貯まったポイントは「消費税だけ」に使うとお得!?どうやって使うの?
配信日: 2022.08.10
そこでおすすめなのが、貯まったポイントを「消費税だけ」に使うこと。今回は、知っていると得をする賢いポイントの使い方を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
ポイントの対象が税込み価格か税抜き価格かに注目
クレジットカードのポイントや、小売店などが独自に発行しているポイントカードには、いわゆるポイント還元率という割合が設定されています。例えば、100円の買い物に対して1円分のポイントが付与されるのであれば、この場合のポイント還元率は1.0%です。一方、200円の買い物に対して1円分のポイントが付与される場合は、ポイント還元率は0.5%となります。
ポイント還元率はカード会社や小売店ごとに異なる割合が設定されているので、より効率的にポイントを貯めるためには、ポイント還元率の高いクレジットカードやポイントカードを使うことがコツとなります。ただ、お得にポイントを貯め、そして使っていくためには、ポイント還元率だけではなく、ポイントが付与される対象にも注目しておきたいところです。
というのも、カード会社によっては、ポイントの対象が商品の税込み価格ではなく、税抜き価格となっている場合があるからです。ポイント対象が税込み価格の場合は、どのようにポイントを使っても損はしませんが、税抜き価格が対象の場合、使い方によっては損をしてしまうことがあります。
全額ポイント払いで買い物するとポイントが貯まりにくい?
ポイントの対象が税抜き価格の場合、ポイントをある程度貯めてから全額ポイント払いで商品を購入してしまうと、ポイントを貯める上で損をしてしまうことがあります。例えば、ポイント還元率0.5%、ポイント対象は税抜き価格のお店で、税込み2200円の買い物をしたと想定してみましょう。
ポイント対象は税抜き価格なので、ポイントが付くのは2200円ではなく税抜き価格の2000円分に対してです。ポイント還元率が0.5%とすれば、このお店で税込み2200円の買い物をした場合、付与されるポイントは10ポイントとなります。
問題は、商品を全額ポイント払いで購入した場合です。ポイントを使わずに商品を購入すれば、10ポイントの還元を受けられるので、支払総額は2190円となります。それに対して、全額ポイント払いで商品を購入すると、2200円分のポイントを消費することになるため、支払総額は2200円です。
もちろん、お店によっては、ポイントを使って購入した商品に対してもポイントが付与されることがありますが、そうではないお店もあります。
もし、ポイントで購入した場合にポイントが付与されないお店だったとすると、ポイントを全額利用して購入した場合、その分のポイント還元を受けられないことになります。そうなると、同じ金額の商品を購入しているにもかかわらず、ポイントの貯まり方に違いが出てきてしまうというわけです。
消費税分にポイントを使うと損をしない
ポイントを貯めてから全額ポイント払いで買い物してしまうと、前述のようにポイントが貯まりにくくなってしまうことがあります。そのため、ポイントを効率的に貯めるためには、こまめにポイントを使っていったほうがお得です。その方法のひとつとして、消費税分にポイントを使うというやり方があります。
本体価格2000円の商品なら、消費税分の200円だけポイントを使うといったやり方です。この方法であれば、ポイントを使っても本体価格2000円のポイント還元分をしっかり受け取ることができます。もちろん、この方法は貯まるポイントが増えるものではありませんが、損を減らすことは可能です。損を減らすことで、結果的にお得になるという方法だといえます。
工夫しながらポイントを効率的に貯めていこう!
ポイントを消費税分に使う方法は、あくまでポイント対象が税抜き価格のお店の場合にお得になります。ポイント対象が税込み価格であるなら、わざわざ消費税分にポイントを使う必要はありません。
消費税分に対してポイントを使っていても、劇的にポイントが貯まりやすくなるわけではありませんが、そもそもポイントはコツコツと貯めるのが基本です。なるべく損を減らして、効率的にポイントが貯まるように工夫しましょう。
出典
楽天カード 楽天市場ご利用時の楽天ポイント進呈ルール変更についてのご案内
楽天PointClub ポイント進呈ルールの変更について
アニメイト アニメイトポイントについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部