【子どもが生まれたら加入?】学資保険の目的とは? メリット・デメリットを解説

配信日: 2022.07.13

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【子どもが生まれたら加入?】学資保険の目的とは? メリット・デメリットを解説
子どもが生まれたら加入を検討したいのが学資保険。「人にすすめられたから」などといった、あいまいな理由ではなく、メリットとデメリットを見極めて加入するかどうかを決めたいところです。
 
この記事では、学資保険の目的やメリット、デメリットを分かりやすく解説しています。学資保険の特性を理解して、ご自身の家計にあわせた商品を選びましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも学資保険の目的は?

学資保険に加入する主な目的は、教育資金を用意すること。高校入学から大学卒業までにかかる費用の合計は、日本政策金融公庫の教育費負担の実態調査結果(2021年)によると、平均して942万5000円です(年間平均額を累計した数値)。
 
これだけ多くの教育資金を短期間で確保するのは難しいでしょう。そのため、子どもの進学時期にあわせて満期を設定し、教育資金の準備を行うのです。
 
学資保険には「貯蓄型」と「保障型」の2種類があります。「貯蓄型」は、貯蓄性に重きを置いた保険で、保険型よりも保険金の受取総額が多くなる傾向があります。
 
それに対して「保障型」は医療特約が付与できるため、万が一の場合に備える目的が強くなります。
 

学資保険のメリットは?

ここでは学資保険の代表的なメリット3つを説明します。
 

万が一の事態にも備えられる

学資保険に加入する大きなメリットは、万が一の非常事態に備えられる点です。契約者が死亡したり高度障害状態になったりした場合、それ以降の支払いが免除されます。
 
学資保険に加入しておくことで、親に万が一のことがあっても、子どもが希望の進路に進める可能性が高まるでしょう。
 

教育資金を確実に貯められる

学資保険に加入することで、銀行口座やクレジットカードから、保険料が定期的に引き落とされます。「教育資金をためるのは余裕のあるときにしよう」と資金の準備を先延ばしにしてしまう心配はありません。
 

節税対策になる

学資保険は一般生命保険料控除の対象で、節税対策につながります。年末調整や確定申告で手続きを行えば、支払う所得税額は少なくなるのです。
 

学資保険のデメリットは?

ここでは代表的なデメリット2つを説明します。
 

お金を自由に引き出せない

お金を自由に引き出せないので、急な出費に対応しにくくなってしまうのがデメリットです。
 
まとまった金額が必要になった際は、「学資保険に入らず貯金しておけばよかった」と感じることもあるかもしれません。解約して解約返戻金を受け取ったとしても、受取金額は支払った保険料よりも少なくなってしまうことがほとんどでしょう。
 
学資保険に加入する際は、家計に負担をかけすぎないように商品を選ぶことも大切です。
 

インフレに弱い

契約時に満期で受け取れる金額が確定するため、学資保険はインフレに弱いです。
 
インフレによって物価が上がりお金の価値が下がったら、受け取った保険金の価値が相対的に低くなってしまいます。契約時に「これだけあれば大丈夫だろう」と見込んだ教育費よりも、さらに金額が必要になるリスクがあるでしょう。
 

まずは「なにを大切にしたいのか」を考えるのが重要

学資保険の加入を検討するときは「なにを大切にしたいのか」を考えるべきです。貯蓄性を重視したいのであれば「貯蓄型」、リスクに備えたいのであれば「保障型」への加入を検討しましょう。
 
その際は、保険料の支払金額を勘案して、家計に負担をかけないようにすることも大切です。
 
また、学資保険だけではなく、ほかの金融商品もあわせて検討してみることをおすすめします。できるだけ多くの情報を集めて、最適な商品を選びましょう。
 
出典
日本政策金融公庫 教育費負担の実態調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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