6割超の人が2022年夏の電気代が増えたと実感! 冬の節電のポイントとは?
配信日: 2022.12.02
電気代が高くなった背景には、国内外のエネルギー情勢の変化や、原材料費の高騰が挙げられます。政府の節電要請が話題になったことを覚えている人もいるでしょう。
いまだ情勢が見通せないことから、今冬の電気代も厳しくなることが予想されます。物価も高騰しており、節電の重要性は増してくるでしょう。今回は冬の節電ポイントを見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電力消費量の割合が多いのは……?
電気代について、パナソニック株式会社が2022年9月に行ったアンケート調査「家庭での電気代への意識や節電に対する工夫について」(有効回答数:1295)をみてみましょう。
昨夏と比較して電気代が気になったか? という質問に対し、61%の人が「そう思う」と回答、27%の人が「ややそう思う」と回答しました。
電気代が気になった理由として、請求明細を見て電気代の高さを実感した、という人が多いようです。
電気代が気になる家電製品としては、エアコンが87%、冷蔵庫が36%、調理機器が30%という結果です。
また資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」には、「家電製品別の電力消費割合」が掲載されています。それによると、1日の電力消費割合の上位3つは、夏と冬で下記のようになっています。
エアコン…34.2%
冷蔵庫…17.8%
照明…9.6%
エアコン…32.7%
冷蔵庫…14.9%
照明…9.3%
いずれも、エアコン、冷蔵庫、照明で電力消費量の5割以上を占めています。
冬の節電のポイントとは?
それでは、節電のポイントをみていきましょう。
冷暖房エアコンは必要分を十分稼働させる
冬もエアコンは大活躍です。寒さをがまんして体調を崩したり、かぜをひいたりしてしまうのはよくありません。
消費電力を上げないようにフィルターを掃除するなど、メンテナンスをしっかりすること、体感温度を上げる加湿器と併用して使うなどして、冷暖房エアコンの設定温度を上げすぎないよう工夫しましょう。
待機電力を意識して
待機電力を意識して節約しましょう。調理機器などは、使わない時間はコンセントを抜いて小さい節約を意識しましょう。
照明にも配慮
オーソドックスな方法ですが、使用しない部屋の照明は消しておきましょう。
前述したデータのように、1日の消費電力の割合でも、照明は比較的消費割合が多いものですし、日の短い冬季では夏季より長く照明を使うので、節約効果は小さくありません。
冷蔵庫
冷蔵庫は24時間365日通電しており、前述したデータでも、家庭内消費電力で2番目に大きいものでした。
冷蔵ドアの開閉を少なくすること、冷蔵庫に入れる量を少なくし、冷凍室は8分目を心掛けましょう。放熱を妨げないために、上に物を置かないことも有効です。
さらに、周囲に放熱スペースを確保する、冷気の出入り口をふさがない、熱いものは冷まして入れるなども、冷蔵庫で節電のためにできる工夫です。
また、新しいモデルの冷蔵庫は、省電力化が進んでいます。冷蔵庫は生活必需品で365日稼働するものですから、古ければ買い替えを検討してもよいでしょう。
まとめ
冬の節約ポイントを紹介しました。
電気は日々使うものですから、電気代は積み重なって大きな金額になります。冬は照明や暖房を中心として、夏季よりも電気の使用量が増える地域も多くなります。今回紹介した節約術を、ぜひ活用してみてください。
出典
パナソニック株式会社 家庭での電気代への意識や節電に対する工夫について(PR TIMES)
資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 省エネルギー政策について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部