冬本番を迎える前にできる暖房費の抑え方は?
配信日: 2022.12.16
本記事では、夏よりも冬のほうが電気代がかかってしまう仕組みをはじめ、冬の電気代を抑えるためにできる工夫をいくつか紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
冬にかかる暖房費の抑え方とは
一般的には冷房をつける夏に比べて、暖房をつける冬の電気代のほうが高くなる傾向があるといわれています。その理由のひとつとしては、冬は外と部屋の中の温度差が大きい点が挙げられます。外の気温が低い場合、室温とエアコンの設定温度との差が大きくなりがちで、その差が大きくなればなるほど消費電力が増えてしまい、電気代が高くなります。
また、冬は日照時間が短く、部屋の電気をつける時間が長くなりがちである点や、寒くて外に出ず、家の中で暖房をつけて過ごす時間が長くなりやすい点も、冬の電気代の高さと関係しています。このように、夏に比べて冬は暖房費がかかりがちですが、その暖房費を抑える方法がいくつかあるため、ここから紹介していきます。
・エアコンの使い方を効率よくする
エアコンは電源をつけて運転を始めるときに大きな電力を使います。短時間でつけたり消したりを繰り返すと消費電力が高くなるため、短時間の外出であればそのたびに電源を消すのではなく、つけたままにしておくほうがよいでしょう。
また、風量設定についても「自動運転」にすれば部屋の温度に合わせて自動で風量を調整してくれるため、必要以上の風量を出さずに部屋を快適な温度にできます。さらに、エアコンのフィルターにホコリがたまっていると暖房の効きが悪くなり、消費電力も上がってしまう点にも注意が必要です。そのような状態を防ぐためにも、定期的なフィルター清掃を心がけましょう。
・湿度を上げる
部屋の湿度が上がると体感温度が高くなるため、加湿器をつけながら暖房をかければ、暖房は低い温度でも暖かく感じられるでしょう。加湿器にはヒーター式、気化式、超音波式など、さまざまな種類があり、それぞれ特徴やかかる電気代が異なるため、目的に合ったものを選ぶことが大切です。また、加湿器をつけることで部屋の乾燥対策にもなるため、一石二鳥の効果が得られるでしょう。
・カーテンを工夫する
外から冷たい空気が入り込んだり、部屋の暖かい空気が逃げたりする窓への対策も、冬の暖房費を抑えるうえでは重要な役割を果たします。窓ガラスに断熱シートを貼ったり、カーテンを遮光カーテンにしたりするとよいです。
特に遮光カーテンは生地が厚く、光だけでなく熱を遮る効果も高いため、窓からの冷気が部屋に流れ込むのを防いでくれるでしょう。なお、カーテンの丈が短い場合はそこから冷気が流れ込んでしまうため、窓が隠れる丈のカーテンをつけたり、短い場合はバスタオルなどで隙間をふさいだりするなどの対策をすることが大切です。
工夫して暖房費を抑える努力をしよう
夏に比べて室温とエアコンの設定温度との差が大きくなりがちな冬は、電気代が高くなる傾向があります。なるべく電気代を抑えるためには、本記事で紹介したようにエアコンの使い方を見直したり、加湿器を使って部屋の湿度を上げたりするなどの工夫をすることが効果的です。暖房費を抑えたい人はぜひ、できる工夫から始めてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部