更新日: 2022.06.23 その他暮らし
マイナカードの登録とマイナポイントの取得について
今回は、このマイナポイントの取得手続きについて学んでみましょう。
ファイナンシャルプランナー CFP
家電メーカーに37年間勤務後、MBA・CFPファイナンシャルプランナー・福祉住環境コーディネーター等の資格を取得。大阪府立職業訓練校で非常勤講師(2018/3まで)、2014年ウエダFPオフィスを設立し、事業継続中。NPO法人の事務局長として介護施設でのボランティア活動のコーディネートを担当。日本FP協会兵庫支部幹事として活動中。
マイナポイントとは
マイナポイントとは、マイナンバーカードの取得やカードの利用登録をすることによって、指定されたキャッシュレス決済事業者のマイナポイントが付与される制度です。
マイナポイントを取得するには、「マイナンバーカードの取得」「マイナポイントの予約・申し込み」「マイナポイントの取得」の3つのステップがあります。今回は、現在実施されているマイナポイント第2弾の予約登録の内容と手順を中心に見ていきましょう。
マイナポイントの予約登録と第2弾の内容
マイナポイントの付与の条件は、以下の通り第1弾と第2弾では少し異なっています。
マイナポイントの第1弾は、マイナンバーカードを取得して、マイナポイントを予約登録後に、チャージ・使用することによって、チャージ額または使用額の25%相当のマイナポイント5000円分を取得することができました。
第2弾は、取得したマイナンバーカードに「健康保険証としての利用申し込み(健康保険証利用)」と「公金受取口座の登録(公金受取)」をすることによって、各7500円分、合計1万5000円分のマイナポイントが付与されます。
第2弾は、キャッシュレス決済サービスへの登録だけでポイントがもらえるので、第1弾に比べて有利になっています。「健康保険証利用」は、今回新規登録または入手済みのマイナンバーカードに健康保険証の利用登録をするだけで、マイナポイントが取得できます。
「公金受取」は、公的年金や健康保険などの給付金の受取口座をマイナンバーカードに登録することです。
マイナンバーカードを入手済みであるにもかかわらず、第1弾のマイナポイントをもらっていない人や、今回新たにマイナンバーカードを登録した人は、合計2万円分のマイナポイントを取得することができます。
マイナポイントの予約・登録の方法
「健康保険証利用」と「公金受取」の予約・登録は2つの方法があります。
表は総務省よく分かる!マイナポイント取得ナビ(※1)を基に筆者が作成
・スマホやパソコンを介して、自宅などで手続きをする方法
表の通り、スマホやパソコンでマイナンバーカードを読み取り、パスワードを入力します。パソコンで登録する場合は、所定のカードリーダーが必要です。
スマホやパソコンの操作になれた方は簡単にできるかもしれませんが、少し手間取る場合は、マイナポイントのサイトの「つまずきポイント」(※2)などを見て入力をするのがおすすめです。
・マイナポイント手続きスポットに行って手続きする方法
スマホやパソコンでの登録が苦手な方は、マイナンバーカードとパスワードのメモを持って、マイナポイント手続きスポットに行き手続きをします。マイナポイント手続きスポットは以下のような場所です。
表は(※3)に基づき筆者が作成
なお、健康保険証と公金受取のいずれのポイント付与も6月からとされていますが、すでに登録済みの場合も今回のマイナポイントの対象とされています。
マイナポイントの取得:キャッシュレス決済サービスへの登録
マイナポイントは第1弾(5000円)と第2弾(各7500円、合計15000円)は、マイナンバーカード自体で使えるのではなく、指定されたキャッシュレス決済サービスに登録して、チャージまたは使用する必要があります。
対象となる決済サービスは、「電子マネー」「プリペイドカード」「QRコード」「クレジットカード」「デビットカード」があります(※4)。
お住まいの地域によって利用できないサービスもありますので、日頃から利用しているサービスが良いでしょう。くわしくは、総務省のマイナポイントサイト(※4)から確認できます。
まとめ
マイナンバーカードの取得から、マイナポイントの予約・登録、マイナポイント取得までの手順には、少し面倒な手続きもありますが、家族や窓口の助力も得ながら、取得できるようチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
出典
(※1)総務省よく分かる!マイナポイント取得ナビ
(※2)総務省マイナポイント取得までのつまずきポイント
(※3)総務省やってみよう!マイナポイント手続スポットで予約・申込
(※4)総務省対象となるキャッシュレス決済サービス検索
執筆者:植田英三郎
ファイナンシャルプランナー CFP