お金をかけずに健康増進! 生活の中にスポーツを取り入れるコツ
配信日: 2022.08.16
しかし、お金をかけなくても、適度な運動やスポーツを習慣的に行うことで、健康の増進は図れます。
そこで、今回は日常生活の中にスポーツを取り入れるコツについて紹介します。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
健康増進にスポーツを取り入れるべき理由
スポーツ庁によれば、日本では運動不足が原因で毎年約5万人の方が亡くなっています。
また、日本人の平均寿命は男性で約80歳、女性では約87歳ですが、健康寿命については、それぞれ約10歳前後短くなっています。
つまり、健康増進のために適度にスポーツを行い、運動不足を解消することができれば、運動不足を原因とする死亡リスクを減少させ、健康寿命を延ばすこともできる可能性があるというわけです。
しかし、同庁が行った「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(令和3年度)によると、週1日以上の運動・スポーツを実施している方の割合(スポーツ実施率)は成人全体で56.4%であり、週3日以上となると30.4%にまで減少します。
スポーツ庁では、成人の週1日以上のスポーツ実施率が70%となることを目標として、多くの方がスポーツを楽しみながら継続的に取り組み、健康長寿社会を実現できるよう関係省庁と連携しながらスポーツの普及に努めています。
日常生活の中にスポーツを取り入れるコツ
日常生活の中に運動やスポーツを取り入れるのは、意外と大変なのではないかと思われるかも知れませんが、工夫次第ではお金をかけずに実践することも十分に可能です。
具体的には次のような方法があります。
移動の時間を運動時間に変える
通勤や買い物など日々の移動に電車やバスや、車を利用している方の場合、無理のない範囲で自転車での移動をすることで、日常的にサイクリングを行えます。
また、徒歩での移動を増やし、距離や時間、スピードを意識して歩けばウォーキングにもなります。
そのほかにも、エレベーターやエスカレーターを使用せず、なるべく階段を使うようにすることも運動量の確保には有効です。
気分転換としてスポーツを行う
1日をフレッシュにスタートさせるため、早朝にランニングしたり、座り仕事の場合は1時間に1回、軽い体操やストレッチを行うなど、気分転換としてスポーツや運動を習慣化すれば、生活の中で無理なく運動不足を解消できます。
気分転換なので全力で行う必要はなく、体を動かすことで適度な気持ち良さが残る程度の運動量で十分です。
隙間時間を利用する
自転車や徒歩での移動、気分転換の運動やスポーツもハードルが高いと感じられる方は、例えば普段テレビを見ているときなど、5分や10分といった隙間時間を利用して簡単な筋トレを行ってみてはいかがでしょうか。
特別なトレーニング器具は必要なく、腹筋やプランクなど簡単なメニューを毎日数分行うだけでも効果はあり、慣れてきたらメニューの内容や実施回数を増やすことで、十分な運動量となります。
日常的にスポーツや運動を行って健康の増進を
簡単なスポーツや運動を日常的に行うことで、健康の維持や増進を実現することは可能です。
スポーツといっても本格的であったり、体を動かすためにジムに通う必要はなく、徒歩や自転車での移動を増やしたり、気分転換に行うランニングや体操、自宅での筋トレなどでも十分です。
なるべくお金をかけずに健康の増進を図りたいと考えている方は、日常生活の中にスポーツをうまく取り入れる方法を実践してみてください。
出典
スポーツ庁 国民のスポーツライフ
スポーツ庁 スポーツを通じた健康増進
スポーツ庁 令和3年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」について(速報値)
スポーツ庁 スポーツを通じた健康増進について(令和3年)
執筆者:柘植輝
行政書士