更新日: 2022.08.09 その他暮らし
年収1000万円以上の2人に1人が睡眠の質にこだわっている! 年収と睡眠の関係について。
この記事では、睡眠の質と年収、睡眠の質を高める方法について考えていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
睡眠対策と年収の関係
この調査で「睡眠の質を高める対策を採っている」と答えた人の割合は全体の32.0%でした(図表1)。約3割の人たちが睡眠についてのこだわりを持っている様子がうかがえます。残りの7割はそれほど気にしていないことからすれば、睡眠重視は少数派といえるでしょう。
ところが、年収別で比較すると異なる傾向がわかります。年収1000万円以上でみると45.0%が「対策を採っている」と答えているのに対して、年収1000万円未満は27.9%だったのです。睡眠の質を高めるための対策を行っている人が全体では約3割なのに対して、年収1000万円以上では4.5割に上がっています。
図表1 睡眠の質を高める対策について
出典 株式会社ファイン 「睡眠の質に関する意識調査」より引用
「時間をお金で買う」という発想
とはいえ、この調査結果からだけでは、相関関係があるとまではいえません。質のよい睡眠を取る努力をしたからといって、年収1000万円が得られるという話ではありません。ただし、年収が高い人は時間の大切さをわかっている人が多いといわれています。そのため、時間のコストパフォーマンスを上げることに意欲的です。
例えば、睡眠については、ぐっすり眠れば短い時間でも疲れが取れる経験をしたことがある人も多いでしょう。もし、眠りの質を上げて短時間で十分に健康的な睡眠が得られるのであれば、その短縮された睡眠で余った時間を他で有効に使えるわけです。
つまり、時間の大切さがわかっていて資金的余裕のある人たちは、睡眠の質的向上に意識的に投資することで「時間をお金で買う」ことが可能になります。
睡眠の質を高める方法とは?
では、睡眠の質を高める方法にはどのようなものがあるでしょうか。調査結果から「今行っていること」と「今後試してみたいこと」を具体的に見ていきましょう。
・今行っている睡眠対策
約4割以上の人が回答しているのは「ストレッチなどの軽い運動」でした(図表2)。適度に身体を動かすと、筋肉の緊張がほぐれたり、呼吸の通りがよくなったりして、リラックスできるため睡眠導入に効果があるといわれています。
次に多かったのは「サプリメントや食品、ドリンクの利用」などで、効果のありそうなものを身体の外から取り入れる方法です。3番目に多かったものは「自分の身体にあった寝具を購入する」というものです。特に、安眠には枕の効果が大きいといわれています。
図表2
出典 株式会社ファイン 「睡眠の質に関する意識調査」より引用
・今後試してみたい睡眠対策
最多である約3割の人から回答があったものは「ストレッチなどの軽い運動」でした。よいこととはわかっているけれど、なかなか手が付けられないのかもしれません。次に多かったものは約2割が「サプリメントや食品、ドリンクの利用」で、次に「自分の身体にあった寝具を購入する」が続きます。
手軽にできる対策から始めてみよう
資金的余裕のある人たちは睡眠の質を高めることで、質のよい短時間睡眠を実現して時間を有効に使っているようです。なお、調査結果からわかる睡眠の質を高める対策は、やっていることとやりたいことの両方で「ストレッチなどの軽い運動」が挙がっています。寝る前の軽い運動は手軽にできるので、毎日続けられるように無理のないところから始めてみましょう。
出典
株式会社ファイン 「睡眠の質に関する意識調査」を実施
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部