食品のネット通販、みんなしてるの?行動制限が緩和されても引き続きネット通販を利用する?
配信日: 2022.08.11 更新日: 2022.08.12
アイランド株式会社が運営するお取り寄せ情報サイトである「おとりよせネット」は、消費行動に関する調査を実施しましたので、その結果を見ていきましょう(※1)。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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行動制限緩和後は、人と会うことが増えた人が2割
2022年3月に行動制限が緩和されてからの行動の頻度の変化を聞いたところ、1対1で人と会うのが「増えた」が21%、「減った」が15%、「とても減った」が11%となりました。また、複数の人と会うのも「とても増えた」が1%、「増えた」が18%、「減った」が13%、「とても減った」が15%となっています。行動制限が緩和され、対面で人に会うことが増えたという人が2割ほどいることがわかりました。
また、ホームパーティーについては「変わらない」が68%と約7割を占め、8%の人が「増えた」と回答しています。ホームパーティーを継続して行うのは、不特定多数の人がいるレストランより、知り合いだけの方が安心できるということでしょうか。なお、ホームパーティーが「減った」(7%)、「とても減った」(17%)という人もいるようです。もしかすると、行動制限の緩和でお店を利用する人が増えたのかもしれませんね。
手土産の定番はスイーツ。ネット通販より実店舗で購入する人が多い
手土産については、対面で人と会う際に持参するという人が68%、ホームパーティーで持参する人は64%という結果になり、あまり差がないことがわかりました。
また、購入する商品のジャンルを見ると、ホームパーティーの場合は、「スイーツ」が78%と最も多く、「おかずとなるもの」(57%)、「おつまみ」(49%)、「フルーツ」(41%)、「ドリンク」(29%)という順になりました。みんなで持ち寄ってすぐに食べられる、おかずとなるものが上位となっています。それ以外で人と会う場合でも「スイーツ」が88%となっており、2位の「おつまみ」に60ポイントの差をつけて、手土産の定番中の定番となっていることがわかります。
手土産を購入する場所は「実店舗」が78%でトップとなり、「百貨店・デパート」が50%、「ネット通販」が30%となっています。思い立ったらすぐに買いに行ける実店舗やデパートで買う人が多いようです。手土産を持参する際は、ショップの袋も大事ですよね。
利便性から、行動制限緩和でもネットを利用し続ける人が多い
行動制限緩和以降、ネット通販の買い物に変化があったか尋ねると、「とても増えた」(6%)、「増えた」(16%)合わせて22%が増えたと回答しており、「減った」(2%)、「とても減った」(1%)と比べ非常に多くなっています。「増えた・とても増えた」という人は、好きな時間にゆっくり選べるネット通販の利便性や、近所の店よりいいものが入手できることを理由としてあげており、お取り寄せを楽しんでいるようです。
3月以降、円安やロシアのウクライナ侵攻により、食品や光熱費の値上げが相次いでいます。総務省の2022年6月分の消費者物価指数を見ると、前年同月比2.4%の上昇となっています。食品については前年同月比3.7%、中でも生鮮魚介は14.8%と大幅にアップしています(※2)。
図表1
総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)6月分
食品値上げを受け、ネットで食品を購入する回数は変わるか尋ねたところ、「変わらないと思う」が73%を占めています。理由を見ると、家まで配達してもらえるのは便利だ、ギフトを贈りやすいといった利便性をあげており、一度使うとやめられないという人が多いようです。また、ポイントアップのタイミングで、うまくネット通販を利用している人もいました。
「増えると思う」という人は8%で、近隣の店舗よりネット購入の方がお得であったり、実店舗と値段の差がなかったりするのなら、出かけなくても手に入るネット通販がいいと考える人が多いようです。「減ると思う」は18%で、実店舗でタイムセールや見切り品など自分の目で見極めて買うようになると思うからといった回答が見られました。
しかし、ここにきて新型コロナウイルスの感染者数が増加しており、ネットスーパーやお取り寄せの利用が増えるかもしれません。食品だけでなくうまくネット通販を利用して感染予防に努めたいですね。
出典
※1:アイランド株式会社【調査結果】 広がる行動制限緩和と食品の値上げ。ネット通販の活用は「ギフト」「手土産」などで続伸
※2:総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)6月分
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部