あなたは大丈夫!? 高学歴なのに内定が出ない学生の4つの特徴
配信日: 2018.05.16 更新日: 2019.01.08
2008年に起こった「リーマンショック」によって、採用を控えていた企業が積極的に採用をしていることが一因のようです。「就職氷河期」を経験した世代にとってはなんともうらやましい話です。
しかし、そんな中で「高学歴なのになかなか内定をもらえない」と嘆く学生も少なくありません。売り手市場の今、どうしてそのようなことが起こるのでしょうか。
今回は、新卒・第二新卒に特化した人材紹介会社「ブラッシュアップ・ジャパン」の下稲葉取締役に、「高学歴なのに内定が出ない学生の特徴」をお伺いしました。
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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高学歴なのに内定が出ない学生の4つの特徴
1.コミュニケーション能力が無いのにプライドが高い
高学歴であることを鼻にかけているタイプは、企業からすると扱いづらいと言えます。企業はチームプレーも多いため、ワンマンで協調性に欠けていると本人も力を発揮できません。
またプライドの高い学生は、倍率の高い有名企業しか受けずに「なかなか内定が出ない」と嘆いているケースがあります。
2.挫折経験が無くて、ストレス耐性に不安がある
高学歴の学生の中には今まで挫折経験が無く、順風満帆に人生を歩んできた場合があります。そのような人は困難にぶつかった際に、人一倍ダメージを受ける可能性があります。
いくら優秀でも、採用側が「この人、何かあった時に乗り越えられるだろうか?」と不安に感じるような人は内定につながらないことが多いようです。
3.勉強してきたことばかりをアピールする
高学歴の学生の中には、面接でいかに勉強を頑張ってきたかばかりのアピールする学生がいます。学歴を見れば、勉強してきたことは十分に分かります。
採用側は、それ以外の部分を見たいものです。その人の人間的な幅の広さ、意外性などを求めていることが多いものです。
4.燃え尽き症候群になっている
難関大学を志し、一生懸命勉強して入学した末に、燃え尽き症候群になってしまう学生がいます。無気力な学生はやはり積極的に採用したいとは思えませんよね。就職活動においては、エネルギー値が低いと厳しいです。
売り手市場では企業が学生を見るように、学生もまた企業を見て判断する
下稲葉氏によると、ブラッシュ・アップジャパンでも、企業から「人材を紹介してほしい」という要望を受けることが、ここ10年で一番多いそうです。
そんな売り手市場で、企業が学生を見るように、学生もまた企業を見て判断します。最近では人欲しさに、説明会で良いことしか言わない企業もあるそうです。
そのような企業に入って、「話が違う」と後悔しないように注意してほしいと下稲葉氏は話していました。
高学歴だからこそ、就職活動では思わぬ落とし穴に苦戦してしまうこともあるようですね。厳しい内容もあったかもしれませんが、高学歴が就活において有利であることは間違いありません。
せっかく努力して手に入れた高い学歴。活かすことができれば大きな武器となりますが、それだけを過信することは危険です。
自分を見つめ直した上で、学歴以外でもアピールポイントを見つけて、就活に臨んでみてください。
Text:FINANCIAL FIELD編集部