片づけの美学110 靴下のもう片方が見つからない! 収納方法が悪いの?

配信日: 2021.12.12

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片づけの美学110 靴下のもう片方が見つからない! 収納方法が悪いの?
靴下の片方が見当たらなくて、困った。
 
履きたい靴下が見つからない。
 
洗濯した後、どこかにいってしまった。
 
靴下に関する、トラブルで困ったことがある方もいるでしょう。
 
もしかして収納方法がよくないのかな。いろいろ収納方法やたたみ方を試しても、うまくいかない。そんな方に知ってほしい、靴下の収納方法と持つ量をお伝えします。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

タイプ別:靴下のたたみ方

靴下のたたみ方は、生活の仕方や年齢で分けていくと便利です。


(1) 基本のたたみ方
(2) 種類がたくさんある場合
(3) 子どもと管理が苦手な方の場合

以下で詳しく見てみましょう。
 

(1) 靴下のたたみ方:基本のたたみ方

靴下のたたみ方はシンプルに2回折りか1回折りがおすすめです。靴下2枚を重ねて、半分に折る。そしてまた半分に折る。ショートソックスの場合は、1回折りがちょうどよいでしょう。
 
靴下に厚みが出て自立するので、立てて収納しましょう。同じように他の靴下も列に並べていくと、ちょうどよい間隔ができて、たたんだ形が崩れることはありません。たたんで、並べるだけでも、ペア迷子はおきづらいです。
 
また、収納の仕方も、1足ずつ用に小分けにするなど、細かい方法はおすすめしません。「列に並べて、洗濯後は後ろに入れる」方法にすれば、手前から靴下を取るだけで、自動的にぐるぐる循環します。
 
靴下の量は、収納しているケース内が、ぎゅうぎゅうにならない量が適切です。もし、並べて入りきらないのであれば、量を見直してみましょう。
 
例えば、10足あれば、1ヶ月に3回しか出番がありません。30足あれば、月に1回です。洗濯の頻度にもよりますが、靴下は4~8足あれば十分ではないでしょうか。
 
靴下を折るだけのたたみ方は、はき口のゴムを利用して、くわえ込みコンパクトにたたむ方法と比べて、ゴムが伸びないというメリットがあります。靴下の寿命が延びるので、お財布にも優しいたたみ方ですよ。
 

(2) 靴下のたたみ方:種類がたくさんある場合

靴下カテゴリーは種類がたくさんありますよね。ソックス、ストッキング、フットカバー。プライベート用とビジネス用に分けるなど、生活によって多種多様です。
 
たくさんの種類を使い分けている方は、見つけやすい収納方法で、ペア迷子を防ぎましょう。長めソックスは基本のたたみ方の2つ折り。フットカバーなどコンパクトな靴下やストッキングは、ははき口のゴムを利用してくわえ込む折り方がよいでしょう。
 
たたむことで厚みが出るので、見失うことが減ります。収納方法は、全部まぜて並べるか、カテゴリーごとに分けて列に並べる方法がおすすめ。カテゴリーごとの靴下の量が多い場合は、小分けが便利でしょう。
 
少量の場合は、別で収納することで、使い忘れることもあるので、全部まぜて並べるほうがよいと思います。
 

(3) 子どもと管理が苦手な方の場合

子どもやモノの管理が苦手な方の場合、油断するとすぐ靴下ペア迷子が出てきてしまうでしょう。基本の2つ折りだと、雑に出し入れしたり、いったん出して別の靴下に変えた時など、ペアがはぐれてしまうかもしれません。
 
そこで、ペア迷子を確実に阻止するためには、片方の靴下をもう一方に全部入れてしまう方法がおすすめです。そのあと、2つ折りにすれば、並べることもできます。
 
片方の靴下を2・3回に折ると、中に入れやすいです。全体を入れることで、はき口のゴムが伸びることも防ぐことができます。ペアが離れることがないので、子どもや管理が苦手な方でも、靴下をうまく取り出せます。
 

靴下の迷子を防ぐポイントはたたみ方と量

洗濯した靴下が、「使いたいな」と思う時に、スムーズに見つけられると、忙しい朝の負担が減り、助かりますよね。そのためには、洗濯の回数・ライフスタイルを考えて、


・持つ量が適切か
・たたみ方が使う人にとって合っているか
・収納方法は取り出しやすくなっているか

など、ご紹介したポイントをチェックしてみてください。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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