公立高校であれば年間数万円ほどで済みますが、私立高校になると高いところでは年間100万円以上の学費がかかることも。通信制高校は学校によって学費が大きく異なるため、選ぶ際は慎重に比較検討する必要がありますね。
 
ちなみに、この調査を行った株式会社Agooraによると、令和2年4月から通信制高校でも就学支援金を受け取れるようになっているとのこと。世帯年収が910万以下の家庭であれば、公立の通信制高校は実質無料になり、私立の通信制高校でも学費を抑えられることが多いようです。
 
通信制高校への進学を考えているご家庭は、このような就学支援金制度もチェックしておくとよさそうです。
 

卒業後、きちんとした収入は得られる? その後の進路・就職状況

卒業後、社会に出てきちんとした収入が得られるかどうかも気になるところ。その後の進路や就職についてはどのようになっているのでしょうか。
 

【通信制高校を卒業した後の進路を教えてください】

1位:特に進学・就職はしなかった 28.67%
2位:大学・短大に進学した 28%
3位:就職した 22.67%
4位:専門学校に進学した 19.33%

 
この結果を見ると、進学組が50%近くいて、就職組がおよそ22%ということがわかります。「特に進学・就職はしなかった」と回答した人には、自営業やフリーランスの人も含まれているため、総合的に考えると、通信制高校を卒業した後は進学したり働いたりする人のほうが圧倒的に多いということがわかります。
 
では、雇用形態についてはどのようになっているのでしょうか。
 

【現在のお仕事の雇用形態について教えてください】

1位:正社員 30%
2位:アルバイト・パート 27.33%
3位:無職 21.33%
4位:派遣社員・契約社員 10.67%

 
このほか、割合は公表されていませんが「役員・社長」、「その他(フリーランス、専業主婦、自営業等)」と回答している人も。こう見ると、無職(学生も含む)の人は2割程度。およそ8割の人は、卒業後にしっかり職に就いていることがわかります。
 
通信制高校の場合、その後の進路がどうなるのか気になる親御さんも多いもの。ほとんどの人が卒業後に進学したり働いたりしているという事実は、安心材料になりそうですね。通信制高校では専門スキルや経験を得やすいというケースも多々あることから、仕事をするうえでプラスになる部分も多いのかもしれません。
 

通信制高校の満足度

最後に、通信制高校に通った人の満足度を見てみましょう。
 
「通信制高校に通ってよかったと思いますか?」という質問に対しては、「はい」が78%でした。具体的には、「自分のペースで勉強ができる」「登校回数が少ないのでストレスがない」「先生がよかった」といったコメントが目立ちました。
 
一方で、「いいえ」と答えた人のコメントには、「友達ができにくい」「友達と会う機会が少ない」といった、通信制ならではのデメリットが。
 
まとめると、通信制高校は「全日制と同じく、公立と私立で学費がかなり変わる」「登校せず自分のペースで効率よく学べる」「登校が少ないので友達と会う機会が少ない」「卒業後は進学・就職する人が多い」という特徴が挙げられます。
 
通信制高校にもさまざまな学校があるため、お子さんに合った学校を見つけられるといいですね。
 
[出典]
※株式会社Agoora「卒業者150人に進学の理由や学費などアンケート調査を実施  通信制高校卒業者の78%は通信制に通って良かったと回答」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション