更新日: 2022.05.22 その他暮らし
使わなくなったものはどうしているの? 捨てる? 売る? 保管する?
さて、使わなくなったもの、不要なものはどうしていますか? 不要品はリサイクルショップやフリマアプリなどで売ったり、修理するなどして再利用・リユースしたり、いったん物置や倉庫などに保管するなど、さまざまな対処法があるかと思います。
株式会社クロス・マーケティング(本社:東京都新宿区)は、全国20~69歳の男女1100名 を対象に、「リユースに関する調査(2022年)」を実施しました(※)。みんなは使わなくなったものをどうしているのでしょう?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
使わない衣類は「捨てる」、スマホは「保管する」が多い
使わなくなったがまだ使えそうなものをどうするか聞いたところ、 「衣類・服飾品」では「捨てる」が最も多く58.3%を占めています。それに続くのは「売る」が40.2%、「友人・知人などにあげる・譲る」が17.9%となりました。
男性より女性の方が「売る」人が多いようです。リサイクルショップに持って行ったり、フリマアプリで売ったりしているようです。
それに比べて、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどのデジタルツールは、「保管する」が38.5%とトップに。
パソコンはデータを消去したり廃棄が面倒なので、古いものをそのまま保管している人が多いと思われます。また、機種変更した際、これまで使っていたスマホは、Wi-Fiでネットにつないで使えるので、保管して使用する人が多いのではないでしょうか。
次いで、「売る」が31.9%でした。なお、「保管する」は男性より女性の方が多く、「売る」は男性の方が多いです。
「玩具・ベビー用品」では、「捨てる」が48.9%と最も多いことが分かりました。子ども服は汚れがちであるため、捨てることが多いようです。
次いで「売る」(36.0%)、「友人・知人にあげる・譲る」(24.8%)となりました。男女別でみると、「売る」「友人・知人にあげる・譲る」は女性の方が多く、「捨てる」は男性で多くなりました。
使わなくなったものを売らないのは、売ってもたいした金額にならないから
使わなくなったものを売らない理由を聞いたところ、「売ってもたいした金額にならない」が45.4%と突出して高くなっています。
次いで「売るより捨てる方が楽」(28.8%)、「購入者とのやり取りが面倒」(26.4%)、「きれいにしたり梱包したりと手間が面倒」(24.0%)、「なんとなく抵抗感がある」(14.6%)、「どうしてもセキュリティが不安」(14.3%)となりました。
「売ってもたいした金額にならない」とする回答の割合は年代があがるにつれて高く、20代と60代では10ポイント程の差がありました。
梱包や発送、購入者との連絡に手間がかかる割にはあまり利益が出ないので、売ることに消極的なのだと思われます。
若い世代ではいずれの理由も低く、フリマアプリを使い慣れていることがうかがえます。今は購入者とは匿名でやり取りでき、個人情報を提供しなくても売買が可能であるため、抵抗も少ないのではないでしょうか。
捨てるなら少額でもお金に替えたいという意識が定着していると思われます。
使わなくなったものを売るのは「お小遣い稼ぎ」「捨てるのがもったいないとき」
使わなくなったものを売るときはどんなときなのでしょうか? その行動を聞いたところ、「お小遣い稼ぎに売る」が46.8%、「捨てるのがもったいないときに売る」が44.7%と高い数字になりました。
以下は、「ごみとして出せないときに売る」(20.9%)、「年末年始など大掃除をする時期に売る」(20.1%)、「引越しの際に売る」(19.8%)、「衣替えの時期に売る」(19.6%)という順になりました。
年代別でみると、20~30代では「お小遣い稼ぎに売る」、50~60代では、「捨てるのがもったいないときに売る」が高くなっています。
使わなくなったものをもらって嬉しかった・あげて喜ばれたものは、一時的にしか使わないベビー・子供用品という回答が多くみられました。
使わなくなったものは、できれば他人に譲ったり、再利用する方が地球に優しいです。モノが必要な人にとっては、安価もしくは無料で手に入れることができますね。
出典
※株式会社クロス・マーケティング リユースに関する調査(2022年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部