【夏休み久しぶりの高速道路】料金はETCがお得って聞くけど、現金とどのくらい違うの?
配信日: 2022.07.09
ETCとは料金収受システムのこと。ETCを利用することで、料金所で止まらなくても有料道路の料金を支払うことができ、とても便利です。さらに有料道路の料金が、現金で支払うよりも安くなります。
そこで、ETCを利用することで、どのぐらい割引されるのかを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ETC利用での割引率とは?
ETCを利用すると、有料道路の利用料金が割引になります。ただし、時間帯や曜日によって割引率が異なるため注意が必要です。
例えば、土曜・日曜・祝日(地方部)の場合、普通車や軽自動車等(二輪車)は30%の割引になります。深夜の場合(毎日0時~4時)はすべての車種が30%割引です。
ただし、0~4時の間にNEXCO3社、および宮城県道路公社が管理する割引対象道路を走行する必要があります。首都高速や阪神高速では、高速走行距離に応じて料金が割引されます。
また、平日(6時~9時または 17時~20時)の場合であっても、ETCマイレージサービスに登録していると、毎月の対象走行回数に応じて、地方部区間の最大100キロ相当分までの最大50%分が還元されるのです。
このほか、ETC限定の企画割引もあります。これは全国の道路事業者が期間限定で行っているものです。
乗り放題プランや周遊割引などもありお得です。どのような企画割引プランがあるかについては、「ETC総合情報ポータルサイト」で確認することができますので、ぜひチェックしてみてください。
ETC2.0の内容と割引率とは?
ETC2.0だけの割引サービスがあります。ETC2.0とは、料金収受システムだけでなく、渋滞時の迂回(うかい)ルートや、災害時の適切な誘導などを教えてくれるというものです。
ただし、割引適用区間は限られており、東海環状自動車道と圏央道(新湘南バイパス含む)のみです。
東海環状自動車道割引の場合
普通自動車での利用で下記のように割引となります。
●土岐南多治見から関広見(39.0km)の場合:ETC2.0以外は1430円→ETC2.0は1220円
●豊田松平から 関広見(72.5km)の場合:ETC2.0以外は2520円→ETC2.0は2130円
●大垣西 から 養老(9.1km)の場合:ETC2.0以外は460円→ETC2.0は410円
●菰野から大安(16.0km)の場合:ETC2.0以外は640円→ETC2.0は600円
圏央道割引の場合
普通自動車での利用で下記のように割引となります。
●大井松田 から 相模原(44.9km)の場合:ETC2.0以外は1500円→ETC2.0は1390円
●入間 から境古河(62.1km)の場合:ETC2.0以外は2180円→ETC2.0は1850円
●つくば中央 から 神崎(34.4km)の場合:ETC2.0以外は1280円→ETC2.0は1100円
●松尾横芝 から木更津東(59.0km)の場合:ETC2.0以外は2070円→ETC2.0は1750円
なお、料金所の料金表示器やETC車載器などでは、ETC2.0割引の料金は表示されないので、注意が必要です。後日、カード会社などから請求されるときは、ETC2.0割引の料金になっています。
夏休みはETCでお得に出掛けよう
ETCを利用すれば、有料道路の利用料金が割引されます。お得にドライブを楽しみたいのであれば、ぜひETCの導入を考えてみてください。
出典
一般財団法人 ITSサービス高度化機構 ETC 総合情報ポータルサイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部