更新日: 2022.03.17 暮らし

ペットとの暮らしにはいくらかかる? 費用を知って準備しておこう

執筆者 : 馬場愛梨

ペットとの暮らしにはいくらかかる? 費用を知って準備しておこう
近年、コロナ禍で在宅時間が増えていることなどを理由に、新たにペットを迎え入れる家庭もあるかと思います。
 
ペットとの暮らしは、いくらくらいかかるのでしょうか? 縁あって自分のところに来てくれる小さな命のために、責任を持って一生面倒をみられるよう、費用の目安を知っておきましょう。
 
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

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ペットにかかる費用にはどんなものがある?

どんな動物と暮らすかにもよりますが、多くの場合、以下のような費用がかかります。

<初期費用>

●ペットショップや保護ボランティアからペットを譲り受けるための費用
●ケージ、フードや水の器、トイレなど、動物のおうちを整えるための費用
●予防接種、健康診断、マイクロチップなど、もしものリスクを抑える費用
●首輪、ブラシ、爪切り、おもちゃなど、お手入れやより良い暮らしのための費用、など

<日々かかる費用>

●フード、水、おやつ
●トイレ用品
●おもちゃ
●光熱費
●ペット保険の保険料、など

<ときどきかかる費用>

●洋服、トリミング
●医療費
●ペットホテルやペットシッター、など

 

犬は? 猫は? 動物ごとの費用の目安

アニコム損害保険株式会社の「ペットにかける年間支出調査 2019」を参考に、動物の種類ごとの年間支出額を見てみましょう。
 

(出典:アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査 2019」をもとに筆者作成)
 
同社のペット保険に加入している人だけを対象にした調査のため、少々高めの数値が出ている可能性もあります。ただ、おおよその目安にはなるでしょう。ペットが寿命を迎えるまで、上記のような金額がかかり続けるかもしれないということを念頭に置いておきましょう。
 
ちなみに、一般社団法人ペットフード協会の「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の生涯必要経費(一生涯飼育するのに必要な費用)は約240万円、猫は約150万円となっています。
 

ペットの医療費は高額って本当? ペット保険は入るべき?

ペットにかかる費用を心配する人の中には、「日常のご飯代くらいなら問題ないけど、もしものときの費用が気になる」という人もいるのではないでしょうか。
 
もしペットが病気やけがに見舞われた場合、人間のように「健康保険で3割負担」などの仕組みがないため、全額が自己負担になります。なかには「入院と手術で50万円かかった」といったケースも少なくありません。
ペット保険を扱う保険会社の公式サイトでは、高額な費用が発生した過去の事例を掲載しているところも多いので、一度確認しておくとよいでしょう。
 
いざというとき、数十万円単位のお金をペットの医療費にまわすのが難しい場合は、ペット保険の加入を検討するのも1つの方法です。
 
ペット保険は、人間の医療保険のように病気やけがの治療費が出るのが基本です。ただ、「総治療費の70%」など保険適用の上限額が決まっていて全額をまかなえないものもあれば、治療費だけでなく他人をかんだときの賠償費用や亡くなってしまったときの葬祭費用までカバーできるものもあります。
 
保険によって何をどこまで保障してくれるかが違いますので、もし検討するなら複数の候補の中からよく比較してみるのがおすすめです。
 

まとめ

当然ながら、ペットはお人形ではありませんので、どうしても世話の手間や費用がかかります。人間と同じように、病気やけがに見舞われたり高齢で介護が必要になったりする可能性もあります。
 
なかには、せっかくペットといっしょに暮らし始めたのに、事前の知識がなかったために途中で育てきれなくなり、手放してしまう人もいます。また、「一生大切に育てていこう」と決意していても、思いがけずお金がかかり、家計が圧迫されて苦しくなってしまう人もいます。
 
あらかじめいくらくらいかかるのか知っておいて、自分の今の家計状況で問題なさそうか、じっくり検討したり対策したりするのはとても大切なことです。人も動物もずっとしあわせに暮らしていけるよう、できる限り準備しておきたいですね。
 
(出典)
一般社団法人ペットフード協会「令和3年(2021年)全国犬猫飼育実態調査」
アニコム損害保険株式会社「ペットにかける年間支出調査 2019」
PS保険「高額保険金お支払い事例」
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

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