「米・麺・小麦」主食として1食分のコスパが一番いい食材って?

配信日: 2022.11.01

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「米・麺・小麦」主食として1食分のコスパが一番いい食材って?
日本人が主食にしているものは米・麺・小麦などが挙げられます。特に、米は毎日の食事に欠かせないといった声もあり、主食として大切な食材といえるでしょう。ただ、1食当たりのコスパを考えた場合、果たして米が最もコスパがいいのかといえば、ハッキリと答えられる人は少ないようです。
 
そこで、今回は主食として最も1食分のコスパがいい食材を「米・麺・小麦」に限定して比較・解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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各主食の1日当たりの費用は


 
4人家族(夫婦、子ども2人)の場合で考えてみましょう。1ヶ月を30日間とします。
 

・米は1日約136円

農林水産省によると、ごはん茶わん1杯分(炊いたごはん約150グラム)を米に換算すると約65グラムです。子ども茶わん1杯分(ごはん約100グラム)は米に換算すると約48グラムとなります。1日当たりに必要な米は「大人分約65グラム×2人×3食=約390グラム」「子ども分約48グラム×2人×3食=約288グラム」です。
 
「1日に必要な米約678グラム×30日=2万340グラム」で、1ヶ月間で必要な米は約20.34キログラムであることが分かります。1キログラム分が200円なので、4人家族の1ヶ月分の米代は「200円×20.34キログラム=4068円」となるため、30日間で割ると4人分で1日約136円になります。
 

・麺は1日約324円

麺はさまざまな種類がありますが、今回はスパゲティの麺を想定します。スパゲティの麺は1人前80~100グラム程度です。大人100グラム、子ども80グラムとした場合、「大人2人分200グラム×3食分=600グラム」「子ども2人分160グラム×3食=480グラム」、4人家族で1日に必要な麺は1080グラムです。
 
4人家族1ヶ月分は約32.4キログラムとなります。スパゲティの麺が1キログラム約300円なので、4人家族の1ヶ月分で約9720円、1日当たり約324円必要です。
 

・小麦は1日約660円

小麦は6枚切り食パンを想定します。1食当たり大人が2枚、子どもが1枚食べると、1日当たり3袋必要です。6枚切り食パンの1袋分の相場が約220円とすると、「食パン220円×3袋=660円」となります。
 

・コスパ面では米が圧倒的によい

4人家族の場合ですが、米は麺より200円前後、小麦より500円前後も安いです。年間で考えると、約7万2000~18万円の金額差が出ることになります。あくまで1日3食同じ食材を主食にした場合の例ですが、主食以外に使用する食材費を考えると、米を選んで費用の節約をするのもよいでしょう。
 

炊飯時も工夫をして節約を

米・麺・小麦の中で、最もコスパが良いのが米であることが分かりました。そこで、炊飯器で米を炊く際に節約する方法について紹介します。
 

・食べる時間に合わせて炊飯の予約時間を設定する

多くの炊飯器に炊飯時間を予約できる機能があります。食べる時間に合わせて予約しておけば、炊けた後に保温する時間を減らすことが可能です。炊きたてごはんも食べられるため、一石二鳥の方法といえるでしょう。エコ炊きモードを積極的に利用するのもおすすめです。
 

・1日分をまとめて炊く

炊飯器を何度も使用すると、その分電気代がかかってしまいます。そこで、1日に必要な分をまとめて炊き、ごはん茶わん1杯分ずつラップに包んでおけば節約することも可能です。ポイントは炊きたてをラップに包むことで、冷めてから冷凍しておくと炊きたてのおいしさを残したごはんを食べられます。
 

米が最もコスパがよい食材

米・麺・小麦では、米が最もコスパがよいといえます。麺や小麦は米の2~3倍以上の費用が必要です。特に、家族と同居しているなど人数が多いほど費用が高くなります。米は炊飯器で炊く際にエコモードを利用したり、炊飯予約をしたりすればふっくらとしたごはんが食べられる上、電気代を節約することも可能です。炊飯器もさまざまあるので、機能を見て上手に節約しましょう。
 

出典

農林水産省 子どもから、「茶わん1杯のごはんはお米何粒?また、稲だと何株?」と質問されました。目安を教えてください。
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価格.com 白米
価格.com パスタ1kg
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経済産業省 2022年10月1日 省エネ性能カタログ電子版 アーカイブ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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