更新日: 2022.10.11 家具・片付け

片づけの美学131 忙しい人にこそおすすめ|片づけ作業4時間でシンプルな部屋掃除

片づけの美学131 忙しい人にこそおすすめ|片づけ作業4時間でシンプルな部屋掃除
時間がない方にこそ試してほしい、4時間チャレンジの片づけ作業・部屋掃除をご紹介します。
 
お部屋の広さは6畳くらいを想定しています。忙しい毎日を送り、眠るために帰宅するような生活をしている方もいらっしゃるでしょう。
例えば、勉強・サークル活動に忙しい学生さん、仕事と趣味で充実した社会人の方、ダブルワークでがんばっている方など、いろんなライフスタイルがあると思います。
 
忙しい人ほど、掃除や片付けのタイミングが限られ、お部屋が荒れがちに。床掃除をするだけで清潔がキープできるお部屋にして、帰宅後のリラックスタイムをもっと楽しみましょう。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

1時間目:4つに分類する

片づける時、必ず「分ける」という作業を最初にします。はじめの1時間で、モノを4つに分けていきましょう。
「必要なモノ」「不用品・ゴミ」「迷うモノ」「思い出」です。
 
「必要なモノ」は、今の生活で使っているモノのことです。頻度は毎日~月に1回程度までにしましょう。
 
「不用品・ゴミ」は、今後も使わないモノのことです。まだ使えるからもったいないと思うモノは、フリマサイトやリサイクルショップで売ってみてはいかがでしょうか。
売る時間がない・面倒くさいと感じた場合、今後も「売るために割く時間」はないでしょう。処分をしましょう。
 
「迷うモノ」は、言葉どおりです。判断に迷って、決断に時間がかかるようなら、迷うモノボックスを作って、入れていきます。
 
「思い出」は、今後使うことはないけれど、思い出の品で取っておきたいと思うモノのことです。
 
4時間で片づけを完結させるために、スピード感がとても大切です。時間を意識して、素早い決断をしましょう。1時間で、1つの決断に1分かけたら、60個しか決められません。しかし、1つの決断を10秒でできたら、360個も決めることができます。
 
1つ1つモノをゆっくり見返すと時間が無限に必要です。
 

2時間目:床の上を意識してモノを分類していく

1時間がたったら、次の段階に入りましょう。床の上の状態を確認して、部屋の端からモノを拾い上げていきます。
拾い上げ終わった所には、何も残っていてはいけません。ベッドの下や机の下も確認します。ついでに掃除機もかけましょう。
 
衣類は、少なければ分類しましょう。多ければ、分類は別の機会に。衣類周辺にある、洗濯前の服、忘れられてホコリだらけの服を見つけて、処理しましょう。
 
ここで、いったん不用品・ゴミを別のスペースに移しましょう。不要なモノがなくなった部屋はこれまでより広く感じると思います。
 

3時間目:ゾーンを決める

モノを分類し終えたら、次はゾーンを決めます。使うモノの中で、もっともよく使うモノ、その次、そのまた次を決めていきます。
 
一般的には、衣類、バッグ、オシャレグッズ・化粧品、勉強道具、趣味のモノ、思い出などがあると思います。
 
今の生活にとって、よく使うグループを決めましょう。
 
例えば、趣味と仕事に忙しい女性の場合、
 

(1) 仕事用の衣類
(2) 化粧品
(3) 趣味の道具

 
このように、よく使うグループのモノは集めておくと便利です。
 
使う頻度が低いモノもグループで集めておきましょう。探し物が減る可能性は十分にあります。
 

4時間目:収納する・掃除する

片づけの最後は、収納です。モノを使いやすい場所に入れていきます。
 
毎日のように使うモノは、目線の高さに入れます。重いモノは、下。軽いモノは、上。これは、地震の時の安全対策にもなります。
 
「思い出」「迷うモノ」は、目立たない場所に入れましょう。取り出しやすさは必要ありません。
 
最後に、不用品を部屋から出せば、片づけ完成です。
 

シンプルな片づけ作業4時間

4時間で片づけを終えるためには、素早い行動が大切です。スッキリ暮らしたいという思いがあれば、モノの分類はスムーズにできる場合が多いです。
 
シンプルなモノの配置になると、忙しい生活にも少し余裕ができ、自宅での滞在がより楽しい時間になると思います。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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