更新日: 2022.07.28 その他暮らし

4人家族の水道光熱費ってどれくらい? わが家は平均と比べて低い?高い?

執筆者 : 柘植輝

4人家族の水道光熱費ってどれくらい? わが家は平均と比べて低い?高い?
家計を悩ます支出の一つに水道光熱費があります。世帯の人数が多いと、毎月の水道光熱費も比例して高くなりがちです。
 
家計を担う方の中には「うちの光熱費は平均と比べて高いのだろうか」と気になっている方もいることでしょう。
 
今回は、4人家族の場合の水道光熱費について考えてみました。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

4人家族の水道光熱費の平均はどれくらいなのか

総務省統計局が行っている家計調査によれば、4人世帯における2021年の水道光熱費の1ヶ月当たりの平均額は2万1668円となっています。内訳としては、電気代が1万243円、ガス代が4840円、上下水道料が6105円、その他の光熱費で480円です。

項目 金額
電気 1万243円
ガス 4840円
上下水道 6105円
その他 480円
合計 2万1668円

※総務省統計局 「家計調査(家計収支編) 調査結果」より筆者作成
 
毎月2万1668円を基準にして考えていくと、水道光熱費について高いのか安いのかが分かってきます。
 


 

月ごとの平均はどうなっているのか

水道光熱費は年間でも季節によって変化していきます。例えば、冬は暖房器具の使用などにより電気代が高くなるといった傾向があります。

4月 5月 6月 7月 8月 9月
電気代 1万1668円 1万707円 9505円 9362円 1万1113円 1万1675円
ガス代 6054円 5285円 4523円 3932円 3509円 3294円
他の光熱 534円 397円 239円 130円 95円 195円
上下水道料 6394円 6701円 6195円 6018円 6798円 6684円
合計 2万4650円 2万3090円 2万462円 1万9442円 2万1515円 2万1848円
10月 11月 12月 1月 2月 3月
電気代 1万1367円 1万10円 1万978円 1万4068円 1万6934円 1万7856円
ガス代 3521円 4036円 4806円 6361円 7683円 7311円
他の光熱 533円 905円 1681円 2255円 2273円 1640円
上下水道料 6061円 6514円 6119円 6267円 6591円 5849円
合計 2万1482円 2万1465円 2万3584円 2万8951円 3万3481円 3万2656円

※総務省統計局 「家計調査(家計収支編) 調査結果」より筆者作成
※4月から12月は2021年、1月から3月は2022年の4人世帯での平均。
 
光熱費の合計で見ると、特に1月から3月の寒い時期に1ヶ月の平均額が跳ね上がっています。夏の時期も多少増えるものの、意外にも電気代はそれほど上がっておらず、ガス代や他の光熱費が安くなっていることから、冬場ほど合計額は高くはなっていないようです。
 
一般家庭では、基本的に電気やガスなどの使い方に大きな違いはないはずです。そのため、光熱費が高いと思った月は、どこの家庭でも全体的に光熱費が上がっている可能性が高いでしょう。
 
ただし、水道光熱費は地域や契約している事業者、世帯のライフスタイルによっても異なるため、平均はあくまでも参考程度と考えておくのがいいでしょう。金額だけに過度に固執してしまうと、生活に支障が出る恐れもあります。
 

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水道光熱費を抑えるには

毎月の水道光熱費が平均よりも高いという場合、次のような方法で節約することができます。
 

電気代

電気代の見直しで真っ先に行いたいのは、電力会社の乗り換えです。電力の自由化によって、さまざまな事業者の中からライフスタイルなどに合わせた料金プランが選べるため、電力会社を変更することで電気代を節約できる可能性があります。
 
その他にも、家族が同じ部屋で過ごす時間をなるべく増やしたり、10年以上など長期にわたって使っている家電があれば、省エネ性能が高い最新の製品に買い換えたりすることでも電気代の節約につながります。
 

ガス代

ガスも電気と同様に自由化が進んでいるため、ガス事業者や料金プランによっては毎月のガス代を減らせる場合があります。
 
また、お風呂にお湯を張る際はふたをしておき、家族で時間を置かずに交代ですぐに入浴するなど、節約のためにできることもあるでしょう。
 

水道料

水道は各家庭での工夫が必要となります。例えば、蛇口やシャワーに節水用のヘッドを取り付けるほか、少ない水で使える食洗機やドラム式洗濯機を購入するなどの方法があります。
 
それ以外にも、トイレを流す際の水量を適切に使い分ける、歯磨きや洗顔をするときはコップや洗面器に水をためて行い、水を流しっ放しにする習慣を減らすといった方法で手軽に節水ができます。
 

水道光熱費の節約は平均額を参考に無理のない範囲で

4人家族となると水道光熱費もある程度は高額になるのが一般的で、毎月2万円以上、冬場では3万円を超えても決しておかしい金額ではないようです。
 
とはいえ電気・ガス代などの値上げが続く昨今、水道光熱費について気にしている場合は、無理のない範囲で節約を試してみてください。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 調査結果
 
執筆者:柘植輝
行政書士