更新日: 2022.07.16 その他暮らし

7割以上が肩こりに悩んでいる! 肩こりが多い県はどこ? マッサージにお金を使っている地方はどこ?

7割以上が肩こりに悩んでいる! 肩こりが多い県はどこ? マッサージにお金を使っている地方はどこ?
パソコンを使ったデスクワークをしていると肩が凝りますね。スマホの見過ぎやゲームのやりすぎも肩凝りの原因になります。
 
肩凝りに悩んでいる人は日本にどのくらいいるのでしょうか。
 
一般社団法人日本リカバリー協会が実施した「日本の首筋・肩こり事情」の調査結果から(※1)、日本人の肩凝り事情について見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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72.5%が肩凝りに悩んでいる。コロナ禍以降で肩こりが増えた?


 
首筋・肩が凝る頻度を聞いたところ、肩凝りのある人は全体の72.5%で、調査対象の4人に3人は「肩こりがある」と答えました。このうち、男性は67.0%、女性は78.1%と、女性の方が肩凝りが多いようです。
 
年代別で見ると、首筋・肩が凝る頻度は30代、40代がいずれも75.3%と最も多く、次いで、20代が73.5%、50代が73.3%、60代が65.9%という結果となりました。30代、40代は働き盛りのためか、最もお疲れのようです。
 
2017年から2021年までの5年間で首筋・肩が凝る頻度を見ると、2017年は69.8%とこの5年で最も低くなっており、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年では71.2%、2021年では72.5%と高くなっています。
 
コロナ禍では外出自粛を強いられ、運動不足になったという人も多いでしょう。また、在宅勤務中心となった人はダイニングチェアなど長時間労働に適さない椅子に座っていることもあり、肩凝りを訴える人が増えたと思われます。
 

肩凝りが多いのは「岩手県」で、少ないのは「茨城県」。マッサージにお金を使っているのは「中国地方」


 
首筋・肩が凝る頻度を都道府県別で見ると、1位は「岩手県」(75.7%)、2位「奈良県」(74.7%)、3位「香川県」(74.6%)となりました。一方で、首筋・肩が凝る頻度が最も低いのは「茨城県」(69.2%)、次いで「沖縄県」(69.5%)、「新潟県」(69.9%)となっています。
 
総務省統計局家計調査によると(※2)、2021年の地方別の「マッサージ料金等(診療外)」の平均支出額は、「中国地方」が4558円で最も多く、次いで「関東地方」が4190円、「近畿地方」が3708円となりました。最も支出額が少ないのは「四国地方」の1117円で、最も多い中国地方の4分の1にとどまっています。
 
「整骨(接骨)・鍼灸院治療代」では「関東地方」が4072円、「九州地方」が3026円、「北海道地方」が2679円となっています。なお、支出金額が最も少ないのは「沖縄地方」の1599円となっています。
 

スマホよりゲームをしている方が早く肩凝りを自覚する?

次に、座っている時間やスマホを見ている時間、ゲーム時間と肩凝りの関係を見ていきましょう。
 
座っている時間が「7時間以上9時間未満」では、肩凝りの自覚がある人がない人の1.33倍となり、このくらいの時間から肩凝りを感じる人が増えてくるようです。
 
スマホや携帯電話の使用時間と肩凝りの自覚症状の相関関係を見ると、「1時間以上2時間未満」で自覚がある人がない人の1.01倍となっています。1時間以上スマホを使っていると肩凝りの自覚症状が出てくる人が多いと考えられます。
 
同様にゲームの時間が「30分以下」から肩凝りの自覚症状を感じる人が感じない人の1.08倍となっています。以上の結果から、ゲームが一番早く肩凝りの自覚症状が出ることが分かりました。
 
首筋・肩が凝る症状を感じていない人は、「スポーツ・運動で汗をかく」「家庭菜園」を実施している人が最も多く、他には「囲碁・将棋」「ガーデニング」「日曜大工・DIY」のような趣味、「ジムに行く」「ウォーキング、ジョギングをする」など運動をしていることが分かりました。
 
座りっぱなしや、スマホ、ゲームのしすぎは肩凝りにつながります。時には体を動かして肩凝りを予防しましょう。また、たまにはマッサージや鍼灸に行ってもいいかもしれませんね。
 
また、肩凝りは大きな病気のサインだったりします。「変だな」と感じる時には、早めに医師の診察を受けた方がいいでしょう(※3)。
 

出典

※1:一般社団法人 日本リカバリー協会「日本の首筋・肩こり事情」
※2:総務省統計局 家計調査 2021年 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格
※3:愛媛県西条市 消防本部
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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