2020年消費が増えたお酒の種類は? ご馳走別の合わせたいお酒ランキング

配信日: 2021.08.23

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2020年消費が増えたお酒の種類は? ご馳走別の合わせたいお酒ランキング
今年の夏、お休みの日はお家でのんびり過ごすという方も多いのではないでしょうか。せっかくの休みですから、ただゴロゴロするだけではなくおいしいお酒やご馳走を楽しみたいですよね。
 
そこで今回は、夏の家飲みにおすすめのお酒やご馳走をチェックするとともに、自粛生活で消費率が上がった食品などを見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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家でご馳走を楽しむにはお取り寄せ? テイクアウト?

株式会社酒文化研究所が発表した「夏休みに食べたいご馳走&おいしい酒」の調査結果(※1)を見てみましょう。この調査は、全国のお酒好き115名を対象に行われたものです。このご時世、家飲みに合わせるご馳走をどこで調達する人が多いのでしょうか。
 

【自宅でご馳走を楽しむならどうする?】

1位:調理に手間のかからない良質な素材を取り寄せる 25%
2位:デパ地下でおいしそうな料理を調達 17%
3位:そのまま食べられるおいしい料理を取り寄せる 16%
4位:良質な素材を取り寄せ手間をかけて調理する 14%
5位:おいしい飲食店でテイクアウト 13%
6位:ショッピングモールでおいしそうな料理を調達 6%
7位:その他 9%

 
素材や出来合いのものをお取り寄せするという人が、合わせて55%。テイクアウトや中食派が36%という結果に。今は外に出ずお取り寄せをする人のほうが多いことがわかります。
 

ウイスキーやチューハイが人気! 家計消費が上がった食品やその消費額

外食が減り家飲みの機会が増えている今。経済産業省の発表(※2)によると、2020年の家計調査(総務省)から紐解く「家計消費の上昇率が高かった食品」は以下のようになっています。
 

【2020年に家計消費の上昇率が高かった食品(前年比)】

1位:ウイスキー 36.6%アップ
2位:たい33.5%アップ
3位:チューハイ・カクテル 32.5%アップ
4位:うなぎのかば焼き 27.1%アップ
5位:パスタ 26.2%アップ

 
1位はハイボールにしてもロックでも飲めるウイスキー。少しずつ消費できるので、ボトルで買えば家飲みのストックに最適かもしれません。
 
また、3位には気軽に飲めるチューハイ・カクテルがランクイン。たいやうなぎのかば焼きといったいわゆる高級食材の消費も上がってることから、外食できない分家でおいしいものを食べてお酒を飲みたいという人が多いということでしょうか。
 
お酒については全体的に前年より消費が上がっており、ウオッカ、ブランデーなどの他の酒は+25.2%、発泡酒・ビール風アルコール飲料は+16.8%、ワインは+12.0%、焼酎は+10.2%という結果でした。
 
上記のランキングTOP5に限ると、年間支出額は以下のようになっています。
 

【2020年 二人以上の世帯の年間支出額】

1位:チューハイ・カクテル 4701円
2位:うなぎのかば焼き 2686円
3位:ウイスキー 2374円
4位:パスタ 1476円
5位:たい1125円

 
単価を考えると、チューハイ・カクテルは多くの量が売れていることがわかります。缶入りのものであれば、冷やしておくだけで気軽に飲めるのもポイントが高いのでしょうか。
 
ちなみに、「2020年に支出額が上がった中食関連の食品」については以下のとおり。
 

【2020年に支出額が上がった中食関連の食品(前年比)】

1位:冷凍調理食品 12.4%アップ
2位:ハンバーガー 11.5%アップ
3位:ハンバーグ 10.3%アップ
4位;他の主食的調理食品(お好み焼き、たこ焼き、レトルト食品など) 8.0%アップ
5位:弁当 2.8%アップ

 
上記5つを支出額で並び替えると、以下のとおり。
 

【2020年 二人以上の世帯の年間支出額】

1位:弁当 1万5780円
2位:他の主食的調理食品(お好み焼き、たこ焼き、レトルト食品など) 1万5685円
3位:冷凍調理食品 8787円
4位;ハンバーガー 5100円
5位:ハンバーグ 1479円

 
前年比の上昇率は5位だった弁当が、年間支出額では1位に。自分で調理する必要がある冷凍食品などと比較すると、すぐに食べられる弁当は当然ながら単価が高いということがわかります。ハンバーガーについては安価なファストフードが多いということもあり、消費上昇率は高かったものの支出額自体はそこまで高くないという印象です。
 

ご馳走別、合わせたいお酒ランキング

最後に株式会社酒文化研究所の調査(※1)に戻り、「こんなご馳走にはこんなお酒を合わせたい」というランキングを見てみましょう。今夏の家飲みのヒントになるかもしれません。
 

【極上のステーキ肉が手に入ったら酒は何にする?】

1位:フルボディの赤ワイン 43%
2位:酸のきいた辛口の清酒 11%
3位:ライトボディの赤ワイン 9%

 
半数近くの人がどっしりとした赤ワインを希望。夏であれば酸味のある辛口の清酒をキリっと冷やしてさっぱりいくのもよさそうです。
 

【上物のお刺身が手に入ったら酒は何にする?】

1位:刺身に合いそうな清酒 70%
2位:燗でおいしい清酒 9%
3位:白ワイン 6%

 
やはりお刺身には日本酒を合わせる人が圧倒的に多い模様。お刺身の種類にもよりますが、しっかり冷やした白ワインも試してみたいですね。
 

【おいしいうなぎのかば焼きが手に入ったら酒は何にする?】

1位:かば焼きに合いそうな冷酒 42%
2位:プレミアムビール 22%
3位:燗でおいしい清酒 9%

 
うなぎといえば日本酒ということで、冷酒ですっきりさせたい人が半数近く。2番目に多かったのは、のどごしも特別感も楽しめるプレミアムビールでした。
 
このようなランキングを見ていると、ご馳走とさまざまなお酒のマリアージュを試してみることで、家飲みの新しい楽しみ方を見つけられそうな気がしますよね。
 
飲みすぎ・食べすぎ・浪費には注意をしつつ、夏の家飲みを工夫して楽しみたいものです。
 
※1株式会社酒文化研究所「夏休みに食べたいご馳走&おいしい酒」 
※2経済産業省「【家飲みでプチ贅沢?】withコロナにおける食品市場の変化を探る」 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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