更新日: 2019.01.11 その他暮らし
趣味を副業に。ハンドメイドアクセサリーを販売するための費用っていくら
当時、職場の友だちもハマっていて「どんどん作品ができるので~」と、リングをプレゼントしてもらったことがありました。
この“どんどん出来上がる作品”を販売することを副業にする人が増えています。
Text:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。
サイトで始めてみる
“何か作ってみたい”と始めたハンドメイド。自分の好きな色やデザインで作品が次々出来上がると、ますます夢中になっていきます。
それに従いスキルアップし、作品の質も上質になります。自分用だったものが友人へのプレゼントになり、やがて販売を考えるようになります。
ハンドメイドの作品を集めたサイトが人気になっています。購入・販売が簡単にでき、作品の点数が多いので見ているだけでも楽しいです。自分でホームページを立ち上げるより簡単に始められるので、利用する人が多いのです。
金銭の授受がありますので、直接やり取りするよりも安心な点も人気の理由です。出品するにあたっては、月額の利用料は不要で、販売手数料として売り上げの10%を払うサイトが多いようです。
複数のサイトに出品して、かなりの収入を得ている例もあります。
アクセサリー類の場合、小さな作品でプチプライスな商品が多く、出品している作家さんに聞くと「封書サイズに入らない場合は送料が割高になってしまうことが悩みのタネ」という声がありました。
リアルな店舗にも挑戦
アクセサリー作家のMさんは普通の会社員で、趣味でアクセサリーを作っていました。ハンドメイドの魅力にハマった1人です。
出来上がった作品を職場の同僚に見せていると、その1人が「そんなに上手に作れるのだったら、欲しい人いると思うよ。売ってみたら? ちょうど良いお店がある」と、教えてもらったのは“レンタルボックス”でした。
“レンタルボックス”は定型の空間を借りて自分の商品を陳列し、委託販売をしてくれるお店です。一般的には、ガラス張りの棚を区画割して貸出している場合が多いです。
ビーズのアクセサリーをはじめ、トールペイントや彫金・バッグ・小物など、手作りの個性豊かな作品が並びます。
料金は、毎月決まったボックスの賃料(場所代)+販売手数料です。賃料は、ボックスの位置によって異なります。Mさんが利用しているお店の場合、月額5000~1万2000円で、見やすい場所は高額になります。販売手数料は、売り上げの20%だそうです。
お店によって違いますので、気になるお店を見つけたら、問合せてみると良いと思います。委託販売ですので、お店番をする必要はなく副業にぴったりといえます。
Mさんはボックスを借りて10年以上になるそうです。途中で本業は転職しましたが、長く続いている理由は3つあります。
1.販売をお店に任せられる
2.お店の人からお客さんのニーズなどのアドバイスを聞くことができる
3.自分のペースで作品を作ることができる
レンタルボックスのお店の多くは、商業施設に入っています。この立地の良さも魅力だと思います。一等地に自分のお店を持てるなんて素敵です。
お店の人からは「短い周期で作品を入れ替えている人は成功している」とアドバイスを受けたそうです。Mさんが売れっ子作家になることを応援したいと思います。
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士