「車のサブスク」ってどんなサービス?「向いてる人・向かない人」について解説

配信日: 2022.12.13

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「車のサブスク」ってどんなサービス?「向いてる人・向かない人」について解説
最近よく聞くようになった「車のサブスク」。サブスクリプションと聞くと動画や音楽の配信サービスの印象が強いかと思いますが、車のサブスクとは一体どのようなサービスなのでしょうか。本記事では、車のサブスクの特徴や向いている人、向いていない人について解説していきます。

一言でいうと「リース契約」

車のサブスクリプションサービスは、「リース会社から車を一定期間借りるリース契約」という形態をとっています。車を購入すると車両本体の費用だけでなく、税金やメンテナンス費用をはじめとした維持費用がかかります。
 
車のサブスクにおいては、契約内容にもよりますが、これらの車にかかる諸費用をすべて含んだ月額料金を支払うことで利用できるサービスといえばわかりやすいかもしれません。
 

車のサブスクの特徴は?

それでは車のサブスクについて詳しく見ていきましょう。ここでは3つの特徴についてご紹介します。
 

新車と同じように車選びができる

リース契約とはいえ、基本的には新車を買うときと同じ感覚で契約することができます。決まった車種しか選べないのではなく、好きなグレードのものを選んだり、オプションパーツを組み合わせたりできるということはメリットに感じられます。サブスク契約は契約内容にもよりますが、基本的には新車に乗ることができるサービスです。
 

支払いの管理がしやすい

車を購入すると車両本体やオプションの費用に加え、「自動車税」、車検時にかかる「重量税」、「自賠責保険料」、都度発生するメンテナンス費用がかかります。
 
一方、サブスク契約では、例えば5年分の費用を合算してそれを60ヶ月で均等に分割して支払います。「今月は車検の月だ」「車の調子が悪くなった、修理に出さないと……」などといった突発的な出費もありませんので車にかかわる支払いを平準化でき、家計の資金計画をしっかりと立てられます。
 

普通に買うよりもお得感がある

例えば300万円の車を5年ローン(60回払い)で購入する場合、毎月5万円+金利を支払っていくことになります。一方、サブスクの場合は5年後の車の価値を前もって算出し、その価値を据え置き、差し引いた残りの金額を支払います。
 
例えば5年後に100万円の価値が想定されるのであれば、それを差し引いた200万円に税金や保険料、メンテナンス費用などを合算して支払います。契約期間終了後は車を返却することにはなりますが、トータルコストで見た場合はお得感があると感じられるでしょう。
 

車のサブスクに向いている人、いない人

最後に車のサブスク契約を検討している方向けに、サブスクが向いている人、逆に向いていない人について確認していきましょう。
 

向いている人

サブスク契約の多くは1~5年という一定の期間に車を借りるサービスなので、この期間内しか車を使わない人に向いています。また、サブスク契約では車の費用の頭金が不要なので、常に新車に乗りたい方には合っています。さらに、車にかかるお金が変動してほしくない人、車をコスパで選ぶ方にとっても向いているといえます。
 

向いていない人

サブスク契約のデメリットの一つとして、走行距離制限があります。契約プランにより月500~2000km程度の制約があるため、この距離以上車を利用する人には向いていません。また車のカスタマイズは禁止されているプランもあるため、車いじりが好きな方や、一台の車を長期間保有し続けたいという方にも向いていないでしょう。
 

使い方によってはコスパ抜群! サブスク利用を検討しよう

このように車のサブスクは車の使い方や車に対する考え方が合致する方にはお得に利用できるサービスといえます。車の購入や買い替えを検討する際、サブスクサービスも選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。
 
ただし、サブスクのプランはさまざまで一部デメリットもあるので、「月額〇〇円から利用できる~」などといったお得感のあるコピーに惑わされず、ご自身に合った車の利用方法とサブスクプランの吟味をしましょう。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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