更新日: 2022.09.15 その他暮らし

「自炊はしんどいので無理です…」それでも食費を節約する方法はあるの?

「自炊はしんどいので無理です…」それでも食費を節約する方法はあるの?
自炊はしたくなくても「食費を節約したい」という一人暮らしの人もいるでしょう。自炊は食費を節約する方法として広く認知されていますが、やり方によっては節約につながらないケースも少なくありません。
この記事では、一人暮らしにおける月間の食費を紹介し、節約につながらない自炊のやり方と自炊なしで食費を節約する方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの食費平均は月間3万9864円


 
経済産業省の家計調査によると、2022年4~6月における単身勤労者世帯の食費は平均で「月間3万9864円」です。そのうち、外食にかけている費用は「1万2557円」という数字になっています。外食した回数や一度の食事にかける額も違うので、高いか安いかは一概にいえません。ただ、外食費用が食費全体の3分の1弱なので、自炊によって食費を節約できるのではないでしょうか。
 

一人暮らしにありがちな節約にならない自炊

外食よりも食費を抑えられる可能性が高い自炊ですが、間違った方法では食費がかさんでしまうケースも珍しくありません。ここでは、節約につながらない自炊を解説します。
 

・食材の買いすぎで節約につながらない

食材を買いすぎることで、節約につながらない場合があります。さまざまな食材を安く買う場所といえば基本的にはスーパーですが、ほとんどの場合、家族向けの量に分けて販売されています。そのため、料理に必要な食材をそろえようとすると、一人暮らしでは食材を使いきれず無駄にしてしまうことがあるのです。
 

・自炊したものを食べず外食してしまい食費がかさむ

作った食事を食べずに外食してしまい、食費が二重にかかってしまう場合もあるでしょう。例えば、昼食の弁当を用意して出社しても、仕事の関係で外食しなければならないケースなどです。この場合、自炊した分と外食分の食費がそれぞれかかってしまうので、自炊した費用が無駄になってしまうのです。
 

自炊しなくても食費を抑える方法3選

自炊なしで食費を節約する方法を紹介します。
 

・おかずを自炊せずに買う

おかずは自炊せずに、惣菜などを購入する方法です。おかずの自炊は、材料の買いすぎにつながる可能性があります。そのため、おかずはスーパーの惣菜や冷凍食品などで、その日に食べ切れる量だけを用意すると無駄をなくせます。また、閉店前など時間帯によって惣菜が安くなることもあるので、うまく利用すればさらに節約できます。
 

・主食となるご飯は自分で用意する

主食となるご飯を、自分で用意するのも節約ポイントです。炊いた米は冷凍できるため、まとめて炊いて保存しておきましょう。食べるときは、買ってきたおかずと一緒に温めるだけなので時短にもなります。米5キログラムの価格は、2022年7月の全国平均で1985円です。5キログラムの米で約33合のご飯が炊けるので、一人暮らしなら約40日分になります。
 

・飲食店ではなくコンビニを、コンビニではなくスーパーを利用する

自炊をせずファミリーレストランなどの飲食店を利用している場合、食事はコンビニの食品にすることで節約になるでしょう。近年は野菜が多いものや高タンパクな食品も販売されているため、コンビニの弁当や惣菜で健康的な食生活を送ることも可能です。
 
また、普段コンビニの食品を購入している場合は、スーパーを利用すると節約になります。例えば500ミリリットルのペットボトルの水は、コンビニであれば1本100円~120円程度かかりますが、スーパーであれば1本70円~100円程度で購入できます。小さな金額ですが、食費は基本的に毎日発生するため、積み重なれば大きな金額となります。
 

自炊しなくても節約は可能!自分に合った効率的な方法を見つけましょう

食費の節約といえば真っ先に自炊が挙げられますが、仕事やさまざまな都合により難しい場合もあるでしょう。しかし、それでも節約することは可能です。外食だけの場合は自炊よりも節約できる可能性は低いですが、家で食べる食事を工夫すれば食費を抑えられます。
 
自炊の方法によっては、おかずを買ったほうが節約できるケースもあります。食費を節約したいなら、今の食費の無駄を把握した上で、自分に合った節約方法を見つけましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数,構成比,増減率,寄与度) 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯(2022年 4~6月期)

経済産業省 小売物価統計調査(動向編)

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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