片づけの美学123 季節家電の片づけって、どうする? 片づけ方を2パターンご紹介

配信日: 2022.06.22

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片づけの美学123 季節家電の片づけって、どうする? 片づけ方を2パターンご紹介
季節家電の片づけは、「いつ」「だれが」「どんなふうに」していますか?
 
季節の変わり目が突然やってくることもありますが、年によっては、気温が日々上下して、まだ寒い・まだ暑いなど、なかなか片づけるタイミングが難しいこともありますよね。四季がある日本ならではの悩みです。
 
季節家電の片づけスタイルを「理想バージョン」と「とりあえずバージョン」でお伝えします。ご自宅の状況によって、心地良いほうを選んでみてくださいね。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

季節家電:理想バージョン

 

【理想的な片づけをする場合】

・丁寧な作業が好きな人がぴったり
・掃除をする
・ホコリが付かないよう袋をかぶせる

 
理想的な片づけは、次回すぐに使える状態にしてから収納しておくことです。そのためには、掃除やケアが欠かせません。また、リモコンや替えの部品などの付属品も同封しておくと、さらに便利です。
 
このような作業は、家電のことを把握していて、細かい作業ができる人が適任者です。掃除は、取扱説明書のお手入れのページを一読しておくと、スムーズです。予想もしないパーツが取れたり掃除がしやすかったりと、作業効率が上がります。
 
基本的な手順は


(1)乾拭きをしてホコリを取る
(2)フィルターなどは掃除機でホコリを取り、水洗いなどでキレイにする
(3)本体を水拭きしたり、布巾などに洗剤を付けて拭く
(4)コードや付属品を、輪ゴム、袋、テープなどでまとめる
(5)ホコリを防ぐために、箱や袋をかぶせる

燃料や水などを使う家電の場合は、しっかり使い切る、タンクを乾燥させる、などの手順も追加します。
 

季節家電:とりあえずバージョン

 

【取りあえず片づける場合】

・手が空いている人
・掃除はしない
・次回掃除をする旨を書いたメモを貼る
・ホコリが付かないよう袋をかぶせる

 
時間や気持ちの余裕がない場合は、取りあえず片づけるスタイルを取りましょう。掃除やメンテナンスは後回しでも、季節に合わせた生活環境を整える方が快適に過ごせます。
 
この場合、手が空いている人が片づけるとよいでしょう。ホコリや汚れは、この際気にせず、しまうことを第一とします。ただ、カビの発生だけは避けたいので、水分を扱う家電の場合、しっかり乾燥させることはお忘れなく。
 
次回使用するときに掃除をすることを思い出すため、「次に使う前に掃除をする」などのメモを貼っておきましょう。
 

季節家電の片づけタイミング

季節家電を片づけるベストなタイミングを見極めるのは難しいです。ただ、順番を考えて少しずつ片づけていくと、「早すぎた!」というような失敗はなくなるかもしれません。
 
「そろそろかな」というタイミングで、まずは、その季節でもっともパワーの強い家電をしまいましょう。
 
例えば冬家電であれば、ヒーター・ストーブ類です。ホットカーペットやこたつのような家電の片づけは、少し時期を遅らせてもよいでしょう。そうすれば、気温差がある日があっても、「失敗した」という気持ちを抱きにくくなります。
 

季節家電の収納

季節家電の収納は、入れ替えが省スペースの点でおすすめです。夏物と冬物の家電を入れ替えて収納すると、確保するスペースは1つで済みます。
 
ストーブや扇風機のように、季節家電はサイズが大きいことが多いので、収納が小さくてお困りのご家庭は、入れ替えて使うようにしましょう。
 

「入れ替えなし」にする工夫も一案

季節家電を出し入れするタイミングはなかなか難しいですね。タイミングを考えるのが難しい場合は、家電ではなく、衣類やひざ掛け、窓を開けるなどのいろいろな方法を取り入れて、快適な生活環境を整えていきましょう。
 
または、エアコンのように冷房機能と暖房機能の両方がそろった家電もあります。近ごろは、扇風機+空気清浄機、ヒーター+扇風機のような家電もあります。望む機能がまとまった多機能の家電を選んで、出し入れの手間を省くのもよいかもしれません。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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