A/Cスイッチとは何か、車の暖房の温度設定についてなども解説しますので、車の仕組みがよくわからない人は、ぜひ参考にしてください。
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
https://marron-financial.com
車のエアコンは燃費を悪くする?
車のエアコン(暖房)は、熱エネルギーを作って利用しているものではないため、燃費への影響はほとんどありません。社内環境を快適に保つために、エアコンは重要な機能の1つです。
寒い冬場にエアコンを使用したときに、燃費にどのような影響を与えるのでしょうか。まずは、車のエアコンの仕組みを正しく理解しましょう。
車の暖房は基本無料
車の暖房は、エンジンの熱で温まった冷却水の熱を利用しているため、燃費への影響はありません。
エンジンを使用すると、大量の熱が発生するため、冷ますために冷却水が使われます。そして、暖まった冷却水に風をあて、作り出された暖かい風が暖房となります。これが、車のエアコンの暖房の仕組みです。
本来なら、不要となるエンジンの熱を「再利用」しているので、車の暖房は基本無料で使えます。
ただし、夏場に冷房を使う場合は、車内の空気を冷やすためにコンプレッサーを動かす必要があります。暖房は基本無料ですが、冷房を使うと燃費が悪くなるため、夏に車のエアコンを使う際には注意が必要です。
A/CスイッチはOFFにすること
「A/Cスイッチ」とは、「AirConditioner」の略字であり、エアコンディショニングシステムのスイッチです。車の場合「送風機」を意味する場合が多く、A/CスイッチをONにすると、コンプレッサーが稼働します。
夏の場合は、空気を冷やすために、コンプレッサーを動かさないといけないため、A/CスイッチをONにしなくてはいけません。しかし、冬場に暖房を使用する場合は、A/CスイッチをONにしなくても構いません。
エンジンが動いていれば車内が温まるので、暖房機能のON・OFFのみで使えます。
ただし、車内と外の温度差が広がると、窓が曇りやすくなります。このようなときに、A/CスイッチをONにすれば、除湿機能が働いて窓ガラスの結露を防ぎます。冬の暖房は、必要に応じてA/Cスイッチを使い分けるようにしましょう。
車の暖房は何度に設定するとよい?
車の暖房は、冷房とは違い燃費への影響はありませんが、何度くらいに設定すればよいのでしょうか。冷房の場合は、A/Cスイッチを入れて使用するため、約25度前後にすると燃費がよいと言われています。
暖房の場合は、A/Cスイッチを使わないので、何度にしても燃費への影響は変わりません。ご自分が最適だと感じる温度に設定しましょう。
電気自動車は注意が必要
冬の暖房で気を付けなくてはいけないのが、電気自動車の場合です。電気自動車は、ガソリン車やディーゼル車とは異なり、冷却水の熱を利用できません。
電気自動車は、ヒートポンプ式の暖房装置が付いており、その機能を生かして車内を温めます。したがって、ガソリン車やディーゼル車と同じように暖房を使うと、蓄電池の消耗を早める可能性があるでしょう。
また、ガソリンと電気で動く、2つ以上の動力源を備えているハイブリッド車もあります。ハイブリッド車の場合、蓄電池が使えるときはエンジンを停止させていますが、暖房を使う場合、暖かい風を作るためだけにエンジンを回すことになります。
その結果、ハイブリッド車は夏の冷房よりも冬の暖房のほうが、燃費が悪いケースもあるでしょう。
冬のエアコンはA/Cスイッチに気を付けよう
一般的なガソリン車やディーゼル車の場合、冬に暖房を使っても燃費への影響は心配ありません。ただし、A/CスイッチをONにすると、燃費が悪くなるため注意が必要です。暖房はA/CスイッチをONにしなくても使えるので、基本的にはOFFにしましょう。
冬場のA/Cスイッチは、除湿機能として、必要なときだけに使うように心がければ、ガソリンを無駄に使うこともないでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員